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2014年10月13日月曜日

[CDレビュー]  Ray「Milky Ray」

Ray/Milky Ray<初回限定盤>」
(2014/6/4)

1. lull ~そして僕らは~
2. やわじゃないDID!! -Catch me! To LOVEる-
3. Magical革命Girl Rainy Ray
4. 頑張るな!Boys&Girls
5. twin portion
6. You’re my jewel
7. a-ha…!
8. 脳天KICK VOICE
9. I’m MONSTERちゃん
10. ココアポット・シティ
11. fragment love
12. ebb and flow
13. lull ~Earth color of a calm~ 
お気に入り度:★★★★★★★ (7/10)




アニソン歌手、Rayの2ndアルバム。I'veの歌姫の作品なだけあって、
今作もデジタルサウンドを中心としたポップスの数々が聴けるアルバムとなっています。

その可愛らしいルックス、さらには曲名の数々からしてアイドルっぽさが感じられるのが特徴。
Rayさんのボーカルは甘めの声質でありながらも、曲ごとに緩急はうまくつけられてます。
4曲目「頑張るな!Boys&Girls」は「♪少し力抜いて」と優しく歌いかけてくれる
応援ソングでありながらも、曲後半では勢い余るかのように、
「♪踏ん張りな!」「♪強く力込めて」と歌ってしまっている。
気持ちを抑えきれない姿を歌うところが何とも健気です。
9曲目「I’m MONSTERちゃん」は、モンスターにちゃん付けしてしまうという
その発想からして面白い。疾走感のあるサウンドも質が高く、キュートで痛快。
上記2曲は、らしさが存分に出ていて良かったです。
しかし今作はI'veの作家の中でも一番の実力者である、高瀬一矢さんが
1曲も参加していないこともあってか、I've soundの醍醐味である、
聴きこむほどに深みがあるトランスナンバーは5曲目「twin portion」ぐらいでした。
序盤3曲や終盤3曲などはどれもごく普通のポップスやバラード曲といった感じで、
突き抜けたものがない。6曲目のバラード曲「You’re my jewel」に至っては
黒崎真音さん作詞ということで期待したものの、肝心のメロディが全く印象に残らず。
これでは、上位互換的な存在であるKOTOKOさんには追いつけないなと・・・
キュートな魅力を存分に発揮できるように、作家陣はもっと良い曲を作ってあげて欲しいところ。
作詞作曲ともに自作では無いだけになおさら提供曲の出来が大事なはず。次作以降に期待です。







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