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2014年10月12日日曜日

[CDレビュー]  オズ「オズと魔法使い」


オズ「 オズと魔法使い」
(2011/10/12)

1. リプカレント
2. ライオン
3. ぱらっぱー
4. ディスコレーション
5. フラループ
6. セツナ
7. オペラ座
8. リンキー
9. スカイライン
10. つよがり 
お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10)




2011年にリリ-スされた、オズの1stアルバム。
沖縄出身アーティストはご存知の通り実力者揃い、特に女性ボーカルバンドは
個人的にも好きなバンドばかりということか十分に分かる作品でした。

ボーカルのNARUMIさんのキュートかつパンチの効いた歌声が印象的で、
なおかつ楽曲の方も良い。特に前半の1~4曲目は素晴らしいです。
2曲目「ライオン」は「♪ライオンこわいよ ライオンでっかいよー」と歌うBメロが
一度聴いたら忘れられない。怖いと思いつつも憧れる人のことをライオンと例えた曲で、
これは良い比喩表現だなと。歌詞に思わず共感してしまいます。
「ライオン」「Ride on」をかけるところもうまいと思いました。
3曲目「ぱらっぱー」ではライブで盛り上がること確実な能天気アッパーチューン。
一見勢い任せに見えますが、演奏の方には確かな実力が感じられる。特にベースが良い。
4曲目「ディスコレーション」は飲み会ではしゃぐ姿を歌った曲で、
元気いっぱいな歌声が聴いていて楽しい。編曲の方はキラキラ感をうまく演出しており、
間奏部分にも演奏の勢いが感じられる。こちらも勢い任せなだけではない名曲です。

歌詞はいかにも今どきの女性が作ったという雰囲気ながらも、
それなりに練られてはいる。キャピキャピした感じの女性ボーカルバンドは
いわゆる音楽通にはウケにくい傾向があるように思いますが、
個人的には聴いていてスカっと爽快感を感じられる曲が多いバンドなので大歓迎。
アルバム後半にもキラーチューンがあればなお良かったですが、
これならば2ndアルバムにも期待できるし、伸びしろだってまだまだあると思いました。
そして次作へ続く・・・







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