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2014年10月24日金曜日

[CDレビュー]  水樹奈々「禁断のレジスタンス」


水樹奈々「 禁断のレジスタンス」
(2014/10/15)

1. 禁断のレジスタンス
2. BLUE     
3. ドリームライダー 




水樹奈々の通算30枚目となるニューシングル。まず表題曲「禁断のレジスタンス」は
イントロを聴いた時点から傑作だと確信しました。フィドル(バイオリン)の旋律が美しい。
これにストリングスと電子音が効果的に絡まっていくところが、とにかく煌びやかで、
なおかつスケール感があって最高。名づけてシンフォニックデジロック。
サビが二重構造になっているのも良い。今作も聴けば聴くほどに深みを感じる曲となってます。
作曲編曲の加藤裕介さんは調べたところによると実績のある作曲家なようですが、その中でも今作がNo.1の名曲では。
本人自作の歌詞についても、アニソンの王道といった感じでサウンドにピッタリとハマッていました。

2曲目「BLUE」はピアノのみの演奏から、徐々にストリングスなどの楽器の音が入っていき、
後半にいくにつれて盛り上がっていくバラード曲。
編曲はElements Gardenの藤間仁さんでしたが、今作に関してはむしろ1曲目の方がエレガっぽい。
3曲目「ドリームライダー」はダンサブルなデジタルポップ。
とても前向きな曲で、その歌唱や歌詞には聴いていて元気をもらえそう。
「人生」と書いて「シナリオ」と読ませるところもひねりが効いていて面白いです。

今作はクレジットを見た段階で、表題曲にElements Gardenの名前が無いとはガッカリだ・・・
と一瞬思ってしまいましたが、大変失礼いたしました! 
歴代のエレガメンバー作による名曲に勝るとも劣らないほどの傑作でした。
歌唱については今更語るまでもないほどに素晴らしいですので、
どうか楽曲の方が、今作の表題曲並みにハイレベルな曲が提供され続けられることを願ってます。







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