8月17日(日曜日)、大阪・梅田CLUB QUATTROにて行われた、Aldiousのライブに行ってきました。 近年次々とデビューしている、ガールズメタルバンドの先駆者的存在であるAldious。 その結成の地である大阪にて、この日ツアーファイナルを迎えるということで、 今回初めてライブの方に参戦してきました。 まず1曲目、最新アルバムのリードトラックの曲である「Butterfly Effect」という 大好きな曲をいきなりやってくれました。そのステージを見た時点から、 このバンドはスゴい! モノが違う! と感じました。 ここまで激しさと美しさを兼ね備えたバンドは唯一無二だ。 特に間奏部分にて、髪をふり乱してヘドバンしながら楽器を演奏する姿には大興奮。 同じガールズメタルバンドでも、Aldiousが他のバンドと違うところは、 儚げな美しさを感じるということ。これはやはりボーカルの声質によるところが大きい。 Re:NOさんの歌唱については、加入当初は主にネット上にて賛否両論があったようですが、 今回生で聴いた限りでは、十分に声出てるじゃないかと思いました。 今までのメタル歌手の中にはいなかったような、切なげで透き通ったその歌声が、 曲の中でうまく溶けあっている。CDレビューの際にも書きましたが、 この声質にこのサウンドという組み合わせは、他のどの歌手、どのバンドにも無いものであり 大きな武器になると、あらためて感じることができました。 ライブ前半には、ボーカルのRe:NOさんがアコギを持ち、自らが18歳の頃に作った曲 「胸三寸」を、ギターのトキさんとの2人によるアコースティック形式で聴かせる場面もありました。バンドに加入する遥か前から、作詞作曲活動をしていたとは意外でしたね。 その直後には楽器隊の4人によるインスト曲も披露され、これには演奏技術の高さを見せつけられました。 MCでは、まずギターのトキさんが大阪出身ということで、地元に帰ってきたという話と、 さらに最近は関西弁じゃなくなってきてると言われることを否定する発言がありました。 そしてベースのサワさんは、手持ちの連絡帳を取り出して、これからのライブの告知を する場面がありましたが、サワさんのしゃべりはずいぶんアニメ声っぽいしゃべりで、 メンバーで1人だけキャラが違うような気がしました(笑) でもこれもまた個性ってことで良いと思います。 最後には「世界制服を狙ってます。ウソです」という、謎のコメントが。 これに対してギターのトキさんから「サワは肉食女だから。昔は肉を食べれなかったけど 北海道に行ってジンギスカンを食べて以来、今では肉を食べまくるようになって、 最近では世界制服とか言い出すようになった」という解説が。 肉を食べるようになったことでそこまで発言が飛躍するのか! そしてギターのYoshiさんからは「途中からヘドバンしてないのに気づいた人いる?」 という発言が。なんと途中で首を痛めてしまったらしいです。 Re:NOさんに「こっち向いて」と言われると体ごと向く場面が。 さらにライブ終盤ではトキさんから「あっち向いてホイ♪」というフリが。 これは危ない! どうか首の方はお大事にして欲しいです。 セットリストについては、最新アルバムの収録曲ほぼ全曲をやってくれました。 「Dominator」は特に素晴らしかったですね。メンバーと一緒にヘドバン、ヘドバン、またヘドバン!って感じで最高に盛り上がりました。 さらに1st~3ndアルバムからは「Defended Desire」「夜桜」「Misty Moon」「Luft」 といった人気曲の数々をやってくれたのも良かったです。 アンコールは計2度も起こりました。 1度目のアンコールでは、バラード曲の「I Don’t Like Me」、 さらには初期の名曲でこれまた個人的にも大好きな曲である「Deep」、 そして「Ultimate Melodious」の計3曲をやってくれました。 2度目のアンコールでは、まず「White Crow」が演奏され、 その後メンバー1人1人が、今回来てくれたファンに向けて挨拶がされました。 普段は前に出ることがないというドラムのArutoさんもステージの最前列まできて みんなの前で挨拶。「緊張しますね」とのことでした。 そして最後に、ボーカルのRe:NOさんからこんな挨拶が。 「私事になりますが・・・ 知ってる人は知ってると思うけど、 私は今までいろんな活動をしてきました。やりたいことは全部やるという思いで ここまでやってきましたが、2年前からこのバンドに入らせてもらって、 これだけ1つのことのみに打ち込んだのは初めてだった」 という言葉の直後に、Re:NOさんの目から涙が・・・タオルで涙を拭う姿が。 さらにその姿を見たギターのYoshiさんも、思わずもらい泣きしたようで、 これには観客から大きな声援が上がってました。まさに感動のツアーファイナル。 最後には「これからもよろしくお願いします」という言葉の後、 「Red strings」というライブの締めにふさわしい、優しい曲にてライブ終了いたしました。 Aldiousのライブには初参戦でしたが、本当に行って良かったです! 今回一緒に行かせて頂いた、既に10回ほどライブを見たことがあるファンの大先輩方も 今までの中でも一番良かったという言葉を残していました。 世間的にはAldious以前にそもそも嬢メタルというジャンル自体が、 マイナー中のマイナーな存在であるといえるでしょうが、それでもどうか、 少しでも多くの音楽好きの皆さんにこのバンドの魅力が知れ渡って欲しいと感じました。
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2014年8月19日火曜日
[ライブレポ] Aldious Live Tour 2014 "Dazed and Delight"
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