ウルフルズ「 ONE MIND (初回生産限定盤:ベストアルバム付き 復活だぜ!!盤/復活記念77,777枚限定)」 (2014/5/21) ディスク:1 1. あーだこーだそーだ! 2. どうでもよすぎ 3. とまらへん 4. ヒーロー 5. ブヤカシャー! 6. らせんのファンタジー 7. あついのがすき 8. ど真ん中 9. きこえてくるのはいつもココロの声 10. わかるぜ!その気持ち 11. ジャンケン 12. あついのがすき -reprise- 13. メイド イン ジャパン ディスク:2 1. ガッツだぜ!! 2. バンザイ ~好きでよかった~ 3. 借金大王 4. 大阪ストラット 5. SUN SUN SUN ’95 6. それが答えだ! 7. かわいいひと 8. 笑えれば 9. ええねん 10. サムライソウル お気に入り度:★★★★★★★★ (8/10) ウルフルズの通算12枚目のオリジナルアルバム。 活動休止期間を経て、約7年ぶりのリリースとなったアルバム作品です。 まず1曲目「あーだこーだそーだ!」を聴いた瞬間、 よくぞ帰ってきてくれた!と思いました。ミドルテンポ曲でここまで 奔放さとエネルギッシュさを感じられるのは、まさに彼らの曲ならでは。 そして今作のリードトラックである2曲目「どうでもよすぎ」は メロディ自体は単調ながらも、荒削りかつ豪快に突き進んでいく感じが良い。 ボーカルのトータス松本さんの歌いっぷりが素晴らしいんですよね。 3曲目「とまらへん」はラブバラード曲。このタイトルからすると意外でした。 涙がとまらへんと歌う切ない曲ですが、こういう曲でもエネルギーを感じられるのが良い。 4曲目「ヒーロー」は歌詞が素晴らしい。子供の頃に憧れたヒーローとはかけ離れた 自分の姿を嘆きつつも、少しでもヒーローに近づきたいと歌う姿に共感できる。 5曲目「ブヤカシャー!」はバンドとしての一体感を感じる。「4人の力」という歌詞は まさにウルフルズの4人を歌ったものだろうなと。サウンドは昭和のGSっぽい。 6曲目「らせんのファンタジー」は家族の絆を歌った曲。歌詞に暖かさを感じる。 7曲目「あついのがすき」は、配信限定でリリースされた曲が待望のCD化。 数年前にミズノのCMソングとして、野球少年が泥んこになってプレーする姿をバックに 「♪誰にも負けないぜ 負けるわけないぜ」と歌われてるのを見た瞬間から 間違いなくこれは名曲だと思ってました。フルで聴くと実はラブソングだったんですね。 メロディがこれまでの曲の中でも一番良い上に、らしさが存分に出ている。 この曲こそが今作のリードトラックで良かったのではと思いました。 前半から中盤までは良かったのですが、しかし後半の曲はどれも普通かなという印象で、 メロディが弱く感じる曲が多かったのが惜しいところ。 11曲目「ジャンケン」なども歌詞は特徴的で良いのに、サビメロが単調な気が。 ラスト曲「メイド イン ジャパン」は47都道府県が総登場する歌詞が面白い上に、 曲調にも勢いがあったので、この曲で終わってくれたのは良かったです。 以前から彼らの曲についてはシングル曲>アルバム曲という傾向が はっきりしていた印象でしたが、今作を聴いて尚更そう感じました。 なぜなら、今作の初回限定盤には10曲入りのベストアルバムが付いてきたわけですが、 そのベスト曲(シングル曲)の数々はあらためて聴いても名曲過ぎて・・・ 自分が中高生の頃によく聴き、カラオケでもよく歌っていた、 そんなバンドがついに復活してくれたことが嬉しく感じました。 これからもまた、名曲をたくさんリリースしてくれることを期待したいです。
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2014年8月8日金曜日
[CDレビュー] ウルフルズ「ONE MIND」
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