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2014年6月1日日曜日

[CDレビュー]  KAMEN RIDER GIRLS「exploded」


KAMEN RIDER GIRLS「 exploded  CD【初回限定盤】」
(2014/3/19)

1. exploded
2. Warning! Burning!
3. E-X-A (Exciting × Attitude)
4. 時の華
5. Atomic Girl
6. Go get'em
7. デイズ!
8. Primary colors
9. Climax Jump Erica form
10. SSS ~Shock Shocker Shockest~
11. Mission Complete
12. Overdrive Generation
13. L.U.V. ~Love Under Virginia~
14. ドラゴン・ロード 2014 
15. デイズ! 安田奈央Ver.   
16. 帰り道 (Primary colors rewriting by鷲見友美ジェナ.)
お気に入り度:★★★★★★★★★★ (10/10)




KAMEN RIDER GIRLSの2ndアルバム。
あまりにも素晴らし過ぎて、言葉に表しようがない。
それでもCDレビューブログを名乗る以上は、書かないわけにはいかないということで、
今回書かせて頂きました。当然のことながら全曲レビューです。

まず1曲目「exploded」を聴くと、今作は前作以上にメタル色が強くなっているのが
一目瞭然で分かる。サビメロの抑揚の少なさをコーラスでカバーし、
そしてラストで一気にキーが上がって、文字通り一点突破でドカーンとくるという曲構成には、
聴けば聴くほどハマっていきました。1曲目からこんなにも見事な曲を歌ってくれるとは。
2曲目「Warning! Burning!」も完全にメタル。怒りをぶつけまくるかのような曲ですが
歌詞は「♪イライラ前線北上中」などといったように比較的親しみやすい内容。
3曲目「E-X-A (Exciting × Attitude)」は和テイストの入ったお祭りロックナンバー。
豪華絢爛でダンサブルなアレンジに加えて「♪ソイヤ!ソイヤ!」といった掛け声に
盛り上がらずにはいられない。最高! 「EXA」と書いて「いくさ」と読ませるのもうまい。
4曲目「時の華」は哀愁漂うバラード調から、中盤で一気に盛り上がる曲展開が良い。
華が散りゆく姿が目に浮かぶかのような、セツナロック最高です。
5曲目「Atomic Girl」は洋楽HR風サウンドにのせて、KAMEN RIDER GIRLSの
可愛らしい一面を歌った曲。「♪仮面脱イダー」ってこれまたうまいこと言いますね。

6曲目「Go get'em」は疾走感のあるデジロック風アレンジが素晴らしい上に、
「♪何かを得て何か失う? そんな言葉信じない
勝利を手にした者だけが 欲しいすべて手に入れる」
といった歌詞が良い。なんて豪傑なんだ。シングル曲なだけあって文句無しの名曲。
7曲目「デイズ!」は痛快なガールズロック。ギターが鳴りまくってるのも良い。
8曲目「Primary colors」は別れを歌ったバラード曲。
恋と夢のどちらを取るかで、夢を取ったという内容の歌詞が印象に残る。
9曲目「Climax Jump Erica form」はAAAの曲のカバーですが、
編曲の方はずいぶんと軽いピコピコアレンジになっており、
アルバムの中でこの曲だけ明らかに異色。でも今作のアクセントとしては有りか。
10曲目「SSS ~Shock Shocker Shockest~」はショッカーのテーマソングである
極上メロディックメタル。悪を歌った曲が、これほどまでに素晴らしいだなんて・・・
「♪逆にもうカッコいいとか思った君なら」という歌詞がありますが、
むしろこんなのカッコいいと思わずにはいられないです。
女性版聖飢魔Ⅱ。まさに極悪、最悪!(誉め言葉です)

11曲目「Mission Complete」は切なさ漂うバンドサウンドにのせて、
たとえ辛くても、少しづつでも前に進もうとする姿を歌った曲。これは胸にくる。
「♪主役(ヒーロー)は自分だよね」などといった歌詞も良いです。
12曲目「Overdrive Generation」はロックンロールと父親との思い出を歌った曲で、
これまた歌詞サウンドともに素晴らしい。たまらないほど懐かしい気持ちにさせてくれる。
13曲目「L.U.V. ~Love Under Virginia~」はブラスロック風のアレンジで聴かせる
豪快なラブソング。サビの歌唱にパンチ力がある上に、編曲が素晴らしい。
間奏でピアノソロが登場するところも最高。まるで筋肉少女帯みたいだ。
そしてボーナストラックの14曲目「ドラゴン・ロード 2014」は
初期の仮面ライダーの曲のカバー。シンセアレンジが懐かしくも新しい。これまた名曲!
男性ボーカルがメインの曲となってますが、歌っているのは串田アキラさんなんですね。
続くボーナストラックの15曲目16曲目は、7、8曲目のソロバージョンですが、
TYPE-C盤にて歌っている2人の歌唱力は微妙なので、これはあくまでファン向けかなと。
メンバーの歌唱に関しては名倉かおりさんが一番上手い。声質は上木彩矢さんに似てますね。

2014年の私的ベストディスクはこれで決まりです。
これほどまでの超名盤を超える作品なんて年内には出ないでしょう。
まさに激熱!! メロディ、編曲も最高レベルな上に、歌詞も軒並み質が高い。
これと似たタイプの作品となると、JAMの4th、6thベストアルバムや、
ハイカラの2nd、3rdアルバムなどにも肩を並べるぐらいの名盤アルバムといっていい。
とりあえずJAM Projectが好きな人は、今作は絶対に聴くべきとして、
さらにはLiSA、藍井エイルなどのロック系女性アニソン歌手が好きな人も、
Cyntiaなどの女性Vo.メタルが好きな人も、しょこロックが好きな人も、
とにかく当ブログで主に取り上げるアーティスト達が良いと思ってくれている人ならば
ぜひ聴いてみましょう。当ブログの総決算的作品です。







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