平野綾「 vivid (初回限定盤)(DVD付)」 (2014/2/19) 1. vivid ~inst~ 2. Let’s Go! 3. Up To Date 4. Promise 5. TOxxxIC 6. ダブル 7. のんびりしましょ 8. Logic Girl 9. 星屑ガランドウ 10. Keep On Runnin’ 11. もっともっと 12. 光の果てに お気に入り度:★★★★★★★☆ (7.5/10) 平野綾の3rdオリジナルアルバム。 コレクティブアルバムとしてリリースされた前作「FRAGMENTS」は実験的な曲が多く、 あーや流ガールズロックというコンセプトは捨てたのかと思ってしまうような 曲ばかりだっただけに、果たして今作はどうなるのかという不安な気持ちで聴きました。 まずインストを挟んだ直後の2、3曲目を聴いた時点では、 1st・2ndアルバムの頃のガールズロックが戻ってきたか?と思いましたが、 続く4曲目「Promise」はバラード曲。さぁここからさらに盛り上がるぞという このタイミングでバラードを入れてしまうのは・・・ そして5曲目「TOxxxIC」は打ち込み色の強いダンスサウンド、 6曲目「ダブル」はジャズテイストの曲といったように、前作同様様々なジャンルの 楽曲に挑戦していますが、1st・2ndの頃の曲と比べると総じてサビが弱めなのが惜しい。 さらに7曲目「のんびりしましょ」はボサノバ風のおしゃれポップでしたが、 これははっきり言って退屈。こういう曲は彼女に求めてない。花澤香菜さん辺りにでも歌わせておけばいいのでは。 そんな中で9曲目「星屑ガランドウ」は文句無しに素晴らしかったです。 イントロからして豪快に弾けまくりのデジロック系サウンドを聴いた時点で 「Set me free」や「LOVE&GUN」に並ぶぐらいの傑作を予感させてくれる。 その予感通りの曲でした。サビの強さがダントツで、さらに歌唱の方もキレキレ。 メロディに伸びがあるからこそ、ボーカルがより生きている。 この曲を作ったのは、すずむPというニコニコ動画出身のクリエイターですが、 やっぱりニコ動発のデジロック系楽曲はレベルが高い。サウンドはもちろんとして、 歌詞もしっかりしてます。なんならすずむPが今作の大多数の曲を作っても良かった。 今作はPan Pacific Fictionという制作チーム(?)が多くの楽曲を提供してましたが、 しかしこれらの曲を聴く限りでは、1st・2ndアルバムの楽曲を担当した 黒須克彦さん、nishi-kenさんカムバック!と思ってしまいました。 彼女の声優・タレントとしての活動内容や、本人の言動などについてはあまりよく知らないのですが、それでもボーカリストとしては魅力を感じる。 それに加えて、あーや流ガールズロックと呼ばれた楽曲は抜群に良いと思っていただけに どうか2ndアルバムの頃のようなロック歌手としての復活を望みたいです。
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2014年6月19日木曜日
[CDレビュー] 平野綾「vivid」
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