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2014年6月24日火曜日

[CDレビュー]  ELISA「white pulsation」


ELISA「 white pulsation」
(2009/1/21)

1. Prologue (インスト)
2. euphoric field
3. ENDLESS ANTHOLOGY
4. HIKARI
5. 時の迷宮
6. Shining Wind
7. BUTTERFLY~眠れぬ森の蝶々~
8. ebullient future
9. 鵬翼のプロフェシア
10. Liar night
11. 雪花幻想曲
12. ミカエルは眠る~dans le coeur~
13. Epilogue (インスト) 
お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10)




2009年にリリースされた、ELISAの1stアルバム。
アニソン系アーティストの中でもとりわけ透き通った美しい歌声と、
優雅で格調高い楽曲の数々が聴けるアルバムです。自身が幼少期から聴いていたという、
クラシックの影響を存分に感じさせる作品となりました。

全英語詞の2曲目「euphoric field」、8曲目「ebullient future」は
そんな今作を代表するかのような、神々しいシンフォニック系アッパーチューン。
作曲編曲は天門さんというアニメーション作曲家が担当しているだけあって、
まるで天国への扉を開けたかのような曲世界が広がっている。名曲です。

さらにElements Gardenの上松さん作詞作曲の3曲目「ENDLESS ANTHOLOGY」は
サビや間奏部分でとりわけ勢いのあるストリングスの音が入ることにより、
愛する人への強い気持ちを歌った曲世界を一層盛り立てている。
「♪鳥になりたかった」というサビの歌詞も印象的です。
9曲目「鵬翼のプロフェシア」は志倉千代丸さん作詞作曲。
序盤から荘厳なコーラスが入る、シンフォニックロック系の曲で、
この作家陣の名前を見ただけで、なぜもっと早く聴かなかったんだと思った作品でした。

6曲目「Shining Wind」ではサビでデジタル系サウンドをうまく融合させたり、
12曲目「ミカエルは眠る~dans le coeur~」が幻想的なバラード曲で癒されたりと
曲種の方も多彩。ただ個人的にはハマる曲とそうでない曲の差が大きかったか。
ELISAさんの歌唱は十分上手いですが、昨年リリースのシングル「REALISM」のような
あっと驚く超絶ハイトーン歌唱を聴かせる場面はこの時点では無かったです。
まもなくリリースされる4thアルバム「AS LIFE」では、「REALISM」も収録されるだけに
今作以上に素晴らしい作品になっているのではないかと期待しています。



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