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2014年6月7日土曜日

[CDレビュー]  Crush Tears「Crush Tears I」


Crush Tears「 Crush Tears I」
(2010/8/25)

1. Astro Rider 
2. Communication Breakdown
3. Angel
4. 再起動ダンディズム
5. 私は風
6. 祈りよりツヨイチカイ
7. アトミックセバスチャン 
8. 閃光の瞬き
9. 愛の臨界
10. 28時
11. White Wing
12. 愛を貫け 
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)




2010年にリリースされた、Crush Tearsの1stアルバム。
声優の小林ゆうさん率いる、2人組ロックユニットの作品です。
いつもお世話になっている音楽ブログ「アニメと漫画と音楽と」の紹介で知った
アーティストでしたが、これを機会に知ることができて本当に良かったと思いました。

その見た目から分かる通りに、今作の楽曲の方にはV系要素の入った曲もありますが、
それ以上に、90年代のガールズロックを現代に蘇らせたかのような曲が多いと感じました。
今作の楽曲提供者たちの名前を見ればそうなるのも納得です。
まず1、2曲目を聴いた時点で、傑作であることを確信させられる内容。
バイクに乗って銀河を駆け抜ける姿を歌った、1曲目「Astro Rider」には
たまらないほどに懐かしい気持ちにさせてくれる。なんて夢に溢れた曲なんだ・・・
そして2曲目「Communication Breakdown」は今作の私的ベストトラック。
サビの突破力が素晴らしい! 作詞に田村直美さんが参加してるだけあって、
こういう感じのラブソングは90年代っぽいとも思いました。

そして今作で最もインパクトのあった曲が、4曲目「再起動ダンディズム」。
この曲はなんと、作詞とゲストボーカルが大槻ケンヂさん、
そして作曲はNARASAKIさんという、特撮の2人により作られたハードコアナンバー。
シャウトの入った歌唱も印象的ですが、それ以上に歌詞がオーケンワールド過ぎる。
まさに異世界へトリップしたかのような曲。「♪カサブランカへ!」がハマり過ぎです。

小林ゆうさんの歌唱については、女性ボーカルにしては中性的に感じられる。
高音も出てますが、それ以上に中低音の声の響きが素晴らしいと、
6曲目「祈りよりツヨイチカイ」を聴いて感じました。
この曲は作詞作曲が田村直美さんというだけあって、曲の出来の方もさすが。
さらに8曲目「閃光の瞬き」も作曲が川島だりあさんというこれまた90年代に
FEEL SO BADなどで活躍した歌手だけにそりゃ良い曲を作るよなと思いました。

ただ前半の曲に比べると、後半は微妙に感じた曲もあったのが惜しい。
声優の杉田智和さんがゲストで参加した、収録時間約12分の9曲目「愛の臨界」は
もはや曲というよりはラジオドラマといった方がいい。さすがに12分は長い・・・
これはラストにボーナストラック扱いで入れるならばまだ良かったでしょうが。

彼らはその後2010年12月に、THE YELLOW MONKEYのカバー曲「LOVE LOVE SHOW」
を3rdシングルとしてリリースしたようですが、しかしそれ以来、
公式サイトも含めて完全に活動が止まってしまっているのが残念に思います。
1stアルバムはこのように見事な作品だっただけに、
これで終わってしまうのはもったいない! ぜひ復活を期待したいです。





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