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2017年10月19日木曜日

[CDレビュー]  仮面ライダーGIRLS「invincible」


仮面ライダーGIRLS「 invincible (ALBUM+Blu-ray Disc)」
(2017/8/23)

1. B.A.T.T.L.E G.A.M.E (KAMEN RIDER GIRLS version)
2. Reason for
3. Time of Victory
4. Next stage (album version)  [公式PV]
5. PEOPLE GAME (KAMEN RIDER GIRLS version)
6. Future Capture
7. 風の向こうへ
8. Movin’on (album version)  [公式PV]
9. Stormy Story
10. Let’s Try Together (album version)
11. YO-SO-LO!
12. Girls Anthem ~with our BIG LUV~ (album version)
13. The theme song of Sunagawa-shi, Hokkaido (Let’s Dancing) 【BONUS TRACK】
14. レッツゴー!!ライダーキック (Rebuild) 【BONUS TRACK】
お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10)




仮面ライダーGIRLSの3rdアルバム。2015年リリースのベスト盤以来のアルバムで
オリジナルアルバムとしては約3年半ぶりという待ちに待ったリリース。
今作も序盤の1、2曲目から特撮ソングらしくカッコいいハードロック系楽曲の連発。
続く3曲目の「Time of Victory」も冒険心をかきたてられるようなスケール感のある
ハードポップナンバーで、タイトル通りに勝利への希望を感じられる名曲。
ここまでを聴いた段階では今作も1st、2ndに続いて大傑作確実かと思ったものだが・・・

4曲目に収録された「Next stage」は先行シングル曲として聴いた通りの
90年代のエイベックス系の曲を彷彿させる軽快なデジタルポップスで
楽曲自体は良いのだが、タイトルからして仮面ライダーGIRLSにとっての
次のステージはこういう曲調の楽曲を歌っていくという意味で出した曲なのか?
といった疑問を感じた。つまりは路線変更でなければいいなと思ったが、
結果的にはこの曲の流れを汲んだかのように、今作はここから終盤の14曲目までの
大多数の曲はデジタルポップ系のサウンドが目立つ作品となった。
同じくシングル曲(両A面シングルの2曲目)の「movin’on」に至っては
「Next stage」よりも軽いデジタルポップス。それなりにキャッチーではあるが、
シングル曲ならば両A面の1曲目だった「Rush N' Crash」という
王道の傑作ハードロックナンバーをなぜ収録しなかったのか?
なぜPVすら作られてないのか? YouTubeにもインストアライブの
映像ぐらいしか無いなんてのは寂しいですよ(参照)

9曲目「Stormy Story」はまるでI've Soundのメンバーが作曲したみたいな
シンセがウィンウィン鳴り響くデジロックで、惜しくも引退した川田まみさんが
現役ならば歌ってそうな曲。これも楽曲自体は良いんですけどね。
11曲目「YO-SO-LO!」は終盤でドンと盛り上がるにふさわしいお祭り系楽曲だが
過去の曲でいえば同系統の「E-X-A」の抜群の高揚感と興奮に
並ぶレベルまでは達してないような気がするのはなぜなのだろうか。
ボーナストラックとして収録された13曲目「The theme song of Sunagawa-shi, Hokkaido」は
AbemaTVの企画をきっかけに作られた、北海道・砂川市のテーマソング。
作詞がメンバー全員の共作というのは意欲を感じられたが、肝心の楽曲の方は
収録時間1分にも満たないピコピコポップスで仮面ライダーGIRLSらしさが全く感じられない。
せっかく作詞頑張ったんだからもっと良いメロディをつけてあげて下さいよ。
14曲目「レッツゴー!!ライダーキック (Rebuild)」は1971年の仮面ライダー主題歌を
ユーロビートにのせてカバー。これは何気に後半の曲で一番好きかもしれない。
初期のm.o.v.eが好きな者としてはそりゃハマるも当然ってことですよ。

結局のところは個人的に期待通りの曲は1、2、6曲目のみ、これらの曲は
間奏のギターソロなども含めてハードロック・メタルの影響を受けたメロディ全開、
JAM Projectのガールズロックバージョンみたいな曲でカッコいい。
さらに12曲目「Girls Anthem ~with our BIG LUV~」もエレキギターを
思いっきり効かせたガールズロックで、歌詞も含めて仮面ライダーGIRLS自身を歌った
主題歌のような曲だが、この曲は1stアルバムにも収録されている楽曲の再録バージョン。
これを入れるぐらいなら「Rush N' Crash」をちゃんと収録して欲しかった。
今作は曲自体は好きなんだけどリクエストしたものとは違うのが出てきた感ありあり、
例えるならば中華料理屋でラーメンを注文したらカレーが出てきた、
アニソンイベントでJAM Projectの曲をリクエストしたらfripSideが流れてきた、
アイドルフェスでPASSPO☆が登場すると思いきやベッド・インが出てきたみたいな。
確かに初期の頃の楽曲にもデジタルポップ系の曲はあったが、
やはり1stアルバムでHR/HMの逆襲だと宣言し、作家陣にデーモン閣下まで召喚させた
あの頃の勢いを取り戻して欲しい思ってしまう(当時の記事はこちら)
これからも仮面ライダーのTV放送が続く限りは仮面ライダーGIRLSの活動も
続いていくと信じているので、とりあえず次のアルバムでは2nd以前の作風に戻した上で
「Rush N' Crash」を収録して欲しいです。別に次回でも遅くはないですからね。







2014年6月1日日曜日

[CDレビュー]  KAMEN RIDER GIRLS「exploded」


KAMEN RIDER GIRLS「 exploded  CD【初回限定盤】」
(2014/3/19)

1. exploded
2. Warning! Burning!
3. E-X-A (Exciting × Attitude)
4. 時の華
5. Atomic Girl
6. Go get'em
7. デイズ!
8. Primary colors
9. Climax Jump Erica form
10. SSS ~Shock Shocker Shockest~
11. Mission Complete
12. Overdrive Generation
13. L.U.V. ~Love Under Virginia~
14. ドラゴン・ロード 2014 
15. デイズ! 安田奈央Ver.   
16. 帰り道 (Primary colors rewriting by鷲見友美ジェナ.)
お気に入り度:★★★★★★★★★★ (10/10)




KAMEN RIDER GIRLSの2ndアルバム。
あまりにも素晴らし過ぎて、言葉に表しようがない。
それでもCDレビューブログを名乗る以上は、書かないわけにはいかないということで、
今回書かせて頂きました。当然のことながら全曲レビューです。

まず1曲目「exploded」を聴くと、今作は前作以上にメタル色が強くなっているのが
一目瞭然で分かる。サビメロの抑揚の少なさをコーラスでカバーし、
そしてラストで一気にキーが上がって、文字通り一点突破でドカーンとくるという曲構成には、
聴けば聴くほどハマっていきました。1曲目からこんなにも見事な曲を歌ってくれるとは。
2曲目「Warning! Burning!」も完全にメタル。怒りをぶつけまくるかのような曲ですが
歌詞は「♪イライラ前線北上中」などといったように比較的親しみやすい内容。
3曲目「E-X-A (Exciting × Attitude)」は和テイストの入ったお祭りロックナンバー。
豪華絢爛でダンサブルなアレンジに加えて「♪ソイヤ!ソイヤ!」といった掛け声に
盛り上がらずにはいられない。最高! 「EXA」と書いて「いくさ」と読ませるのもうまい。
4曲目「時の華」は哀愁漂うバラード調から、中盤で一気に盛り上がる曲展開が良い。
華が散りゆく姿が目に浮かぶかのような、セツナロック最高です。
5曲目「Atomic Girl」は洋楽HR風サウンドにのせて、KAMEN RIDER GIRLSの
可愛らしい一面を歌った曲。「♪仮面脱イダー」ってこれまたうまいこと言いますね。

6曲目「Go get'em」は疾走感のあるデジロック風アレンジが素晴らしい上に、
「♪何かを得て何か失う? そんな言葉信じない
勝利を手にした者だけが 欲しいすべて手に入れる」
といった歌詞が良い。なんて豪傑なんだ。シングル曲なだけあって文句無しの名曲。
7曲目「デイズ!」は痛快なガールズロック。ギターが鳴りまくってるのも良い。
8曲目「Primary colors」は別れを歌ったバラード曲。
恋と夢のどちらを取るかで、夢を取ったという内容の歌詞が印象に残る。
9曲目「Climax Jump Erica form」はAAAの曲のカバーですが、
編曲の方はずいぶんと軽いピコピコアレンジになっており、
アルバムの中でこの曲だけ明らかに異色。でも今作のアクセントとしては有りか。
10曲目「SSS ~Shock Shocker Shockest~」はショッカーのテーマソングである
極上メロディックメタル。悪を歌った曲が、これほどまでに素晴らしいだなんて・・・
「♪逆にもうカッコいいとか思った君なら」という歌詞がありますが、
むしろこんなのカッコいいと思わずにはいられないです。
女性版聖飢魔Ⅱ。まさに極悪、最悪!(誉め言葉です)

11曲目「Mission Complete」は切なさ漂うバンドサウンドにのせて、
たとえ辛くても、少しづつでも前に進もうとする姿を歌った曲。これは胸にくる。
「♪主役(ヒーロー)は自分だよね」などといった歌詞も良いです。
12曲目「Overdrive Generation」はロックンロールと父親との思い出を歌った曲で、
これまた歌詞サウンドともに素晴らしい。たまらないほど懐かしい気持ちにさせてくれる。
13曲目「L.U.V. ~Love Under Virginia~」はブラスロック風のアレンジで聴かせる
豪快なラブソング。サビの歌唱にパンチ力がある上に、編曲が素晴らしい。
間奏でピアノソロが登場するところも最高。まるで筋肉少女帯みたいだ。
そしてボーナストラックの14曲目「ドラゴン・ロード 2014」は
初期の仮面ライダーの曲のカバー。シンセアレンジが懐かしくも新しい。これまた名曲!
男性ボーカルがメインの曲となってますが、歌っているのは串田アキラさんなんですね。
続くボーナストラックの15曲目16曲目は、7、8曲目のソロバージョンですが、
TYPE-C盤にて歌っている2人の歌唱力は微妙なので、これはあくまでファン向けかなと。
メンバーの歌唱に関しては名倉かおりさんが一番上手い。声質は上木彩矢さんに似てますね。

2014年の私的ベストディスクはこれで決まりです。
これほどまでの超名盤を超える作品なんて年内には出ないでしょう。
まさに激熱!! メロディ、編曲も最高レベルな上に、歌詞も軒並み質が高い。
これと似たタイプの作品となると、JAMの4th、6thベストアルバムや、
ハイカラの2nd、3rdアルバムなどにも肩を並べるぐらいの名盤アルバムといっていい。
とりあえずJAM Projectが好きな人は、今作は絶対に聴くべきとして、
さらにはLiSA、藍井エイルなどのロック系女性アニソン歌手が好きな人も、
Cyntiaなどの女性Vo.メタルが好きな人も、しょこロックが好きな人も、
とにかく当ブログで主に取り上げるアーティスト達が良いと思ってくれている人ならば
ぜひ聴いてみましょう。当ブログの総決算的作品です。







2013年12月3日火曜日

[ライブレポ]  KAMEN RIDER GIRLS 7th Sg「E-X-A (Exciting×Attitude)」発売記念イベント

12月1日(日曜日)、大阪・千里セルシー1F セルシー広場で行われた
KAMEN RIDER GIRLSのミニライブに行ってきました。



ステージ前の椅子席には子供連れの姿もそれなりにいましたが、
後ろの方の立ち見の客は大きなお友達ばかりで、
もはや嬢メタル系のバンドの客層と大差ないぐらいに
中年男性の姿が目立ったのは意外でした。まぁ握手会をやるぐらいだから
女性アイドルグループと同じだと思っていいのかもしれませんが。



[セットリスト]
・Last Engage
・Let’s go RiderKick 2011
・Just the Beginning
・E-X-A (Exciting×Attitude)



14時になり、KAMEN RIDER GIRLSの皆さんステージに登場。
まずお客さん達に「仮面ライダー鎧武を今日も朝8時に見た人!」
という質問を投げかけていましたが、これに手を挙げた人は思った以上に少なかったです。
そして仮面ライダー鎧武がステージに登場するもすぐに退場し、ライブスタート。
いきなり1曲目から、一番大好きな「Last Engage」が!
これにはイントロが流れた時点からテンション上がりまくり。しかし・・・口パク入ってたよね。
そして2曲目は「お父さん世代にも分かる歌を」ということで、
「Let’s go RiderKick 2011」が。
「♪迫る ショッカー 地獄の軍団」というフレーズは有名ですね。
3曲目はこれまた大好きな「Just the Beginning」。
こちらは完全生歌で聴かせてくれました。やっぱりこうでないと。
ラストは新曲「E-X-A」。曲の途中で仮面ライダー鎧武が再び登場し、
KAMEN RIDER GIRLSと一緒にダンスを踊ってくれました。
楽曲の方はこれまた素晴らしい曲です。間奏の和風メタルっぽいメロディが良い。
12月25日のリリースを楽しみにしたいと思います。



生でダンスを見ながら聴くと、CDで聴くのとはまた違った良さがある。
しかしその一方でお客さんは、椅子に座って終始じっと見ている人ばかりだったので、
もっとライブを盛り上げてやれよと思ってしまいました。
そもそも仮面ライダー公式ユニットのライブにHR/HMのノリを求めることが
間違いだろとツッコまれそうですが、それでも子供連れのお客さんだって
曲に合わせて手を上に突き上げるぐらいならできるはずなのに・・・
ラストの「E-X-A」ではそれなりに拳を突き上げてる人もいましたが。
セットリストは4曲という枠内では最高のチョイスだったと思います。
次にライブを観る機会があれば、全曲完全生歌でお願いしますよ!



2013年8月25日日曜日

[CDレビュー]  KAMEN RIDER GIRLS「alteration」


KAMEN RIDER GIRLS「 alteration」
(2013/3/20)

1. Accelerate to the Eternal
2. alteration
3. Last Engage
4. BORDERLINE
5. prisoner
6. MR.Notice
7. Let’s go RiderKick 2011 (Album ver.)
8. KAMEN RIDER V3 (Album ver.) 
9. Just the Beginning
10. survive
11. 咲いて (Album ver.) 
12. 今でも
13. Girls Anthem ~with our BIG LUV~
14. HEAVY METAL STRIKES BACK -血まみれの救世主(メサイア)たち- (EXTRA TRACK)   
お気に入り度:★★★★★★★★★★ (10/10)




KAMEN RIDER GIRLSの1stアルバム。

「これはGIRLSユニットによるHR/HMのSTRIKES BACK(逆襲)だ。
 脈々と受け継がれるハード・ドライブサウンドの集大成」
というキャッチコピー通りのアルバム。今作を一言で言えば、女性版JAM project。
全編通して熱い作品で、それでいて仮面ライダーという枠を越えてしまうぐらいの
多彩さも持ち合わせた作品となっています。

1曲目「Accelerate to the Eternal」から、疾走感のあるロックサウンドが聴ける。
間奏ではエンジンを吹かす音が入るのが良い。サビの歌詞の通りに
高速道路でスピードを上げて隣の車を追い越したくなるような曲。
(ただしくれぐれも安全運転で)
2曲目「alteration」はイントロからシンフォニックなコーラスが入るも
その一方でサビは爽快感抜群。荘厳ながらもキャッチーさも持ち合わせた曲。
3曲目「Last Engage」ではメタルなイントロの時点で思わずガッツポーズ。
そしてこの曲もサビは爽快感と疾走感に溢れている。最高。
ブラスロックナンバーの4曲目「BORDERLINE」を挟み、
5曲目「prisoner」はこれまでとは一転して、女性ウケしそうな今風ラブソングだが
しかしこんな曲でもエレキギターの音だけはやたらメタリックだというのが面白い。
このギターが無ければ完全に着うた系の曲なのに。
6曲目「MR.Notice」は痛快ロックンロール。恋愛を禁止された世の中で
自由を求めて戦う姿を歌ったという、歌詞の方も面白い。
7・8曲目は初期の仮面ライダーテーマ曲のカバー。
もう何十年も前の曲ながら「♪迫る ショッカー 地獄の軍団」
というフレーズなどは、やはり聞いたことがあるものだなと。
現代風のHRアレンジが施されて、よりカッコ良さを増した曲になっているのが良い。
9曲目「Just the Beginning」は、文句無しに最高。これはぜひ聴くべき。
火の玉ストレートもしくは弾丸ライナーとでも形容すべき、圧倒的な迫力。
10曲目「survive」は名倉かおりさんのソロ曲。女性版B'zとでもいうべき曲。
ソロだと歌の上手さをより感じることができる。このユニットはみんな歌が上手い。
11曲目「咲いて」は、ミディアムバラード調の前半から
後半にいくにつれて加速的に盛り上がっていく曲展開が素晴らしい。
Bメロ部分はどことなくヒップホップ調。こういう雰囲気の曲がアルバム内に
1曲入っているというところは、これまたJAM projectそっくりだなと。
12曲目「今でも」はバラード系のラブソング。5曲目よりはしっかりとした
バンドサウンドが聴ける曲で、サビのメロディも良い。
13曲目「Girls Anthem ~with our BIG LUV~」は歌うことの喜びを歌った、
KAMEN RIDER GIRLSのテーマ曲。王道ガールズロック系の曲で、
もはや仮面ライダー本編とは何の関係も無い曲だが、それでも良いものは良い。
そして今作の極めつけといっていい曲が、ラストにEXTRA TRACKとして
収録されている「HEAVY METAL STRIKES BACK」。この曲はなんと、
作詞作曲がデーモン閣下、そして編曲とギターがマーティ・フリードマン。
当ブログ的には、まさに夢のようなコラボが実現してしまいました!
もはや何も言うことは無い。何も言わず聴けばいい。
楽曲もギターの旋律も素晴らしいの一言に尽きる!


勢い余って思わず全曲レビューしてしまうぐらいの作品でした。
この作品に限らずだが、最近の仮面ライダーの曲ってなんでこんなにも
名曲揃いなんだろうか。今やアニソンだけでなく特撮ソングにも、
HR/HM要素の入ったメロディアスかつドラマチックな曲が増えたのは嬉しい限り。
2013年を代表するレベルの私的大傑作が、思わぬところから現れた。
とりあえずJAMや飛蘭や黒崎真音などといったアニソンロック系の曲が好きな人は
ぜひ聴きましょう。もちろんHR/HM好きにもオススメしたい作品です。