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2014年4月23日水曜日

[CDレビュー]  FLOW「26 a Go Go!!!」


FLOW「 26 a Go Go!!!(初回生産限定盤)(DVD付)」
(2014/3/26)

1. Introduction -collage-
2. 愛愛愛に撃たれてバイバイバイ -Album Mix-
3. 閃光の唄
4. Marionette
5. ラブ☆セラ
6. Smile Smile Smile
7. 常夏エンドレス -Album Ver.-
8. GLORY DAYS
9. Someday
10. Interlude -departure-
11. ワンダーラスト
12. また逢う日まで
13. PRIDE
14. Conclusion -pride-  
お気に入り度:★★★★★★★★★★ (10/10)





FLOWの通算9枚目のフルアルバム。
参りました! 文句無しのお気に入り度満点です。男性ボーカルバンドでは久しぶりですね。

まずインストを挟んで、オープニング曲の「愛愛愛に撃たれてバイバイバイ」は
先行シングル曲でなおかつアニメのオープニング曲だけあって、さすがの出来。
スカ調のAメロから、疾走感のあるサビへとつながっていく曲展開も良いですし、
そのサビにて愛愛愛ライヤイヤイなどといった同じ言葉を繰り返すことで、
一度聴いただけで耳に残るキャッチーさを持たせている。
3曲目「閃光の唄」はラップやミクスチャー的要素を盛り込んだロックナンバーで、
2番終了後には曲展開が変わりラウドロック調に。歌詞通りのスパークっぷりが見事。
それでいてこの曲もサビメロが良い。勢い満点で素晴らしいです。
4曲目「Marionette」は王道疾走ロック。コーラスワークも一体感があって良い。
5曲目「ラブ☆セラ」は痛快なラブソングながらも、サウンドには重厚感がある。
6曲目「Smile Smile Smile」にて、これまでとは一転して優しい雰囲気の曲が。
疾走感のある曲が続いた中でようやく一息といったところか。

7曲目「常夏エンドレス」はキラキラポップなバンドサウンドが聴ける夏ソング。
これまたキャッチーさ抜群。それでいて踊れる。サビの高音歌唱も良いです。
8曲目「GLORY DAYS」はシンセの音を多用したミクスチャーロック。
サビのコーラス・掛け声が良い。曲により一層の迫力を加えている。
9曲目「Someday」はロックバラード調の歌い出しから徐々に加速していく展開が良い。
どこか切なさを漂わせつつも、前向きな曲です。

そしてインストを挟んで11曲目の「ワンダーラスト」には、今作でも一番驚かされた。
ラテンとロックを融合させた編曲が素晴らしい。歌詞からも異国情緒を感じられる。
まるで地球一周の旅をしているかのようなスケール感を感じさせてくれる曲です。
12曲目「また逢う日まで」は別れを歌った曲でありながら、
ここまでにぎやかな曲は珍しい。ヒューヒューという音が入るのが妙にツボ。
さらにはブラスバンドまで登場するというからどれだけ元気いっぱいなんだ。
13曲目「PRIDE」はロックバラード。俺達はずっと仲間なんだと歌った曲で、
素晴らしき一体感を感じる。Aメロの歌唱はラップというよりも、熱い語り。
最後にして私的ベストトラックが現れてくれた。これはライブで聴いてみたいです。

ここまで全曲シングルカットできるほどにメロディの良い曲ばかりなのはスゴい。
ツインボーカルによる歌唱も迫力があり、とにかく聴いていて気持ちいい。
特に終盤3曲からは、圧倒的なまでの力を感じさせてくれた。
メジャーデビューから10年を過ぎても、未だ進化を続けるバンドの姿が詰まった作品です。
むしろ今こそが彼らの全盛期なのではないでしょうか。2014年を代表する名盤アルバムです。







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