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2014年4月25日金曜日

[CDレビュー]  ALTIMA「TRYANGLE」


ALTIMA「 TRYANGLE (通常盤)(イベントチケット優先販売抽選申込券)」
(2014/3/26)

1. Walk This Way  
2. Fight 4 Real 
3. Burst The Gravity  
4. CYBER CYBER (Album ver.)  
5. Backfire 
6. Mission Dispatch  
7. I’ll believe  
8. Here We Are .Mountain Explosion.  
9. -Indefinitely-  
10. ONE 
11. WISH i WISH  
12. TRYANGLE
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)




ALTIMAの1stアルバム。黒崎真音さんに元m.o.v.eのmotsuさん、
そしてfripSideの八木沼悟志さんの3人で結成されたユニットということもあり、
彼らはまさにm.o.v.eの直系の後継者と言っていい。
初期m.o.v.eと同様の疾走デジタルサウンドが楽しめる作品です。

2曲目「Fight 4 Real」や、10曲目「ONE」といったシングルA面曲は文句無しの名曲。
疾走感の中にもほのかな哀愁を漂わせている曲が多いのは、
八木沼さんのメロディセンスと、真音さんの歌唱があってこそ作れる曲世界か。
ボーカルに関しては、moveのyuriさんの初期の頃の歌唱と比べると、
やはり真音さんの歌の完成度の高さは光っている。
3曲目「Burst The Gravity」のサビの高音歌唱などはさすがだなと。
motsuさんの高速ラップも相変わらず健在で何より。聴いてるだけで元気をもらえそう。
4曲目「CYBER CYBER」では90年代風ディスコサウンドとも相まって、とにかく踊れる。
思わずフゥー!と一緒に声をあげたくなる。バブル時代のディスコの世界は知りませんが。

作品トータルでの完成度は、初期m.o.v.eの計4枚のアルバムよりも上だと感じました。
その一方で、彼らならではの新しい挑戦と呼べるものは少なかったですが、
あえて挙げるならば、1曲目が洋楽カバーというのは意外でした。
各種テレビ番組のBGMなどで誰もが一度は耳にしたことがあると思われる曲の
カバーだっただけに、聴き手を引きつけるインパクトはあったと思います。
そしてラスト曲「TRYANGLE」はまさかの、アコギ主体のバラード曲。
しかも歌詞は9割以上が英語詞。この曲だけは明らかに異色。
それでもラストナンバーとしては意外と合っている。これが一番挑戦的でしたね。

これからもアニソンシーンにおいて疾走してくれることを期待してます。
なんならアニソンの枠を超えてしまってもいいんですよ。
こういう音楽はいつの時代においても一定の需要はあるはずですから・・・







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