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2013年11月22日金曜日

[CDレビュー]  CINQ ELEMENT「Destiny」


CINQ ELEMENT「Destiny」
(2011/11/30)

1. Destiny  
2. Soul of the Inferno  
3. Cold Slave  
4. Wind Symphony (インスト)  
5. Ophelia  
6. Silent Cogwheel... (インスト)  
お気に入り度:★★★★★★ (6/10)




2011年にリリースされた、CINQ ELEMENTのミニアルバム。
自らの音楽を「メロディック・ヘヴィネス」と名乗る、
紅一点ボーカルのmajuさん擁する4人組バンド(当時)のインディーズデビュー作です。

「自然界の5大要素、風・水・火・土・空を想起させ、
個々の生きた時間と世界の変化、永遠へと続く現代(いま)をメッセージに、
無源にも繋がる自己の魂を音で表現するバンド」というキャッチコピーを見た時は
そんなにスゴい音楽をやっているバンドなのか!?と思いましたが、
いざ聴いてみると、確かにヘヴィなサウンドには迫力を感じることができる。
メインボーカルのMajuさんの歌声は、このCDでは小さめに設定されており
その一方で、ギターのSINさんによるシャウトは思いのほか目立っている。
2曲目の「Soul of the Inferno」では女性ボーカルよりも男性シャウトの方が多い。
こういった曲はライブでは盛り上がるだろうなとは思いますが、
その一方で印象に残るメロディは少なく、メロディックという言葉が当てはまる曲は
1曲目の「Destiny」ぐらい。この曲は表題曲なだけあって一番良かったです。
さらに、収録曲の全6曲中2曲がインスト曲で、実質4曲しか収録されて
いないというのは、もはやアルバムというよりもシングルに近い。
4曲目「Wind Symphony」の神秘的なシンセイントロは良いと感じましたが、
アルバムとしてその後が続かないまま終わってしまったという印象でした。

この段階ではまだ、アルバムの内容がキャッチコピーに追いついていないと感じました。
曲数的にも物足らなかっただけに、次はぜひフルアルバムを期待したいと、
去年ライブ会場でこのCDを買って聴いた時点では感じました。(レポはこちら)
会場では本人直筆サインも頂けただけに、頑張って欲しいですが・・・

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