ひいらぎ「 ドーナツの穴」 (2012/9/26) 1. 電車 2. 今、このとき。 (album ver.) 3. 自分ルール 4. エキサイティングマンデー 5. あなたがくれたもの 6. 太陽と陰 7. 最近 8. 九月 9. 信じる心 10. 晴れた日曜日 11. タラッタラッタ 12. 明けゆく空 13. サイキン (ボーナストラック) お気に入り度:★★★★★★★★ (8/10) 北海道出身の女性フォークデュオ、ひいらぎの2ndアルバム。 癒し系の優しい曲が詰まった作品です。歌詞は生活密着型でありながらも、 どの曲もしっかりと心を込めて作られているのが伝わってくる。 特に1曲目の「電車」はまさに電車で通勤・通学しながら聴きたい名曲です。 さらに「エキサイティングマンデー」や「タラッタラッタ」などの、 まるで路上ライブに行って一緒に盛り上がりたくなるかのような ライブ感があって心躍るアップテンポ曲も魅力的です。 そして彼女たちの曲は、女性ボーカルにしては全体的にキーが低いのも大きな特徴です。 特に先行シングル曲の「最近」は男性が歌ってるのかと思うぐらいの曲で、 ゆずよりもキーが低く、ちょっぴりボーイッシュな雰囲気も感じさせてくれます。 しかしこの系統の音楽は、アルバムとなるとどうしても似たような雰囲気の曲が 多くなってしまう傾向があり、それはこの作品についても同様で もう少し歌詞や編曲に幅があればなぁ・・とも思いました。 それでも、マイナー調でフォークロックっぽい3曲目の「自分ルール」、 しっとりとした高音で歌い上げるバラード曲の6曲目「太陽と陰」、 今回の曲の中では異色な、レゲエっぽいアレンジの10曲目「晴れた日曜日」 などといったような曲も収録されており、さらにボーナストラックの 「サイキン」は、「最近」の替え歌バージョンとなっていて、 歌詞のテーマはなんと細菌について歌った曲になっています。 こういった遊び心があるのは、とても良いと思いました。 今作の中での一番のお気に入り曲は、実質ラスト曲の「明けゆく空」。 辛い時に、そっと寄り添って歌いかけてくれるかのような、 暖かさに満ち溢れた曲で、心に沁みる名バラード曲でした。 女性フォーク歌手というのはメジャー音楽シーンにおいては 貴重な存在だと思いますので、彼女たちにはぜひこれからも頑張って欲しいです。
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2012年12月15日土曜日
[CDレビュー] ひいらぎ「ドーナツの穴」
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