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2012年2月20日月曜日

[CDレビュー]  m.o.v.e「BOULDER」



m.o.v.e「 BOULDER」
(2005/1/26) 

1. How To See You Again 
2. DOGFIGHT 
3. 無礼講ナイト ~bring Your Mic 
4. Nobody reason ~ノアの方舟
5. Lookin' On The Sunny Side 
6. REAL FACT 
7. ROCK DA HOUSE (インスト)
8. Noizy Tribe 
9. Mission 2 Gemini
10. GHETTO BLASTER 
11. selfless 
12. Cherry blossom 
13. Noizy Tribe (English Ver) 
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)





2005年にリリースされた、m.o.v.eの通算7枚目のオリジナルアルバム。
前作ではゴシックメタルという新たな境地へと旅立ち、そして大傑作を作り上げた彼らが、
今作ではまた新たに、ラウドロック、ミクスチャーロックに挑戦。
歴代のアルバムの中でも、最もロック色の強い作品となりました。


まさにこれぞm.o.v.e流ミクスチャーロック。他のどのロックバンドの曲にも似ていないです。
それでいてどの曲もサビのメロディが良く、さらに電子音の使い方がうまいのはさすが。
派手なキーボード音やスクラッチ音がロックサウンドと絶妙に融合した「Noizy Tribe」は
今作を象徴するような傑作ナンバーといっていいでしょう。
そして、この作風になったことで、motsuさんのラップが今まで以上に曲の中で生きています。
3曲目などでは完全にmotsuさんがメインでyuriさんは脇役。
ロックに攻める姿が全面に出たラップ歌唱がどれもカッコいいです。


さらに今作には、約6分半にも及ぶダンサブルなインスト曲「ROCK DA HOUSE」や、
彼らのバラード曲の中では屈指の出来の「Cherry blossom」といった曲もあります。
あとパッヘルベルのカノンをサンプリングした「Lookin' On The Sunny Side」
という曲もありますが、個人的にはやっぱりサンプリングは苦手かなと・・・


しかし、今作の中での一番の大傑作は、やはり「DOGFIGHT」でしょう。
「シンフォニックラウドロック」とでもいうべきなナンバーで、
バンドサウンドの中にストリングスが舞う、このイントロからしてあまりにもカッコ良すぎ。
心の底から熱いファイトが湧いてくるような、魂を揺さぶられる曲です。
私はこの曲に何度勇気づけられたか分かりません。試合の前などにこの曲を車の中で聴いて今までどれだけ心を燃やしたか・・・


またこの頃のような路線の曲も作って欲しいなと思います。



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