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2021年12月30日木曜日

[アルバムレビュー]  Gacharic Spin「Gacharic Spin」


Gacharic Spin「Gacharic Spin[初回限定盤Type-B](CD+DVD)」
(2021/9/8)

1. I wish I  [MV]
2. MindSet  [MV]
3. Dear_____
4. 何者にもなれなかった僕たちへ
5. ミライ論争
6. Forever 9teen
7. マジックアンブレラガール
8. Days
9. 1 GAME
10. 365日
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)



Gacharic Spinのメジャー通算5枚目のオリジナルアルバム。
今作は初のセルフプロデュース作品というキャッチコピーだったが
インティーズ時代もそうじゃなかったのだろうか?
初のセルフタイトル作でもあるということで、これまでの集大成的作品だと分かる。

1曲目「I wish I」はアンジーがメインボーカルで歌う、重厚なミドルチューン。
序盤からグロウルを聴かせたり、間奏部分にて楽器隊がメタリックな演奏で
疾走するところはライブでも盛り上がり度抜群な一方で、歌詞はシリアスで切迫感ある。
それでも最後に「♪世界はとても美しい」と歌えるとはスゴい。
自分には今の世界は美しいなんて思えないだけに・・・メンバー全員の決意がこもった名曲。

2曲目「MindSet」はこちらのシングルレビューで書いた通りの傑作。
ライブを体験するとますますハマる。ベース演奏のノリの良さ抜群。
3曲目「Dear_____」は昨年末のライブでも披露されていた
はな兄さんメインボーカルによる、絆を歌ったポップな楽曲。
4曲目「何者にもなれなかった僕たちへ」はオレオ様のキーボード演奏が大活躍の
ピアノポップ風楽曲。3曲目と似た系統の曲だがこちらの方がより好きかな。
スターにはなれなかったけど頑張って生きてる様を歌った詞も良いだけに。

5曲目「ミライ論争」はこれぞガチャロック、楽器隊の各メンバーの
卓越した演奏の勢いゴリ押しで突っ走る曲で、こういうのを待ってた!
はな兄さんとアンジーによるツインボーカルのリレーもキマってる。
アンジーのパートではスペイン語が入った歌詞を歌っており、
これもまたカッコ良く聴こえる。自身のルーツの一部でもあるだけに。

6曲目「Forever 9teen」は1曲目以来となる、アンジーがワンマンで歌う楽曲。
ミドルテンポの洋楽ポップス風の曲で、2曲目と並んで
これまでには無かったような新しいガチャピンを発見することができる。
7曲目「マジックアンブレラガール」はエレクトリカルパレードみたいな
イントロの時点で、ニコリン星からやってきたギタリストのTOMO-ZOさんが
メインボーカルの曲だと分かる。思わず一緒に笑顔になれるポップチューン。

8曲目「Days」は昨年末のライブの時点でも聴いたことがあった、
はな兄さんメインボーカルの切ないバラード曲だが、その頃とは歌詞が一部変わった?
最後のフレーズが「♪そっと抱きしめた」になってる。そっちの方が暖かみがあっていい。
9曲目「1 GAME」は疾走感抜群のロックチューンではな兄さんの歌唱に加えて
サビでアンジーとオレオ様も交えてのトリプルボーカルのハモリの魅力が圧倒的。
今作の楽曲の中でも一番のお気に入り曲であり、こちらをリード曲にすれば
良かったのにと思うほど。10曲目「365日」はラストを飾るバラード曲。
サビのコーラスワークにも一体感があって良い。一緒に合唱したくなる。

前アルバムの「Gold Dash」は日本のガールズロック史の金字塔として
後世に語り継ぎたいほどの大傑作だった(レビューはこちら)
今作はそれと比べると、J-POP寄りの曲が増えた印象でメロディのキャッチーさは
十分な一方で、圧倒的な演奏力を生かした楽曲という点では前作がスゴかっただけに
普通に良い楽曲を奏でるというレベルでは物足りない脳になった自分がいる。
それでもマイクパフォーマーのアンジーの歌唱は、初期の頃からは
想像つかないほどに良くなった。もう全曲メインボーカルでもいいのではと
思えてくるほどに。はな兄さんはドラムボーカルということで。
なぜこのタイミングでセルフタイトルの作品を出したのかはちょっと気になるが、
全国47都道府県ライブツアーが終わってもどうかバリバリ活動を続けてくれることを
願ってますよ。結成10年を過ぎた今こそが全盛期だと思えるバンドになっただけに。






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