Kotone「RESIST (初回限定盤)」 (2021/7/28) 1. RESIST [MV] 2. NO MATCHING [MV] 3. アンダーワールドウタウタイ [MV] 4. プレシャス・シンドローム 5. Flash [MV] 6. BlackJoke [MV] 7. Ark 8. かごめ [MV] 9. Erase [MV] 10. フーアーユーなんて言わないで [MV] 11. Autonomy [MV] 12. 今回の騒動につきまして。 [MV] お気に入り度:★★★★★★★★★★ (10/10) Kotoneの1stアルバム。2018年からバーチャルYouTuberとして活動中の 天神子兎音さんの、歌手として初のアルバム作品。 これまで音楽を聴き続け、当ブログにて月間マイベスト10を発表してきた中で 2021年ぐらいから新たに感じたこと。それは、Vtuberの曲が良いぞと! 今作では11曲目に収録された先行シングル曲の「Autonomy」がそう思うきっかけだった。 シリアスで切なさ漂わせつつも、カッコ良くて抜群に盛り上がれるデジロック系楽曲で 聴けば聴くほどにハマっていったが、それもそのはず。 2018年7月配信リリースによる歌手デビュー曲から、このアルバムの新曲まで デジタルポップ~ラウドロックを中心とした楽曲を歌い続けていて、 バンドならばGacharic Spinや魔法少女になり隊、アニソン系アーティストだと RAISE A SUILENなどが好きな自分みたいな者にとっては、どストライク過ぎる音楽性。 歌唱力も公表年齢500歳超えとは思えないほどの実力がある。 1曲目「RESIST」からラウド系女性アイドルのライブみたいに盛り上がる曲で コーラスワークも一体感抜群。「♪混沌 目覚ます」が「子兎音様」と 歌ってるようにも聴こえる。バーチャルの世界を超えた名作アルバムだと確信できる曲。 2曲目以降もポップな曲とロックな曲を交えながら突き進む。 その中でもお気に入り曲を挙げるなら、まずは3曲目の堀江昌太さん作詞作曲による、 イントロからド派手に疾走するデジロック系楽曲の 「アンダーワールドウタウタイ」。こちらは正真正銘「子兎音様」と歌ってる。 8曲目「かごめ」はアッパーチューンながらもメロディが歌謡曲風で哀愁漂う。 歌詞には反抗心を感じられてロック魂のあるVtuberもいるんだなと。 さらにデビュー曲で自己紹介的な楽曲でもある10曲目「フーアーユーなんて言わないで」 も和楽器アレンジが効いた歌謡ロックでこれまたドハマリ路線。 そして今作の中から私的ベストトラックを挙げるならば5曲目の「Flash」。 アプリゲーム「白猫テニス」主題歌でアニソンロックのど真ん中、 「♪駆け上がれ勝利の塔 自分の限界突破して」「♪この一打に込めるよ」 といった熱き体育会系な歌詞もたまらん。自分みたいなオタク系野球人にもストライク。 この曲も2021年リリースならば、もうすぐ発表の年間マイベスト20に入れてたのに。 アニメ・アニソンはすっかり大衆化した今の時代においても Vtuberの音楽と聞くと、オタク向けのイメージが強いかもしれない。 でも同人音楽という括りならばAdoさんの「うっせえわ」のように、 Kotoneさんの曲も何かのきっかけでバズったりしないだろうか。 そう思えるほどに面白い。自分でもまさかこんなにドハマリするとは、 思わぬところからスゴいのが出てきたなというのが正直な感想で、 あらためてジャンルの壁なんてのに囚われることは無いぞと、良いものは良いんだと。 今作を聴き込んだ時点では2021年の当ブログの年間ベストアルバム1位最有力候補と 言っていいほどの作品が現れたと思った。年末の発表で果たしてどうなるか?
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2021年12月28日火曜日
[アルバムレビュー] Kotone「RESIST」
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