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2021年1月2日土曜日

[ライブレポ]  Gacharic Spin 47都道府県TOUR「ROCKET SPIRITS」5/47

2020年12月27日(日曜日)大阪・umeda TRADで開催された
「Gacharic Spin 47都道府県TOUR「ROCKET SPIRITS」Restart!! 念願の5/47」
に行ってきました。2020年3月にリリースされた傑作ニューアルバム「Gold Dash」
(レビューはこちら)を引っ提げての、初の47都道府県ライブツアー。
長らく延期となっていただけにこの日を待ちに待ってましたよ。
たとえ2年3年かかったとしても47都道府県ツアーを最後までやり遂げたいと
リーダーそしてメンバー全員が語っていただけに、何としても成功して欲しいですね。


[セットリスト]
まずは開演の数分前に、ギタリストのTOMO-ZOさんがステージの前に登場し、 ライブの注意事項を可愛く説明。声出しができないのはMCでのしゃべりが苦手な私には安心、 さらには座席があるので、はな兄さんのイケメンっぷりにクラクラしたら 座っていいですよなどと、笑いを交えながら説明してくれたのは さすが全力エンタメバンドで良いなと思った。てかそもそもTOMO-ZOさんは しゃべりが苦手だというイメージは全く無いんですけどね。 ニコリン星からやって来ましたなどと10年近く言い続けてる時点でしゃべり達者だろ(笑) セトリはなんと1曲目から11曲目まで、ニューアルバムの曲順の通りに披露。 リリースツアーでこんなことをやるのはおそらく初めてだろうが、 現状ライブの本数が限られていて、月2本3本といくことは難しい中で 最新アルバムの全ての曲を余すことなく聴きたいというファンの思いに 応えてくれたんだということで、今回に関してはとても良いセトリだったと思う。 個人的には「FRUSTRATION」をやってくれることが早々と確定して安心。 1曲目の「Gold Dash」から持ち味の楽器隊の高い演奏力を生かした全力パフォーマンスを 見せてくれた。さらにボーカルにおいては2018年に新加入したマイクパフォーマーの アンジーの伸びっぷりも素晴らしかった。長いことライブをやれなかったにもかかわらず なぜここまで良くなったのか・・・それはきっと、ライブができることの喜びを 感じながら全身全霊でパフォーマンスしてくれたからなんだろうな。 あとやっぱり10代は成長が早いのか? ギタボのはな兄さんとのツインボーカル形式で 繰り広げられるステージングを見ると、結成10年を過ぎた今こそが最高のバンドだと思える。 MCでは先日放送された「天才てれびくん」に出演した時の話が。 番組レギュラーの小学6年生の悠真くんが、ガチャピンの大ファンだということから 一緒に歌い演奏をするという夢の共演が実現。番組内にて悠真くんが ガチャピンはヒーローだと言ってたのはその気持ちすごく分かると思いながら見てました。 そしてベース&リーダーのKOGAさんの話によると、実は悠真くんのお父さんも Gacharic Spinのファンだそうで、しかも親子揃ってオレオ様のファンだったとのこと。 これに対して「狂ってる」とツッコミを入れていたのには笑ってしまった。 果たして悠真くんはオレオ様がセクシーキャラをやっていた頃からの ファンだったのかどうかが気になる。お子様には刺激が強いだろ。 そんなオレオ様は悠真くんが練習で頑張る姿を見て、テレビでオンエアされてない所で 度々感極まって泣いていたらしく、この年になるとお母さんみたいな気持ちになると 語っていたのには笑ってしまった。オレオ様にはどうか幸せになって欲しいけど でも結婚や出産となるとそれを機にバンドを辞めかねないと心配なので複雑な気持ちだ。 さらにワンマンライブ恒例のTOMO-ZOさんによるメンバー紹介コーナーでは 今回はリーダーのKOGAさんのみが標的に。最近のメンバー同士の雑談の中で 戸田恵梨香さんと付き合ってた俳優は誰かという話が出た時にKOGAさんが 「綾野剛」という所を間違えて「綾小路きみまろ」と言ってしまったという 恥ずかしいエピソードを暴露したのには笑ってしまった。 綾小路まではまだ分かるが、きみまろは絶対ありえないだろ!(笑) ライブ中は熱血キャラのリーダーなのに普段はこんな天然なところがあるのが面白い。 そしてライブ後半では「道化ism」にてはな兄さんが一旦ギターを置き、 イントロ開始時点からアンジーと2人で一緒にダンスパフォーマンスを 見せてくれたのも楽しかった。デジタルアレンジの効いた曲だけにハマってる。 「Lux」ではサビの「♪Fly High!」でみんなで一緒に拳をあげる一体感が最高。 そして待ってましたの「FRUSTRATION」はやはり今回のライブでも一番スゴかった。 持ち前の熱き魂と、演奏の実力の高さが最も生きた曲であり盛り上がりまくった。 ギターもキーボードも、そしてベースの演奏パフォーマンスも全てが圧倒的じゃないか。 つくづくKOGAさんがいなければ自分はここまでベーシストに注目することは 無かったのではないかと思う。「♪正真正銘世界一へ」の言葉通りの曲だ。 パラスポーツ応援ソングとして作られた曲だけにぜひMVも作って欲しいと思うし、 ぜひこれからのライブの定番曲にして欲しいですね! 最新アルバム全11曲をやり遂げた後は、新曲を計2曲披露してくれました。 はな兄さんの話によると、どちらもライブができない期間中に作った曲らしく、 その話の内容も・・・あのガチャピンですらそりゃ重い内容になってしまうよなぁ。 「Day's」はミドルバラード系の曲でAメロのリズミカルなギターのメロディも印象的。 ラストの歌詞はうろ覚えなのだがおそらく「僕の考えは正しくない」「苦しいよ」などと 歌っていたのには驚いた。最後にこんなこと歌うのはこれまでのガチャピンらしくない。 「Dear」はポップなアップテンポ曲だったがこちらも色んな思いが 詰まってるのは分かる。前曲よりは前向きな曲だったのが救いだったが・・・ かつてはライブ後半にてバラード曲をやった後もリーダー自ら 「Gacharic Spinはこんなしんみりと終わるバンドじゃありません」と言って 最後は思いっきり盛り上がれる曲をやってくれるようなバンドだったのに。 ミュージシャンというのはその時その時に感じたことを曲にするのが当然だし そりゃもう気持ちは痛いほど分かるのだが、やっぱりガチャピンには 「♪正真正銘世界一へ」などといったファイティングスピリッツ溢れる曲の数々で 問答無用で熱く盛り上がれるようなバンドであって欲しいという気持ちもある。 だがそういった新曲の披露も、止まることのない進化の一つであるのだろう。 終盤のMCにてリーダーのKOGAさん自ら語っていたが、 進化するということは、一度壊してまた新たなものを作り上げていくことであり、 それはとても勇気がいることなんだと。その進化の過程を これからもライブで間近な所から見続けていきたいと思うし楽しみにしたい。 あらためて2020年の年末に、ライブのためにここまでやって来てくれて メンバー及びスタッフの皆さんには本当にありがとうと言いたいですね。 以上でございます。長文記事を最後まで読んで頂きありがとうございました。

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