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2021年1月16日土曜日

[ライブレポ]  GOLD RUSH2020(奏手候、Velka、MARKET SHOP STORE、Magistina Saga)

(前記事はこちら
・奏手候 (DROP)

[セットリスト](ツイッターの情報より引用)
・御祓会
・桜小路暮色
・千閂寺の筆
・金色の義勝

バンド名の読み方は「かなでてそうろう」。海外でも活動実績のある和ロック楽団で
事前に何組か試聴した中でも相当良さそうだったので期待して行ってみることに。
上記のPVでは分かりやすい楽曲と紹介されていたが、いざライブを体験してみると
思った以上に重厚な音楽をやっているバンドだなと感じた。同じ和風ロック系歌手の
柳瀬蓉さんや和楽器バンドなどと比べると、楽曲のキャッチーさという点では
どうかなと感じたがそれもそのはず、この日のセトリは黒鐵(くろがね)だそうで
ダークな物語や激しい楽曲ばかりを集めたスピンオフの奏手候だったと、
ボーカルのお優美ばあさんが直々に教えてくれました(参照)
ばあさんと名乗ってるけど全然若いじゃないか。というのはさておき、
新規のお客さんが多いと思われるGOLD RUSHでこのようなセトリを組むとは
度胸があるなと思った。でも今はそういうダークかつ荒々しい気持ちを歌いたい
心境だったんろうなというのはすごく分かる。1曲目のタイトルが「御祓会」って
そりゃお祓いしたい気持ち分かりますよ。最後に披露された「金色の義勝」は
伝説の猛将の物語を歌った曲だそうで、メロディアスかつ疾走感抜群な
ハードロック系の楽曲で思いっきり盛り上がれたし一番良かった。
次はしろがね(で合ってるのかな?)の方も聴いてみたいと思いましたね。



・Velka (BEYOND)

2018年結成、ベースボーカルとドラムボーカルによる異色の2ピースバンド。
生のベースとドラムに、デジタルアレンジを加えた音楽はライブで聴くと
より一層良いなと思える。踊れる曲でありながらも独特のセンスを感じさせる。
MCではベースボーカルのやがわいちるさんが、大きな声では言いにくいけど
「ン京」からやってきたと自己紹介。なるほどン京ですね、よくぞ来てくれた!
今回会えて嬉しかったですよ。一方でドラムボーカルのつばささんからは
地元に帰って来れて良かったという話が。そうですよね、かつて大阪を中心に
活動していたメジャーバンドの激情★めたりっちぇのことは忘れない。
だがVeikaのことを音源を滅多に出さないバンドだと言ってたのは気になった。
せっかく良い曲持ってるんだからもっと精力的に活動すれば上を目指せるはずなのに。



・MARKET SHOP STORE (DROP)

期待の若手ガールズバンドの1組。2019年の時点でGacharic Spinと対バンしたりと
ガールズシーンでは以前からよく名前を聞いていたバンドなだけに、
今回ようやく初めて観られるのを楽しみにしてました。
ボーカルのMAMEさんが開口一番「東京からやってきましたMARKET SHOP STOREです!」
いきなり大きな声でそれを言うか!よくぞ東京から来てくれた!会えて嬉しかったですよ。
演奏力の高さはさすがだと思ったし盛り上がれる曲が多かったのは良かったが、
メロディのキャッチーさという点ではもうちょいかなぁ。
前半よりも後半の2曲の方が良かったと感じたのでこれからに期待したいですね。



・Magistina Saga (BEYOND)

[セットリスト](公式アカウントより引用)
・ネガイノハテ
・Physalis
・luminous
・Alkanet
・Double Face
・Fate Gear

結成10周年を迎えた、女性ボーカルのヴィジュアル系バンド。
初期の頃は紅一点だったのがメンバーチェンジを経て現在は黒一点になったらしい。
この日観た中では一番ハードロック・メタル色の強い楽曲が多く
激しくも美しい世界観を演出していたのは良かったが、
こちらもメロディの良さという点ではもう一押し欲しかったかなぁ。
MCでは唯一の男性メンバーのギタリストの潤戯さんが、観客達を盛り上げようと
思いっきり野太い声を発していたのには笑った。世界観が変わってしまった。
事前に試聴した中で一番良さそうだったシンフォニックメタル系の新曲
「Statice」をやってくれなかったのは惜しかったので次こそは聴きたいですね。

(続く)



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