10月31日(土曜日)大阪芸術大学・総合体育館第1アリーナで行われた学園祭ライブ 「Osaka University of Arts FESTIVAL 2015」に行ってきました。 出演者は、 ・STUDENT ヤバイTシャツ屋さん、さすらいナンバープレート ・GUEST ザ50回転ズ、モーモールルギャバン、ガガガSP 以上の計5組。入場フリーの学園祭ライブでこれだけのバンドが集まるとは、 さすが芸大といったところか。この日は家から車を走らすこと30分で大学の駐車場に到着。 坂を上って大学内に入ると、早速至る所で学生達によるバンドのライブが開かれていました。 12時40分頃に聴いた女性ボーカルのバンドは、コピーとはいえ気になりましたね。 そしてメインステージの開演時間である13時5分の前に、一番奥の総合体育館へ移動。 会場に入ると早速1組目のヤバイTシャツ屋さんのライブが始まりました。 ・ヤバイTシャツ屋さん [セットリスト] ・喜志駅周辺なんもない ・天王寺経由してなんば ・あつまれ!パーティーピーポー ・ウェイウェイ大学生 ・ネコ飼いたい 男女ツインボーカル擁する3ピースバンド。楽曲は典型的な関西インディーズ系。 テンポの速いギターロックが中心で、名実ともに今勢いにのっているバンド。 hawaiibemさんのブログの若手バンド紹介にも掲載されるほどの 期待の有望株が、この大阪芸術大学の生徒だったとは驚き。 まずライブ開始前に、ボーカル&ギターのこやまさんが手書きの地図を掲げ、 大阪芸大、喜志駅(大学の最寄りの駅)、天王寺駅、難波駅などの位置関係を お客さんに説明。そしてライブが始まるとまず1曲目に 「♪喜志駅周辺なんにも無い」「♪天王寺に住みたいな」 続く2曲目には「♪てーんーのーうーじー」「♪地下鉄で難波まで」 などといった曲を男女ツインボーカル形式でテンポ良く歌ってくれました。 歌詞のネタがローカル過ぎる、なんだこの学園祭みたいなノリは!ってこれは学園祭だった。 曲終了後には、こやまさんが勢いあまって「大阪大学!」「阪大!」などと叫び、 これにはドラムのもりもとさんから「いや芸大!」とツッコまれる。 その後には「もりやまさん」「もりもとや、何年一緒にやってるんや」 さらには「先ほどの火薬が降りかかってきて」「そんなんない」 などといった漫才さながらの掛け合いも。これには笑ってしまいました。 3曲目には「あつまれ!パーティーピーポー」が披露されました。 この曲を事前に試聴した段階では、自分はこのような近年の関西系バンドよりも 東北出身バンドとかの方が好きなバンドが多いし・・などと思ってしまったものの いざライブで聴くと、やっぱり思わず体が動いてしまうぐらいに盛り上がるもので(笑) なのに会場のお客さんは盛り上がりが足りない、もっと弾けろよとすら思ってしまった。 1組目でまだ会場の空気が十分に暖まってなかったのか・・・ そして4曲目には「ウェイウェイ大学生」が歌われた後、 ライブ告知が行われました。この日に解禁となったライブ情報はなんとなんと、 「大晦日、幕張メッセにて行われる、COUNTDOUN JAPAN・・・ 観に行くことが決定いたしました!!」 いや出るんじゃないのか! これには観客たちも思わず爆笑。 「無事チケットも取れたということで」 良かったですね、楽しんできて下さい! さらには唯一の女性メンバー、ボーカル&ベースのしばたさんによるバンドの自己紹介が。 「ミニスカートの短さが日本一」「それつんくプロデュースのグループやがな」 「1stシングルを手売りで売った」「それつんくプロデュースのグループやがな」 「ボーカルを投票で決めることになりました」「それ秋元康プロデュースのグループやがな」 このボーカル同士の2人のやりとりも漫才さながら。これまた笑わせてくれますね。 ラストナンバーは、こやまさんが最後にファンへ感謝の気持ちを込めて歌いたいと語るなど 一転シリアスな空気になり、「歌います。「夢をあきらめないで」」 すると直後に「いやそんな曲無いがな!」というもりもとさんのツッコミが入り、 「♪ネコ飼いたいネコ飼いたい」を連呼するパンクナンバーへ突入。 やはりこのバンドはしんみりとは終わらず盛り上がって終わるのが似合ってますね。 ライブ終了後には観客の皆さんから次々と、面白かったという声が聞こえてきました。 それぐらい文句無しに面白かったです。楽曲のノリの良さとしゃべりのユーモアが抜群。 今年は無理でも来年は本当にCDJに出てもおかしくないのでは?今後注目の若手バンドです。 ・さすらいナンバープレート [セットリスト] ・本気でMother Fxxker ・僕はコミュ障 (ラッキー☆じゃんけんタイム) ・趣-omomuki- ・Fish or Beef (公式Twitterより引用) 学祭のパンフレットによると「清楚系ロックバンド」「全員2回生で、 メインステージ初挑戦の今年、第一アリーナを割と不思議な空気にさせる」 などといった紹介が書かれていた4人組バンド。 まずボーカル&ギターのナンバさんが、メガネをかけた文化系な感じの風貌から 細くナヨナヨした声でギターポップ系の曲を歌い始めたので、 あぁこれは自分好みのバンドではないかなぁ・・と思いきや、曲の歌詞を聴いてみると 「♪マザーファッカー」を連発。何歌ってるんだ!これのどこが清楚系だ!? 曲後半では「♪マザーファッカー Say!」と観客を煽るも、誰もレスポンズしない。そりゃ言えないよな。 そして曲終了時には自分で拍手、後から釣られて観客も拍手。 いきなり不思議な空気になったかと思いきや、すぐさま2曲目の紹介が。 「続いての曲は、「僕はコミュ障」」 またえらいタイトルだな! そしてこの曲でバンドサウンドが一気に盛り上がりを見せ、さらにボーカルも 前曲とはガラっと変わって力強く歌う。こんな曲もやれるんですね!これは良かった。 MCでは「チャンスタイム」と称してじゃんけんコーナーが開催されました。 メンバー2人でジャンケンをして、ギターのすえきちさんが勝ったら バケツに入ったお菓子をお客さんに向けてばらまく、 対してナンバさんが勝ったらお菓子をばらまかないとのこと。 計4回勝負で行われ、まず1回目のジャンケンでは、ナンバさんが勝利。 「ばらまかない、でもまだあと3回チャンスがありますよ」 2回目のジャンケンでは、すえきちさんが見事勝利! するとナンバさんがバケツを持ち、 「ばらまか・・ない」 いやばらまかないのか!?話が違うじゃないか! その後3回目と4回目も行われ、トータルでは2勝2敗だったにもかかわらず、 結局このコーナーでは一度もお菓子がばらまかれること無く終わってしまい、 これには観客から動揺の声が。またしても会場が割と不思議な空気になってしまった。 3曲目には唯一のラブソング「趣-omomuki-」が歌われ、続く4曲目には 女性メンバーのるりさんが「CA」と称して飛行機の機内アナウンス風の紹介をした後、 大きなサングラスをかけたナンバ機長が登場。ラスト曲の「Fish or Beef」へ。 曲中ではナンバさんが機内食の「フィッシュ オア ビーフ?」といった乗客とのやりとりの 小芝居を1人2役で始める場面もあり、これには思わず笑ってしまいました。 その後「♪フィッシュ オア ビーフ いや ベジタブル」という観客とのコール&レスポンズも盛り上がり、 さらに曲終盤には、客席めがけてお菓子をばらまくというパフォーマンスが。 最後の最後でやってくれた! そして私も見事お菓子をゲットすることができました。 もらったお菓子は小魚と、ビーフジャーキー。 「フィッシュ オア ビーフ」にかけたお菓子をプレゼントしてくれるとは! ありがとうございます! 全く知らないバンドだったこともあり正直それほど期待してなかったのですが、 いい意味でその期待を裏切られました。とても面白かったです! STUDENT枠の計2組のバンドが、まさか両方ともこんなにも楽しめるとは思わなかった。 大阪芸大生はユニークな人が多いとの評判を個人的に聞いたことがあるのですが、 こりゃ本当にその通りだ(笑)大学でバンドをやるには最高の環境なのかもしれませんね。 (続く)
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2015年10月31日土曜日
[ライブレポ] 大阪芸術大学学園祭(ヤバイTシャツ屋さん、さすらいナンバープレート)
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