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2015年10月12日月曜日

[日記]  キングオブコント2015の感想

今大会は全体的に厳しい感想になってしまいました。お笑いは基本的に笑った者勝ちだと思ってるので、自分は負け組です。


[1stステージ]
・藤崎マーケット
青塗りの人形が音楽に合わせてコミカルな動きをするというネタで
ファイナルステージ進出するも、個人的には最後まで1回も笑うことなく終わってしまった。
音楽がDEENの「ひとりじゃない」だったことの方がネタよりも気になってしまう。
動きだけで笑いをとろうとするネタってどうも苦手なんですよね・・・

・ジャングルポケット
友人の彼女と寝てトラブルになるというネタを、よりにもよってさらば青春の光の出番の直前で
やってしまうとは、この時点から面白かった。正統派のトリオコントで良い。東京03っぽい。

・さらば青春の光
画家であるにもかかわらず頭に浮かんだ絵が描けないというネタで、
これには結構笑ったのですが会場はあまりウケてなかった・・?
叫びボケは難しいのか。しゃべらずに動きだけのボケよりは叫びボケの方が笑えるのは私ぐらいだったのか。

・コロコロチキチキペッパーズ
友達のいない子の前に天使が現れるも、子供が泣いてしまうと天使は帰らないといけない・・・
何だか切ないなぁ・・・と思いきやここまでハマるとは。基本同じことの繰り返しで
やってることは単純なのに笑ってしまった。ナダルさんは声優でもいけそうですね。

・うしろシティ
ゲートボール中に悪魔が召喚されるも、その悪魔との契約が割に合わないというネタ。
この設定ならもっと面白くできたはずなのに。「強い死体」というフレーズは面白かったのだが。

・バンビーノ
魔術師と犬という既に何回か見ているネタ。このネタ昨年のファイナルでやってなかったかと
思ったのだがこちらで確認してみたら違った。面白いがダンソンほどのインパクトは無いかなぁ。

・ザ・ギース
さかなクンが銀行強盗をやるをいうネタを、劇的ビフォーアフターでモデルチェンジするという
どんでん返しには最初笑ったのだが、終盤にこれといったボケが無かったのが・・・
むしろさかなクンや和田アキ子などのボケは完全カットせずに、何らかの形で
有効利用できなかったのかなと思ってしまいました。それをやってこそ匠の技なのでは。

・ロッチ
試着室での店員さんと客のやりとりが同じことの繰り返しで、やってることは単純なのに
なぜか笑ってしまった。中岡さんのパンツ姿とか見たくないのですが(汗)それでも最後の
「はーい」を言うタイミングで爆笑してしまったのは不覚だ。堂々の1位通過。

・アキナ
ペットの鳥が入院したばかりにライブに行けなかったことを悔やむネタ。
命の重さは平等・・・重い。何より4分の持ち時間の中でスタートから1分以上も
笑いが無いのは致命的だった。それで余計重くなってしまったのではないかと。

・巨匠
回転寿司屋の職人さんが足を固定されてしまうというネタ。ごめんなさいほとんど印象に残ってないです(汗)


[ファイナルステージ]
・ジャングルポケット
仕事中に彼女を空港に迎えに行きたいとお願いするも上司がそれを許さないと
思いこんでしまう部下の2人の勘違いっぷりが面白かった。
1stステージに続いて今回も、言葉のやりとりでしっかりと笑いをとろうとするネタで
私的には今大会の出場者の中では好感度が高かったのだが、結果は5位ですか・・・

・藤崎マーケット
お化け屋敷で働く父親に会うも、実は人違いだったというネタ。
1本目のネタよりは面白かったかなと思ったが、やはりラララライ体操のイメージが
一度ついてしまうとそれを払拭するのは難しいですね。

・バンビーノ
足つぼマッサージでツボを押さえると声が出るのをうまく利用したリズムネタ。
「すんしー」などといった意味不明なフレーズで笑わせてしまうのはこのコンビならではですね。
終盤のたたみかけはスゴかった。あれを見せられたらそりゃ審査員も高得点をつける。

・コロコロチキチキペッパーズ
卓球のダブルスの試合で、SURFACEの「さぁ」に合わせて動きをとるというネタでしたが
全く笑えずに終わってしまった。藤崎マーケットの1本目と同じで、片方がしゃべらずに
動き(と音楽)だけで笑いをとろうとするネタはどうも面白さが分からないんですよね。
歌ネタ王決定戦じゃないだけになおさら・・・せめてもっと面白いフレーズを入れて欲しかった。

・ロッチ
ボクサーが仮病で試合を休みたいという、小学生みたいなキャラ設定が面白い。
なにわの○○というけど実は滋賀県出身というのには一番笑った。
関西イコール大阪じゃないんですよ。これは優勝だと思ったんですけどね。
審査員の点数を見たら低くて驚いてしまいました・・・


優勝はコロコロチキチキペッパーズ。無名コンビが賞レースにて上位に躍進し、
その後ブレイクするというパターンはこれまで何度もあったものの、
まさか一気に優勝までいってしまうとは。M-1のサンドウィッチマン以来の驚きだったのでは。
それはさておき今年のキングオブコントは、動きやリズムで笑いをとろうとするネタや、
同じことの繰り返し(専門用語では「天丼」という)で笑わそうとするネタが目立った一方、
面白い言葉の応酬で笑いを取ろうとするネタは圧倒的に足りなかったと感じてしまいました。
昨年覇者のシソンヌのネタの「くせえラーメン」のような印象に残るフレーズも
今大会にはほとんど無かったのが残念。まぁ私は漫才育ちなもので、
コントにも面白いしゃべりを求めてしまうというわけですよ・・・次回はそういうネタが多く決勝に上がってきて欲しいです。



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