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2015年10月25日日曜日

[CDレビュー]  川田まみ「PARABLEPSIA」


川田まみ「 PARABLEPSIA(初回限定盤)」
(2015/9/16)

1. parablepsia
2. Borderland
3. I...civilization
4. fly blind
5. Eager Eyes
6. PIST
7. Enchantress
8. here.
9. HOWL
10. Replica_nt
11. It’s no big deal
12. Break a spell
13. Dendritic Quartz
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)




川田まみの通算5枚目のオリジナルアルバム。今作も「I've Sound」と呼ばれる
トランス&デジロック系の名曲が詰まったアルバムとなりました。

バンドサウンドに電子音を絡めた曲を作るアーティストは数あれど、
これほどまでに1つ1つの音が力強く弾ける曲を聴かせてくれるのは
I've SoundかGacharic Spin、この2強ではないだろうかと思えてくる。
9曲目「HOWL」は特に素晴らしかった。このバキバキなイントロからして
頭に響きまくり。文字通りトランス状態にハマっていきそう。
高瀬一矢さん作曲のアッパー曲はガンガン攻めてる感じが伝わってくるのが良い。
サビ以上に、イントロや間奏にシビれさせられる曲が多数あるというのも
I'veの特徴ではないだろうか。シングル曲である12曲目「Break a spell」も
間奏のギターやキーボードのメロディだけで何度も聴きたくなるほどの名曲。

さらに、全曲が本人の自作により作られたという歌詞の方も素晴らしい。
近年のアニソン系アーティストのレベルの高さを感じさせられる。
アルバム前半の「Borderland」「I...civilization」「Eager Eyes」などは
どれもヒーローソング的なカッコ良さと前向きさがあり、聴いていて元気になれそう。
それとは対照的に、切な系の曲では10曲目「Replica_nt」が良い。
「道化の笑顔と 左目のウィンクが術なのさ」には思わず共感・・・
もっと愛されたい、そして笑いたいんだと願う者としてはこの曲の歌詞は胸に響く。

デジタル系サウンドが好きな人は確実に聴いてみる価値がある作品。
ライブだと生バンドでの演奏により、CDで聴くのとはまた一味違う魅力が
引き出されるので、そちらの方もぜひオススメしたいです(レポはこちら



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