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2014年9月21日日曜日

[CDレビュー]  THE武田組「ひっくりかえせ」


THE武田組「 ひっくりかえせ」
(2014/8/20)

1. 花
2. WELCOME
3. 89326
4. キスしてうつせ
5. つながってる
6. ひっくりかえせ
7. カモメの歌と波の詩
8. What's Rock?
9. いい歳こいて
10. 愛しぬいて
11. マスマスのうた(THE武田組バージョン)
お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10)




北海道出身のインディーズバンド、THE武田組の通算3枚目のフルアルバム。
メンバーチェンジを経て新たにキーボードが加わり、
5人組バンドとなってからは初のフルアルバムとなりました。

まず1曲目「花」はこれぞ彼らが得意とするフォークロックナンバー。
「♪咲いてるじゃねーか」「♪お前の花」などといった歌詞からは早くも男気が感じられる。
2曲目「WELCOME」はキーボードイントロの時点からジャジーな雰囲気が漂う曲で、
これまでにはない新しい武田組を見たかのよう。歌詞から音楽に懸ける気持ちが伝わってくる。
3曲目「89326」はヤクザブロと読むらしいです。やくみつるではないとのこと。
銭湯での人間模様を歌った曲で、タイトル通りヤクザな世界に片足突っ込んでますが
ストーリー性のある歌詞が面白くて思わず惹きこまれてしまいました。
歌詞カードと違うセリフを歌ってる部分があったのも思わず気になりました。ポコ○ンって!
4曲目「キスしてうつせ」は渋いフォークソング。風邪ひきの恋人に対して、
そんな風邪は俺にうつせと優しく歌いかける曲。やっぱりこの曲も歌詞が良い。
5曲目「つながってる」は約2分の短い曲ですが今作の中では目立たなかったか。
6曲目「ひっくりかえせ」はさすがアルバムタイトル曲となっただけあって素晴らしい。
今の自分自身が情けないという気持ちを、包み隠さずぶちまけながらも、
それでも人生の一発逆転を目指して頑張ると、熱く歌い上げるバラード曲。
30歳過ぎて父親に鉄拳制裁を喰らったという話は、やはり実話なのでしょうね・・・
よくこんなことを歌詞にできるよなと思います。そこに心を打たれる。
やっぱり変にカッコつけた曲よりも、この曲のように泥臭くてカムシャラな曲の方が心に響く。

7曲目「カモメの歌と波の詩」は彼らの地元である、北海道の大自然の風景が
目に浮かんでくるかのようなバラード曲。サビで「♪スポットラーイトーー」と
語尾を伸ばすのが何とも日本的で印象に残ってしまいました。
8曲目「What's Rock?」でようやくライブで大きく盛り上がれそうなアッパーな曲が登場。
約3分弱の短い曲ながらも、ロック魂がこもった曲で素晴らしいです。
9曲目「いい歳こいて」もアッパーチューン。良い意味でガキ大将っぽい歌詞が微笑ましい。
10曲目「愛しぬいて」は早口なセリフを入れながら歌うラブソング。
「♪俺には今時のクールな愛し方なんて出来ない」ってのはらしくて良いですね。
ピアノ+バンドサウンドの組み合わせも良い。メンバーにキーボードが加わった効果が出てます。
ボーナストラックの11曲目「マスマスのうた」は北海道新聞のCMソングとして作られた曲で、
作詞はメンバー以外の人がしたようですが、
今作の中に入れても全然違和感が無いほどに社会風刺的な歌詞が良いです。

前半から中盤はバラード曲が多く、アップテンポ曲が8~10曲目に固まるという
アルバム構成は少し気になってしまいました。せっかくロックバンドとしてやってるのだから
ライブで盛り上がれそうな曲を前半にも多めに入れていいと思うんですけどね。
しかし、歌詞に関しては今年聴いた全新作アルバムの中でもトップクラスでした。
とにかく人間味に溢れている上に、最近のメジャーの音楽シーンにおいて
ここまで男らしさを感じるバンドは本当に少ないので貴重な存在。
それだけに女性ウケしづらそうな作風とも言えますが、どうか彼らのような、
気合いと熱のこもった歌謡ロック・フォークロックを歌うバンドが世間で評価されて欲しい。
地方のインディーズを探さないとこんなバンドに出会えないという現状は残念だ・・・







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