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2013年10月30日水曜日

[CDレビュー]  水中、それは苦しい「芸人の墓」


水中、それは苦しい「 芸人の墓」
(2012/12/7)

1. 芸人の墓
2. 暴言少女よしえ
3. マジで恋する5億年前
4. 本質Ⅰ
5. 居酒屋デリンジャー
6. 風の谷の噺家
7. 本質Ⅱ
8. 悲しみサンバカーニバル
9. 乙女の祈り
10. アゲインアゲイン 
お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10)





水中、それは苦しいの通算6枚目のアルバム。
「アコースティックパンクバンド」と名乗る3人組グループですが
このバンドの最大の特徴は、メンバーにバイオリンがいるということ。
全ての曲で、バイオリンの音が絡むバンドサウンドが聴けるというのは
斬新に感じました。これは彼らの作品ならではだなと。

まずアルバムタイトル曲である1曲目「芸人の墓」は、谷川俊太郎「詩人の墓」を
元に作られた約9分に及ぶ大作で、かつて愛したお笑い芸人との別れを歌った曲。
歌詞サウンド共に、面白いのにどこか切ない。これぞ笑えて泣ける曲です。
PVに猫ひろしを起用したのもベストチョイスだなと感じました。

そして2曲目「暴言少女よしえ」は、かつてNHKのお笑い番組「オンエアバトル」にて
活躍していた女性芸人、田上よしえの一言ネタを歌詞にしたパンクナンバーで、
すさまじくハイテンポな曲調でギャグを叫び続けたかと思いきや
わずか50秒で曲が終わってしまう。もはや出オチ。
歌詞カードを見ても1曲目だけで全体の半分近くも使って、2曲目はわずか2行という、
このアンバランス感は面白い。収録時間も9分台の1曲目以外は全部3分台以下とは。

5曲目「居酒屋デリンジャー」は、歌詞も曲調もはっちゃけ過ぎていて
完全にコミックソング。しかしこの曲もそうですが、
アルフィーって本当によくネタにされるよなと、あらためて思いました。
お笑い芸人の漫才・コントのボケで使われた歌手ランキングでも第1位なのではと。
8曲目「悲しみサンバカーニバル」は文字通りにサンバのリズムが混ざった曲で
ノリの良さの中にも、哀愁を漂わせるメロディとバイオリンの音色が印象的。
シュールな歌詞世界とも相まって独特の雰囲気を放っている。
9曲目「乙女の祈り」は童謡っぽい楽曲ながら、歌詞は相変わらずブッ飛んでいる。
ラストナンバー「アゲインアゲイン」もアルバムを締めくくる曲ながら
歌詞は相変わらず独自のセンスが炸裂している。
終わってみれば、バイオリンの音と同じぐらいに歌詞が耳に残る作品でした。

1回聴いただけで(良い意味で)何なんだこれは!と思わせてくれる作品。
ただ短い曲が多いこともあってか、出オチで終わってしまったと感じた曲もあったので
何度も繰り返して聴きたくなるような曲が増えれば、さらに良くなると思いました。
とりあえず、お笑いが好きな人は一度聴いてみる価値があるのではないでしょうか。
シュールな世界観を持った曲が聴きたい人にもオススメの作品です。




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