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2013年2月24日日曜日

[CDレビュー]  ROACH「OKINAMERICA」


ROACH「 OKINAMERICA」
(2012/10/3) 

1. LINE-小さな島の国境線-  
2. HIGH FIVE!! 
3. 耳ヲ澄マセバ  
4. LONE★STAR  
5. テイスト・オブ・ザ・デビル  
6. ウィシュガー  
7. Don't u remember 
お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10)





沖縄出身ロックバンド、ROACHの3rdミニアルバム。
今作はまさに「OKINAMERICA」というそのアルバムタイトル通りの作品。
沖縄音楽とアメリカ生まれのロック音楽を、
彼ら流にチャンプルー(混ぜこぜに)させた作品となっています。

まず、このバンドを知るきっかけとなった曲である、2曲目「HIGH FIVE!!」は、
沖縄的なメロディ・歌唱と、どこか懐かしさを感じるアメリカンロックサウンドとを
高い次元で融合させた曲で、そして歌詞には人種や宗教や立場の違いを超えて
皆で手を取りあって楽しく歌おうというメッセージが込められている名曲。
これぞ音楽の持つ力を感じさせてくれる曲で、今作のリードトラックにもふさわしい曲でした。

しかしこのアルバムのフタを開けてみれば、「HIGH FIVE!!」は今作では最も
ポップ寄りな曲で、それ以外の曲は、このバンドはこんなにハードな音楽を
やっていたのかと驚かされるぐらいに激しい曲が中心となっていました。
1曲目「LINE-小さな島の国境線-」からガンガンに飛ばしまくっています。
しかしこの曲も歌メロに関しては沖縄テイストを感じる上に、何より歌詞が素晴らしい!
「目の前のあなたさえ愛せない世の中なら 文化や思想なんて壊れてしまえばいい」
というラストのメッセージは特に考えさせられる上に、胸に迫りくるものがありました。
この沖縄という地で生まれ育ち、そしてバンド結成直後には現地の米兵相手に
ライブ活動を重ねてきた経験もある彼らが歌うからこそ、より一層の説得力を感じます。

3曲目「耳ヲ澄マセバ」、6曲目「ウィシュガー」はゴリゴリのメタルコアナンバー。
4曲目「LONE★STAR」5曲目「テイスト・オブ・ザ・デビル」は、
ヘヴィネスとメロディアスの間を行ったり来たりするサウンドが良い感じです。
個人的には同じ沖縄出身のハイカラっぽい曲だと感じました。なのでこういう路線は好きです。
ラストの「Don't u remember」は2曲目同様に今作では比較的ポップな曲で、
アルバムの最後を飾るにふさわしい大団円的ナンバーでした。
曲数は7曲と少なめでしたが、それ以上のボリューム感を感じられる、
中身の詰まった内容のアルバムでございました。

数多くいる沖縄出身アーティストの中でまた1組、素晴らしい曲を作るアーティストに
出会うことができて嬉しいです! いつかまたライブにも行ってみたいです。




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