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2012年10月29日月曜日

[CDレビュー]  藍坊主「ノクティルカ」


藍坊主「 ノクティルカ」
 (2012/4/18) 

1. 天国からの手紙  
2. イエロームーンチャイルド  
3. 生命のシンバル  
4. 花火計画  
5. バク  
6. 夜はひらめく  
7. エフィラ 
8. メテフィラ 
9. ホタル  
10. 涙が滲む理由 
お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10)





藍坊主の通算6枚目のオリジナルアルバム。

この作品を聴いてまず感じたことは、歌詞が良いです。
どこか考えさせられつつも、同時に第六感にも訴えかけてくるような歌詞が見事。
そして、このアルバム作品全体から感じられるコンセプトは、
この世に生きる命の尊さ。今作は命を歌った作品といっていいでしょう。

まず1曲目は、亡くなった人のことを思う「天国からの手紙」から始まり、
続いて「細胞分裂したいよ」という歌詞が印象的な2曲目
「イエロームーンチャイルド」では、一転して今この世界で生きる
人々たちの活気に溢れる姿を歌ったかのような曲を聴かせてくれます。
そして、シングル曲でもある3曲目「生命のシンバル」は、
この世の生きることの辛さを乗り越えて輝こうとする人間の姿を、
比喩表現を交えながらも力強く歌った、今作でも必殺級のナンバーといえる名曲です。

アルバム中盤では、タイトル通りの花火ソング「花火計画」、
夢の中の世界を歌った「バク」、別れと旅立ちを歌った「夜はひらめく」
といった曲も挟まれています。そして後半突入となる7曲目「エフィラ」は、
これぞ本領発揮といえる、シュールさ満点の踊れるロックナンバー。
どこか異次元的な世界に引き込まれつつも、同時に生命の躍動感を感じさせてくれる。
続く「メテフィラ」は歌詞に幻想的な要素を感じるバラード曲。
そして先行シングル曲でもある9曲目「ホタル」は、
青春時代を思い出しつつ、大人になることへの心の葛藤を歌った曲で、
切なさと熱さを同時に感じさせてくれるかのような名曲です。
そしてラスト曲の、「子等(こら) 子等(こら)」という
サビのフレーズが印象的な「涙が滲む理由」は、これから生まれてくる命と、
そしてこれから育っていく子供達に向けての、彼らなりのメッセージが込められた曲。
アルバムの最後を飾るにふさわしい曲といえるでしょう。

曲数が10曲と少なめで、さらには6曲目のサビメロが1曲目と似ているというのが
やや気になったりもしましたが、今作はそれを吹き飛ばすぐらいの
バンドとしての確かな実力を感じた作品でした。彼らはかつて、
ノリが良くて爽快感は抜群だが、歌詞は浅いというイメージがあった
青春パンクバンドであったとは、このアルバムを聴く限りでは全く思えないです。
特に歌詞に関してはよくぞここまで成長したと感じました。
この成長があったからこそ、青春パンクブームが終わった今でも
彼らは一定の支持を集め、根強くメジャーシーンにて
活動を続けることができているのだなと思いましたし、
それどころか今以上に世間でもっと評価されてもいいのにと思いました。
個人的にも予想以上にハマった作品でした。今後のさらなる活躍にも期待!



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