7月22日(日曜日)大阪・心斎橋SUNHALLにて開催された 「寺田リックスピン ワンマン」に行ってきました。 SHOW-YAのボーカリストの寺田恵子さんが、今年3月にGacharic Spinの 主催イベント「JUICY GIRLS」(当時のレポはこちら)に 出演を果たしたことをきっかけに誕生したスペシャルガールズバンドが ついにワンマンライブをやってしまうということで行ってきました。 [セットリスト] ・Lock On!! (Gacharic Spin) ・流星少女~Shooting Star 196X~ (SHOW-YA) ・その後で殺したい (SHOW-YA) ・ルーレット (Gacharic Spin) ・年齢不詳の魔女になりたい (Gacharic Spin) ・地下水道の月 (SHOW-YA) ・Whole Lotta Rosie (AC/DC) ・Heartbereaker (Pat Benatar) ・水の中の逃亡者 (SHOW-YA) ・シャキシャキして!! (Gacharic Spin) ・FAIRY (SHOW-YA) ・ダンガンビート (Gacharic Spin) ・限界LOVERS (SHOW-YA) (アンコール) ・赤裸ライアー (Gacharic Spin) ・私は嵐 (SHOW-YA) まずはGacharic Spinのインディーズデビュー曲「Lock On!!」にてスタ-ト。 あらためてイントロからしてスゴ過ぎ。日本一のイントロじゃないかと思えてくる。 問答無用で興奮のるつぼに叩き落されるサウンドと演奏パフォーマンス力がここにある。 そしてインディーズ時代の曲をあらためて聴いてみると寺田恵子姐さんの歌声って Gacharic Spinの初代ボーカリストのArmmyさんに似てないかと思ってしまった。 当ブログ管理人がGacharic Spinの存在を知った時にはアーミーさんはバンドにいなかった。 今ではその歌声を生で聴くことができなくなってしまったのが残念でならない。 セクシーさを感じる歌声が合う曲なだけにアーミーさんの再来かと思ってしまいましたよ。 2曲目にはSHOW-YAの2013年リリース楽曲「流星少女~Shooting Star 196X~」が。 こちらもまたGacharic Spinの演奏がスゴい。最近の自身の曲以上のド迫力サウンドで イントロからして圧巻、あらためてガールズメタル最高だ・・・ 寺田姐さんはやはり自身のバンドの曲なだけあって1曲目以上に歌いっぷりが輝いてる。 まさに流星少女のよう、55歳にしてこの輝きは素晴らしいとしか言えない。 サビの「♪回せ回せ」で観客達と一緒にタオル回しで盛り上がれたのも良かったです。 2曲目を歌い終わった後に、寺田姐さんがバンドの自己紹介。 「結成3ヶ月、ピッチピチの新人バンドですっ!」これには不覚にも笑ってしまった。 続いてオレオ様も「プッチプチの新人バンドですっ!」プッチプチなのは体形いや何でもないです! さらに5曲目にはGacharic Spinの最新アルバム「G-litter」(レビューはこちら)から TOMO-ZOさんボーカル曲の「年齢不詳の魔女になりたい」を披露するというまさかの選曲が。 歌い出しから寺田姐さんが「♪年齢不詳の魔女に なりたいなぁ~」とセリフを放ったのには 大変失礼ながら笑ってしまった。年齢不詳の魔女(55)がステージに降臨。 サビ部分などではTOMO-ZOさんとのツインボーカルで曲が聴けたのも面白かった。 そして最初のMCでは寺田姐さんが楽器隊の演奏に合わせてブルゾンちえみ with B風に 「寺田リックスピンのメンバーの平均年齢は・・・ 35歳!」 「私の年齢は・・・ 55歳!」などと自分の年齢をネタにして笑いをとった後、 このスペシャルバンドのワンマン開催に至るまでのエピソードを話してくれました。 Gacharic SpinはNAONのYAONで初めて見た時に半端ないと思った、 さらにJUICY GIRLSでの共演をきっかけに今度はワンマンライブをやろうと決めたが、 本当は来年ぐらいにやろうと思っていた、事務所の人も止めるだろうと思っていたと。 ところがGacharic Spinの所属事務所の皆さんは早々と寺田姐さんのスケジュールも聞かずに ライブの予定を3ヶ月後に入れてしまったのでこの日やることになってしまったという話には 笑ってしまった。今まではGacharic Spinは所属事務所が弱小だからなかなかメディアに 推してもらえないのではないかと、もっと大手に近い事務所ならなぁと思っていたのだが、 こういうエピソードを聞くと、この事務所にしてこのバンドありだなと思った。 あらためて行動力がスゴいな!さすが他のバンドが3年かけてやることを1年でやるバンドだ。 続いてはSHOW-YAのライブで滅多にやらないバラード曲の「地下水道の月」、 その次には洋楽カバーのハードロックナンバーを立て続けに2曲披露。 そしてSHOW-YAの曲で今回聴きたいというファンからのリクエストが最も多かった 「水の中の逃亡者」は1987年リリースの楽曲で当時のドラマ主題歌だったそう。 こんな曲が推される時代があったなんてうらやましいと思うほどの名曲。 後半のMCではジェネレーションギャップを感じた瞬間についてのトークが。 寺田姐さんはテレビのチャンネルは「回す」と呼ぶ、白黒テレビ世代だったということから 白黒テレビを見たことある人は手を挙げてと観客の皆さんにお願いすると、 数多くの人が手を挙げたのにはビックリしてしまった・・・まさかここまで年齢層高いとは。 だがそれでも最後には「音楽は世代を超えて楽しめるものだ」という言葉が リーダーのKOGAさんや寺田姐さんから聞けたのは良かったし本当にその通りだなと思った。 そしてライブ終盤には両バンドの代表曲連発でまさにクライマックス。 特にSHOW-YAの楽曲に関してはどれも文句無しのお見事なステージでした。 「FAIRY」「限界LOVERS」などではオレオ様がヘドバンしながら真剣にキーボードを 演奏しているところも、最近のハンバーガー路線とは対照的なまでにカッコ良かったし これには一緒にヘドバンしたりして最高に盛り上がれた。 一方でGacharic Spinの楽曲は当たり前だが寺田姐さんは普段歌ってない曲なだけに SHOW-YAの曲と比べると声があまり出てないように感じてしまったのは私だけだろうか? アンコールの「赤裸ライアー」に至ってはとりわけ体力を使う曲だと最初に言いつつも ほとんど歌わずにはな兄さん任せだったし。姐さんが歌わないと寺ピンの意味が無いぞ。 間奏部分でまいちゃんに代わってヘドバンするのに体力を使ったということか? それだけにこのバンドはまだまだ進化する余地があると思えたし、次回以降のライブも 見てみたいと思えるものがあった。とりあえず来年のNAONのYAONでも見れますよね? 終わってみればとても楽しかったです。今回のライブのMCでも一番印象に残った言葉であり この日あらためて感じたのは「音楽は世代を超えて楽しめるものだ」ということ。 親子ほど違う年代の2組がバンドを組んでこんなにも圧倒的で華やかで 素晴らしい音楽を奏でてくれたのだから、まさにその通りだと思える。 それだけにあらためてこういうガールズハードロック・ガールズメタル系の音楽を 好きになってくれる若い観客がもっとたくさん現れてくれないかなと思ってしまう。 メタルはおっさんが聴く音楽みたいな風潮が一部であるのは残念でならない。 90年代の音楽が好きな若い人はちょくちょくツイッター上などでも見るのだが、 SHOW-YAや初期の浜田麻里さんや聖飢魔Ⅱなどといった 80~90年代のハードロック・メタル系の音楽を好きになってくれる若い人は 現れてくれないのか・・・ブックオフにCDがあまり無いのも原因なのかもしれないが。 その点Gacharic Spinはたとえファン層がどんなんになろうと 自分たちの好きな音楽、やりたい音楽を貫いた上で今回は寺田姐さんとの コラボライブまでやってしまうというのだから本当に偉いよなぁと思う。 当ブログ管理人はGacharic Spin世代ということでこれからもこの2組を応援したいですね。 以上でございます。長文記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
ブログトップ
2018年7月25日水曜日
[ライブレポ] 寺田恵子(SHOW-YA)、Gacharic Spin「寺田リックスピン ワンマン」
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿