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2016年7月4日月曜日

[CDレビュー]  BAND-MAID「Brand New MAID」


BAND-MAID「 Brand New MAID (Type-A)(DVD付)」
 (2016/5/18)

1. the non-fiction days
2. LOOK AT ME
3. ORDER
4. Brand-New Road
5. YURAGU
6. FREEDOM
7. Before Yesterday
8. alone
お気に入り度:★★★★★★★★ (8/10)




BAND-MAIDのメジャー1stアルバム。メイドの世界観満載のガチ・ロック・バンドとして
現在人気上昇中、満を持してのメジャーデビュー作。

今作におけるアルバムタイトル通りの新しい挑戦といえば、
メンバー自ら作詞や作曲を担当した楽曲が収録されるようになったこと。
5曲目に収録された、ギターボーカルの小鳩ミクちゃん作詞の「FREEDOM」は
我が道を行けとばかりに衝動的でカッコいいフレーズが並ぶハードロックナンバー。
普段のトークでは「くるっぽ♪」「萌え萌えずっきゅんばっきゅん♪」などと言ってるお方が
作詞したとは思えない。これぞギャップ萌え、BAND-MAIDの最大の魅力はここにある。

さらに作詞作曲共にメンバー自作の「alone」はサビメロにおける高音と低音の絡め方が絶妙、
低音ボーカルで「♪現実からの逃避行さ」と歌う部分がカッコ良すぎ。
こういう曲を聴かされると、私も同じく実生活から逃避行してBAND-MAIDのお給仕(ライブ)
に行って「お帰りなさいませ、ご主人様、お嬢様」と言ってもらいたくなる。(レポはこちら)
自作曲が今作の中で一番良いと感じられたのは将来的にもますます楽しみ。

曲調的にはインディーズ時代と比べてとりわけ大きく変わった部分は無く、
今作も王道のハードロックをひたすら突き進む作品といえる。
2~4曲目に似たようなミドルテンポ曲が続いたのが唯一微妙な点だったが、
その一方で5曲目「YURAGU」は彩姫さんと小鳩ミクちゃんのツインボーカルを
大きく生かした曲で、どことなく初期のSCANDALに近いような透明感もあって
今作の曲の中でも一味違う魅力を引き出せているように感じられました。

最近では海外での人気も徐々に獲得しつつあるということから、
BABYMETALに続く形で新たな女性ハードロック系アーティストのブレイクなるか、
大いに期待したい。先日はNAONのYAONにも出演を果たしただけに(レポはこちら)
同じくこのフェスに出演した若手ガールズバンドともどんどん対バンして
シーン全体を盛り上げていってくれれば最高なんですけどね。









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