妖精帝國「 使徒覚醒」 (2014/3/7) 1. 使徒奏デシ破滅ノ竪琴 2. 覚醒、冱てる魂と運命の境界線 3. 神剣乱舞 妖精帝國の3曲入りシングル。 まず1曲目「使徒奏デシ破滅ノ竪琴」には、いきなり驚かされました。 これまでのシングル曲の中でも轟音度ナンバーワンといっていいぐらいの、 すさまじい迫力と疾走感を持ったシンフォニックメタル。これぞ音の洪水。 歌詞はこれまたゴシック風で難解。こんな曲を、よりにもよってシングル表題曲として リリースしてしまうバンドはそう滅多にいないでしょう。 一応アニソン系アーティストに含まれるバンドでありながら、 そんじょそこらの一般アーティストよりもよっぽどやりたい放題やってる感が 素晴らしいです。これからもその調子で我が道を突き進んで下さい。 2曲目「覚醒、冱てる魂と運命の境界線」は1曲目に比べると明るい雰囲気で なおかつ開放感を感じられるシンフォニックロックナンバー。むしろこちらの方が、 表題曲っぽい上にアニソンっぽい。実際ゲームのタイアップが付いてますが。 歌詞についても、独自色は残しつつも比較的分かりやすいと言える。 Aメロ部分ではダークさを漂わせつつも、サビでは光が差しているかのよう。 「不本意でも不条理でも 生きる姿は美しい」という歌詞は特に好きです。 3曲目「神剣乱舞」はクサメロスピナンバー。Dragon Guardianみたいだなと感じました。 歌メロの印象度は今作の計3曲の中でナンバーワン。 剣士の姿を歌ったと思われる歌詞の方もカッコいいです。 2014年の私的No.1アルバム候補はまだレビューしていませんが、 「私的年間ベストシングル」ならば、今作でほぼ決まりです。 これほどまでに3曲全てが素晴らし過ぎるシングル盤が他にあっただろうか。 同じく今年3月リリースのGacharic Spinのシングルも3曲全て素晴らしかったですが、 妖精帝國の今作はそれをも超えた。まぁ決して万人ウケすることは無い作風でしょうが、 それでも彼らは日本屈指の実力派アニソン系アーティストであり、 なおかつ実力派HR/HM系アーティストであると、当ブログ上で宣言したいです。
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2014年5月2日金曜日
[CDレビュー] 妖精帝國「使徒覚醒」
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