THE BACK HORN「 暁のファンファーレ【初回限定盤】」 (2014/4/9) 1. 月光 2. ビリーバーズ 3. シェイク 4. バトルイマ 5. ブランクページ 6. 飛行機雲 7. サナギ 8. コワレモノ 9. エンドレスイマジン 10. 幻日 11. タソカゲ 12. シンメトリー 13. ホログラフ お気に入り度:★★★★★★★☆ (7.5/10) THE BACK HORNの10thアルバム。 先行シングル曲のイメージもあってか、今作を最初に聴いた時には、 ずいぶん丸くなってしまったか?という第一印象を持ちました。 荒涼感を漂わせつつも、サビは伸びやかで気持ちいい「ビリーバーズ」、 ダーティーかつ社会風刺的な歌詞がインパクト抜群な「シェイク」、 サビのコーラスワークがガツンとくる、文字通り闘争心みなぎる曲「バトルイマ」 といった序盤の2~4曲目は、らしさが出ていて良いなと感じました。 しかし続く5曲目「ブランクページ」で、ずいぶんハッピーな曲が出てきた。これは意外。 そして6曲目「飛行機雲」は穏やかなバラード曲。まぁこういうのも有り。 7曲目「サナギ」は穏やかなポップ曲ですが、サビがどこだか分からない。 8曲目「コワレモノ」もメロディが単調に感じてしまう。 どうも彼らのアルバム作品は、中盤が弱い傾向があるのかなぁと。 9曲目「エンドレスイマジン」は今の世相を反映させた歌詞が良い。ロックバンドらしい曲。 10曲目「幻日」は音数の少ないAメロから、サビで一気に盛り上がり疾走するという展開が良い。 この後半2曲はさすがだなとは感じましたが、しかし今作のアルバム曲には、 過去の曲でいえば「ラフレシア」や「ペルソナ」のような、破壊力満点で、 なおかつ終始疾走感抜群な曲が、ほとんど無かったなと思ってしまいました。 それでも、先行シングルとなった12曲目「シンメトリー」は素晴らしい曲です。 ロマンチックで、聴けば聴くほどに深い。歌詞から希望を感じさせてくれる。 英語詞から始まるというのも斬新。終始いい雰囲気を醸し出していました。 まさに新境地に辿りついたかのような曲。 今までのイメージとは違う穏やかな曲調だろうと、良いものは良いのです。 そろそろ中堅からベテランの域に差し掛かりつつあるバンドですが、 これからも今までのように荒々しい一面を存分に見せてくれることを期待したいです。
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2014年5月30日金曜日
[CDレビュー] THE BACK HORN「暁のファンファーレ」
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