ガガガSP「 日常アナキズム」 (2013/1/15) 1. 燃やせ!! 2. 赤秋 -せきしゅう- 3. 君は思い出 4. 大勝利 5. ただひたすらの日常アナーキー 6. これこそが 7. 優しい人 8. 一人ぼっちは楽しい 9. 太陽に向けて 10. 狭い部屋 11. 霧のような雨 12. 人生強騒曲 13. 君と僕 お気に入り度:★★★★★★★★ (8/10) ガガガSPの通算8枚目のオリジナルアルバム。 今作はボーカルのコザック前田さんがなかなか曲を作れない中で、 メンバー全員が協力し合って曲を作った作品とのことらしいです。 まずコザック前田さん作詞作曲の1曲目「燃やせ!!」は、 これぞガガガ節といえる早口でまくしたてるAメロBメロから 思いっきり声を伸ばすサビへと続く流れが良い。爽快感抜群です。 2曲目「赤秋-せきしゅう-」も彼らにとっての王道であるフォーク風青春パンクナンバー。 この2曲を聴いた時点では、相変わらずの魅力が詰まってるなと思いましたが、 しかし9曲目「太陽に向けて」では、2番の歌詞が思い浮かばなかったのか 1番を2回繰り返して終わってしまったのを聴いてしまうと、 やっぱり曲作りに関しては長いスランプが続いてたのかな・・と感じてしまいました。 その一方で、ギターの山本さんやベースの桑原さんの作った曲については、 モンゴル800辺りも歌いそうなオーソドックスな青春バンクといった感じの曲が多いと 以前から思っていましたが、今作ではそれなりに楽曲に幅を持たせている。 4曲目「大勝利」は山本さん作曲でありながらもコザック前田さんの作る曲に 似せて作った感じが伝わってくる。 しかし同じパチンコのタイアップ曲である、きただにひろし「Fight on!」が 素晴らし過ぎたのに比べると、この曲はサビメロが単調に感じたのが惜しい。 7曲目「優しい人」は、一体どうしてしまったんだ!?と思うぐらいポップな曲で、 ボーカル以外は軽快で穏やか。特に後半の曲を聴くと、彼らも変わったかなと感じました。 しかし歌詞はどの曲も共感できる内容だったのは良かったです。 そんな中で5曲目の「ただひたすらの日常アナーキー」は、 歌詞カードにあえて歌詞を載せていない曲で、そのはっちゃけぷりは今作最強。 曲のラストには、日常に面白さを感じない時はライブに行こうというメッセージが。 これには、そうだよなと!ロックバンドのライブこそがこのように歌う方も聴く方も 曲に合わせて思いっきり暴れられて、日常のストレスも発散できるよなと共感しました。 そして12曲目「人生強騒曲」は、大傑作ナンバー「弱男」の再来かと思いました。 一体感が素晴らしい。この曲もライブで合唱したいと思える曲です。 結成15年を迎えただけあって円熟味を感じた作品でした。そして次作へ続く。
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2014年1月31日金曜日
[CDレビュー] ガガガSP「日常アナキズム」
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