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2012年3月13日火曜日

[CDレビュー]  eufonius「フォノン」



eufonius「 フォノン」
 (2011/11/23) 

1. phonon
2. サイクレイション
3. 比翼の羽根
4. マナ
5. キラリクルリ
6. ゆきなみき
7. fugace
8. 分解能
9. 涙の記憶
10. きらきら
11. My Smile
12. 光のフィルメント
13. 遥かな日々
お気に入り度:★★★★★★☆ (6.5/10)






主にアニソンの世界を中心に活躍中の男女2人組ユニット、eufonius(ユーフォニアス)の
メジャー通算4枚目のフルアルバム。
透明感のあるボーカルと、曲全体を包み込む優しい雰囲気が印象的な作品でございます。
それはアップテンポ曲であっても、打ち込みや電子音の多い曲であっても、
素朴で優しい感じの雰囲気が味わえるというのは、まさにこのユニットならでは。
アーティストとしての楽曲の世界観を確立しているといえるでしょう。


個人的に最も素晴らしいと思った曲は、8曲目の「分解能」。
今作の中でもひときわメロディの良さが際立っていて、切なくも美しい。
まるで透き通った水の中を泳いでいるかのような、そんな感覚に浸れる名バラード曲です。


ただそれ以外の曲は、全体的にメロディが弱いのか、
一度聴いただけで引き込まれるというような曲はほとんど無かったのが残念。
さらに、ボーカルのriyaさんが作る歌詞が普通だなと思いました。
決して悪い歌詞ではないですし、2曲目あたりは歌い出しの国籍不明な言語からして
不思議な感覚に浸れる曲なのですが、しかし他のアニソン系アーティストの歌詞レベルが
軒並み高いということを思えば、どうしても見劣りしてしまうかなと・・・ 
特にバラード系は、これらの何倍も素晴らしい歌詞を持った曲を知っているだけに。


もう少しハマってもよさそうだと自分でも思うのになぜかハマりきれなかったという作品でした。
曲の雰囲気は良いので、気に入る人は気に入ると思います。


2 件のコメント:

proser さんのコメント...

メロディーが弱いといいますか、個人的には良くも悪くもriyaさんの歌声が生命線のユニットだと思っています。そして歌詞ですが、riyaさん自身の作詞センスの問題もあるでしょうけれどここでも彼女の歌声が問題になってきます。

アニメはほとんどご覧にならないようですが、eufoniusの曲が例えばガンダムに使われてるところを想像できるでしょうか?そういう柄じゃない、というか歌声じゃないですよね。riyaさんがアッパーでかっこいい曲を歌いこなすタイプでないことが取れるアニメタイアップに少なからず影響を与え、それが作風にも反映されてしまうのでしょうね

えむけー さんのコメント...

ボーカルの声質は良いと思いましたけどね。
別にアッパーな曲を求めていたわけではないですし、こういう作風もまた個性だと思います。
個人的には8曲目とそれ以外でサビのメロディの印象度が段違いだったですが・・・