BAND-MAID「Unseen World[初回生産限定盤]」 (2021/1/20) 1. Warning! [MV] 2. NO GOD 3. After Life [MV] 4. Manners [MV] 5. I still seek revenge. 6. H-G-K 7. サヨナキドリ 8. Why Why Why 9. CHEMICAL REACTION 10. Giovanni 11. 本懐 12. BLACK HOLE お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10) BAND-MAIDの通算4枚目のフルアルバム。 前アルバムはミドルテンポ曲やバラード曲を多く交えて幅を広げた作品だったのに対し 今作は全曲アッパーチューンのガチロックで原点回帰、そして更なる進化を遂げ 名実ともに日本代表クラスのガールズロックバンドにふさわしい作品となった。 作詞担当でギタボの小鳩ミクちゃんについては、しゃべる時に語尾に「ぽ」なんて無くて ぽっぽぽっぽ言ってなかった頃からライブで見てきていたが(レポはこちら) つくづく年齢810(はと)歳とは思えないほどに発想力、プロデュース力を感じる。 まず1曲目の「Warning!」が当ブログ的年間ベスト楽曲常連の ワールドプロレスリング主題歌というタイアップにふさわしい名曲だった。 サビの「♪鬼さん此方へ 手の鳴る方」という日本の歌謡曲を彷彿させる歌詞とメロディは これまで洋楽ロックテイストの曲が多いバンドと思っていただけに斬新にも感じた。 そして3曲目「After Life」はこれまでの楽曲の中でも最高傑作ではないだろうか。 イントロや間奏からしてザクザクと迫り来る演奏と、切れ味抜群のボーカルに 「♪愛だって恋だってなんだっていい」というキラーフレーズ擁するサビは 一度聴いただけで忘れられないほどのインパクト、これぞ最強ガールズバンドだ。 俺の小鳩ちゃんへの思いも愛だって恋だってなんだっていい。 アルバム後半の楽曲では7曲目「サヨナキドリ」が前アルバムには無かった 小鳩ちゃんメインボーカル楽曲。この復活は嬉しい。J-POP風のメロディにのせて メイドさんらしくキュートに聴かせつつもサウンドはしっかりロックしていて良い。 全体的に楽曲が前半>後半という印象だったもののそれでもやっぱり アッパーで盛り上がるアルバムの方がヘビロテになるよなと思った名作! このように日本のガールズバンドが海外でムーブメントを起こしつつあることは もっと広く話題になればいいし、国内の音楽メディアももっと取り上げればいいのに。 日本のバンドがロックを助けてくれた、アメリカは軟弱になったというコメントを見ると 自分はむしろ今の日本はなぜ軟弱なバンドが増えてしまったのかと思ってたのに、 アメリカ等の海外ではそれ以上なのかと。そもそもバンド自体が出て来てないのか。 そりゃビリーアイリッシュさんのような歌唱もメロディも平坦なタイプの歌手が 世界一売れる時代だというわけだから、ダイナミックなロック好きには肩身が狭い時代か。 だからこそBAND-MAIDにはこれからも全世界で活躍して欲しいと期待してますよ。
ブログトップ
2021年5月8日土曜日
[アルバムレビュー] BAND-MAID「Unseen World」
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿