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2021年4月29日木曜日

[ライブレポ]  リリー楽綺団【Experience】Release Tour -KOBE-

4月25日(日曜日)神戸・太陽と虎にて開催された
「リリー楽綺団 Mini Album【Experience】Release Tour -KOBE-」に行ってきました。
今年1月のGOLD RUSH(レポはこちら)で初めてライブを体験して以来
ワンマンにも行きたいと思ってた、ハイスピードで進化し続ける6人組ガールズバンドが
1月リリースの7曲入りミニアルバム「Experience」を引っ提げてのライブツアーにして
今回は約2時間の長編セットリストを組むという予告があったので駆けつけました。
会場は太陽と虎、ここに来ると松原裕さんとCOMING KOBEのことを思い出す。 今の状況を天国からどう見ているのだろうか。 松原さんならそれでもきっと前向きな言葉をかけてくれそうだ・・・ [セットリスト] ・感情dissimulate ・WANDERING  [MV] ・Mr.デシメーション  [MV] ・ARK  [MV] ・陽炎-Kagerou-  [MV] ・Believe in my way ・サイレントキラー  [MV] ・クローバー ・ESCALATE  [MV] ・パノラマ ・シオン (動画約10分) ・cistus  [MV] ・My monster  [MV] ・ALliuM ・IRIS ・残響フィルム ・ヒステリック  [MV] ・レルム ・violet ・Borderline  [MV] ・Reversal Game  [MV] ・Carry on  [MV] (動画約5分→アンコール) ・贖罪 ・チトニア ・Re:verse  [MV] 全25曲 まず1曲目は「感情dissimulate」。2ndフルアルバム曲にして異色のデジロック系楽曲を ボーカルの綺更さんと瑞月さんの2人が華麗なダンスパフォーマンスを交えて歌う。 これには盛り上がりまくった。もしかしてダンサーがいた頃のGacharic Spinに 影響を受けたのかと思った。まさかライブでここまで化ける曲だったとは。 続く2曲目「WANDERING」はクサメロ全開の疾走メロコア最強楽曲。 Tシャツ付きで100枚限定という形でリリースされた配信シングル曲だが 今後アルバム等にも何らかの形で収録して欲しい。もはや序盤にして最高潮じゃないか。 3曲目以降では1stフルアルバム「Looking for a home」収録曲も数多く披露。 Experienceツアーじゃなかったのかと思いつつも個人的には初見の曲ばかりで嬉しかった。 MCでは関西出身メンバーの2人が今回特に活躍していたのが印象的。 ギターのnatsuさんは京都出身だけに神戸に行く機会も多かったそうで名物の肉まんの話が。 さらにベーシストのコトネさんは最近髪を短く切ったそうだが、 そのきっかけは料理を作るために台所でソーセージを焼こうとした時に 何を思ったのかライターを持ってきてしまい、その火が油に引火した(?)とかで 髪を焦がしてしまったからという話が。この話は笑っていいのか? 一歩間違えれば火事で大やけどじゃないか。これには観客の中からも バカじゃないのという声が漏れてしまいメンバーからもツッコまれ、 もう絶対に台所に立たせたくないという話になってしまう。そりゃそうだ。 ライブ中盤には2ndアルバムから綺更さんソロ曲の「クローバー」が披露されたり、 その後の10分休憩の時間にはスクリーンに最新アルバム収録曲「cistus」のMVの 未公開メイキング映像が流れ、そしてライブ再開後に「cistus」を披露したり、 さらには瑞月さんソロ曲「IRIS」もやってくれたりと盛りだくさんの内容。 そして今回のライブでもあらためて感じたのは、キーボードのSAiRah(さいら)さんの 演奏の活躍っぷり。華麗かつテクニカルなピアノの旋律がバンドサウンドと最高に合う。 それだけにもうちょいキーボードのステージの位置を高くして、後方フロアからも 演奏を見やすくして欲しいとも思った。ライブパフォーマンス自体も まだまだ上げられるはずだしそれこそGacharic Spinのオレオ様みたいになれるはず。 MCでもほとんどしゃべらなかったし控えめな性格なのかな?もっと前に出てもいいのに。 後半戦になってようやく最新ミニアルバムの収録曲も次々と披露。 「Borderline」ではSAiRahさんもキーボードを首にかけて前に出てきて ドラマー以外の5人がステージ最前に乗り出してのライブパフォーマンスを 見せてくれた。これには当然盛り上がった。この曲もライブで化ける曲だったのか。 そして「Reversal Game」は前回のGOLD RUSHでもそうだったが やはりライブで一番のキラーチューンだ。拳を上げてカモンカモン!最高だ。 アンコール前には、もうすぐYouTubeで公開されるであろう新曲のMVが スクリーンに流れる。ボーカルの2人がバックダンサーを引き連れて歌い ダンスボーカルグループと化したMVを見せてくれたのは驚きだった。 そしてアンコールではまず最新ミニアルバム収録曲の「贖罪」を披露した後 楽器隊の4人が一旦退場。その次には先程の新曲にして異色のデジタルポップ系楽曲の 「チトニア」をオケのみでボーカル2人が歌って踊るというまさかの展開が。 どこまで引き出しが多いバンドなんだ。ハイスピードでの進化にも程があるだろ。 ガールズバンド界でいえばかつてはZONEが突然踊り出したこともあったなと思い出したが。 そしてアンコール曲の最後の最後にして「Re:verse」が来た来た来たーーっ!! 当ブログで選んだ2020年の年間No.1ソングがついに来た! こちらのアルバム感想記事にも書いた通り曲展開が素晴らしいし ツインボーカルによるラップも聴かせたりと歌唱パフォーマンスも最後まで楽しめた。 終わってみれば全25曲もやってくれた。こんなにもたくさんの曲を聴けるとは・・・ 質、量ともにここまで充実したワンマンライブはいつ以来だろうか。 素人目に見ると特に楽器隊の皆さんはよくぞここまでたくさん演奏できるなと思うし その可愛いルックスからは一見想像がつかないほどの相当な体力、指の力があって 相当に鍛えてきたのかなというのがライブで感じられる。自分も指の筋トレしたくなる。 実はこの日は「エゴイズム」[MV] が無性に聴きたい気分だったのだが 今回それが無かったのは唯一の心残り。「♪裏切られることに慣れ」 「♪消え入ることなど怖くはない いっそ壊して」って本当にそんな気持ちで 今日のライブにも来てるから。前回のGOLD RUSHでは生で聴けただけに次回こそは。 つくづくインディーズであるのがもったいないと思えるほどのガールズバンドであり 一刻も早くメジャーでの大活躍を期待したいが、前回は京都で今回は神戸のライブにして MCにてこれで関西制覇だと宣言していたのは大きな間違いをしているよと思った。 奈良、滋賀、和歌山でもライブをやってこそ関西制覇だ。 というわけで次回以降のツアーなどではやってくれることを願いたい。 以上、長文レポを最後まで読んで頂きありがとうございました。

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