ガガガSP「 友よ」 (2013/5/22) 1. 友よ 2. ある一つの生きるという事 ガガガSPの約3年ぶりとなるシングル。 アニメ「ムシブギョー」主題歌として、久々にメジャー(エイベックス)から リリースされた作品となりました。 表題曲「友よ」は、その名の通り大切な友人のことを歌った曲。 フォーク的なメロディを持ったパンクサウンドについてはいつも通りといえますが、 歌詞が今までの曲とはまた違った良さがある。それだけで新たな気持ちで聴ける。 今作はとにかく純粋で、ひたむきさが伝わってくるのが印象的。 「日の暮れた学舎の片隅で 汗まみれの素振りをしてたな」などといったフレーズは やはり彼ららしい歌詞だなと。この熱さが相変わらず良い。 Cメロの「あんなふうに生きれたなら」というシャウトも心に響く。 聴く人によって、こんな友人に出会えた10代の頃はやっぱり良かったなぁと 懐かしい気持ちに浸りたくなる人もいるでしょうし、 もしくは、この曲のような10代を送りたかった・・と思う人もいるでしょうが、 (個人的には後者の気持ちの方が強いです) しかしどちらにしろ、「40歳になっても50歳になっても、一生青春だ」 という、ボーカルのコザック前田さんのありがたい言葉がある通り、 今からでも青春だ。今からでもあんなふうに生きれるんだ、決して遅くはない。 俺も明日の草野球に備えて素振りをしよう、そして明日は、今の大切な友の前で 活躍してやるんだ!などといった気持ちにさせてくれるのも、この曲の持つ力。 ピュアなあの頃の気持ちを思い出させてくれる、文句無しの名曲でした。 カップリング曲「ある一つの生きるという事」は、彼らも大人になったんだなという 一面を感じさせてくれる、世の中をどこか達観的な目で見て歌った曲。 こういう曲を聴かせてくれるようになったのも、また面白いと思いました。 しかしこのシングルは、久々にアニメタイアップ付きでリリースしたにもかかわらず、 オリコン100位以内にも入っていないのか・・・? もちろん売れることがすべてでは無いですが、だがこれでは前回のCOMIN'KOBE13で 出場宣言した、a-nationに呼ばれるかどうかがピンチではないか!?(レポはこちら) 一時期の青春パンクブームが終わり、時代が変わったとはいえ、 最近の世の中はこういう曲がなかなか売れないということを、残念に思います。 今の時代だからこそ、こんな曲を必要としてる人はいるはず!
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2013年6月29日土曜日
[CDレビュー] ガガガSP「友よ」
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