Rie a.k.a. Suzaku「 Dreaming Eyes」 (2012/5/9) 1. Angelism (インスト) 2. Dreaming Eyes 3. Desire 4. Grab the Sky 5. Oblivion 6. Not Escape 7. Aurora (インスト) お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10) 女性メタルギタリスト、Rie a.k.a. Suzakuの3rdミニアルバム。 そのアルバムタイトル通りに「夢」というコンセプトをもとに、 ゲストボーカルとして計3人の女性歌手を迎えて作られた今作は、 ひたすら前向きで明るい。HR/HM系でここまで全編通して明快な作品は珍しいぐらい。 歌詞はベタと言われれば相当ベタで、中にはもう少し表現方法を工夫した方が いいんじゃないかと思ってしまうものもありますが、それでも聴いていて 心の底からスカっとさせてくれるメロディと、ギターをはじめとした楽器隊の 豪快な演奏をバックに、ボーカルから放たれる前向きなメッセージの数々を 目の前で聴かされてしまえば、もはや細かいことはどうでもよくなります。 特に2曲目「Dreaming Eyes」と5曲目「Oblivion」の突進力は素晴らしい。 キーボードの旋律が加わったサビの、そのキラキラ感には希望の未来を予感させてくれる。 この曲を歌うボーカルのDiaさんの歌唱についても、3人のボーカルの中では 一番声質が太いこともあって、最大級の迫力を感じることができます。 6曲目「Not Escape」では「人の命を命とも思わない 腐った奴ら」などといった、 今作の中においてはかなりダークな一面を覗かせる歌詞もありますが、 それでもサビでは「もう逃げない」「立ち上がれ」と歌うからやっぱり前向きだなと。 ラストの収録時間5分台のインスト曲「Aurora」は、まさに美しいオーロラの景色が 目の前に浮かんでくるかのようなロックバラード曲。ギタリストRieさんが奏でる そのギターの旋律の美しさが、今作で最も全面に出た曲でございました。 今作はJAM projectが好きな人などには特にオススメしたい作品です。 というかいっそのことJAMに加入してもいいんじゃないかと思えてくるぐらいに 楽曲のコンセプトが似ている。たとえ歌詞はどこかで見たことあるフレーズだろうが、 なんとなくカッコ良ければそれでいい! ドラマチックかつパワフルな曲の数々に 聴いていて勇気をもらえる、これこそが最高だ! 次はフルアルバムが待ち遠しいです。
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2013年6月13日木曜日
[CDレビュー] Rie a.k.a. Suzaku「Dreaming Eyes」
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