JACKPOT BELL「 RE:VIVAL」 (2013/2/20) 1. FIND THE WAY 2. NEW WORLD 3. Waiting for 4. 順応カタストロフィー 5. Meaning of life 6. Lagtime 7. START AND END 8. 例え散りゆく定めでも お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10) 仙台出身の男女ツインボーカルバンド、JACKPOT BELLの1stミニアルバム。 まず彼らを知ったきっかけである、3曲目「Waiting for」は、 まずAメロを男性ボーカルがシャウト込みで歌い、Bメロで女性ボーカルに代わり サビではツインボーカルになるというスタイルが、 個人的にはHIGH and MIGHTY COLORを思い出させるものがありましたがそれはさておき、 震災を背景として作られたこの曲は、歌詞や歌唱から、何があっても負けないんだという 強い思いが伝わってくる曲で、ロックサウンドにこの2人のボーカルが 組み合わさることによる一体感と突進力がスゴい。 この曲を聴いた瞬間から、これは素晴らしいバンドに出会えたと思いました。 しかしアルバムを聴いてみると、彼らの音楽はハイカラとはまた違い、 パンクがルーツだというのが伝わってくる内容でした。 1曲目「FIND THE WAY」は底抜けに明るい雰囲気の全英語詞パンクナンバーで、 このような曲からアルバムが始まったというのは意外。 そして2曲目以降はラウド色を増したサウンドをベースにしながらも、 曲ごとに多彩なアプローチを見せ、なおかつメロディはどれもキャッチーさを持っている。 4曲目「順応カタストロフィー」は思わず踊り出したくなるようなサウンドが良い。 そして英詞ながらも「少数派にも真実はある」と歌うその姿勢にはロック魂を感じる。 6曲目「Lagtime」は、Aメロが男性ラップでサビが女性ボーカルの ミディアムバラードという、有線でも流れてそうなJ-POP寄りの曲ながらも、 メロディが良い上にバンドサウンドの力強さは健在なので、彼らなりの魅力を出せている。 ラスト曲の「例え散りゆく定めでも」は、和風のサビメロと激しい演奏&シャウトが 1曲の中に同居した曲で、このやりたい放題感はやはり面白いと感じました。 アルバム全体では1~3分台の短い曲が多く、一番長い「Waiting for」が4分4秒。 多彩な魅力を詰め込んだロックアルバムながらも、全体ではコンパクトにまとまった作品。 それだけに、次はぜひフルアルバムが聴きたいと思わせてくれる内容でした。 いつかライブにも行ってみたいと思いました。これからの飛躍に期待したいバンドです。
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2013年6月4日火曜日
[CDレビュー] JACKPOT BELL「RE:VIVAL」
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