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2022年4月6日水曜日

[ライブレポ]  LUPINUS ROCK FESTIVAL 2022(Free Aqua Butterfly、太田家、虎の子ラミー)

4月2日(土曜日)東京・下北沢のライブハウス計9会場で開催された
「LUPINUS ROCK FESTIVAL 2022」に行ってきました。昨年に初開催された
(当時のレポはこちら)ガールズロックの音楽フェスに2年連続の参加。
遠方なこともあり今年は行けないと思ってた中で、行けるチャンスを下さった方には
あらためてこの場を借りて感謝の言葉を申し上げたいです。
毎年5月にあるはずのGOLD RUSHのガールズ編は今年は開催されないという
まさかの事態が起きた一方で、ルピナスロックの運営であるファミメ!は
公式SNSにて女性Voロックシーン向上のために頑張ると宣言。
これは嬉しかったので当フェスが続く限り行き続けたいと思いましたからね。
さらにこの運営は昨年末に同じく下北沢で開催されたDIE ON ROCK FES
(レポはこちら)にも関わっていたことを知り、だからダイオンロックは
ガールズシーンで活躍するバンドの出演が多かったのかと納得した。
もうこれからの当ブログはRAD CREATIONよりもファミメの時代です!
ちなみに今回の全81組の出演者の中から個人的に一番の注目だったのは、
元がんばれ!Victoryボーカルの文稀さんの新バンドのラストランプ。
昨年のHAGANEと同じくこのバンドが出るからはるばる東京まで行こうと思った枠ですよ。
てか昨年最速入場規制のHAGANEがなぜ今年は呼ばれてないのか。
フェスで貴重なガールズメタルバンドは呼ぶべきだっただろと思いつつもこの日は
Free Aqua Butterfly→太田家→虎の子ラミー→ラストランプ→ナックルチワワ
→安城夢那→GREED FIVE EGG'S→FullMooN→SAISEIGA→Broken By The Scream
→妄想レプリカント→ES-TRUS→カノエラナ→Little Lilith→TRiDENT
以上の計15組を観てきました。当初はこの中にリリー楽綺団も入るはずだったのが
前日にボーカルの瑞月さんの体調不良によりキャンセルとは残念。
そして今年はキャパ最大の会場がシャングリラからCLUB251へと縮小されたせいもあり
入場規制が続出。特に251は全出演者が入場規制になったらしいが
そんな中でも12時から21時まで目一杯観てきたということで、いってみましょう。

・Free Aqua Butterfly (Flowers Loft) トップを務めるのはガールズシーンでおなじみの男女ツインボーカルバンド。 この日はライブ前半から「願い」「Re:Life」といった、ツインボーカルを生かした 勢いのあってメロディアスなラウドロック系楽曲中心のどストライクなセトリだった。 MCでは男性ボーカル担当のあきらさんが、女性ボーカルのフェスなのに おちんちんがついてる人がやってきたと自己紹介。この日もいきなり下ネタか! てか自分の手でおちんちんの形を表現するな(笑)ガールズフェスで何やってんだ。 そしてステージ上手にいる女性ギタリストの、りのさんを紹介するも 実は年齢が親子ほど離れていることを告白。あきらさんの年齢が40代であることを 初めて知ってしまった。見た目若く見えるけどエロオヤジだった。 しかも最近ぎっくり腰にもなったようで、帰りの車の運転をベースボーカルの 早希ちゃんにお願いするためにステージ上で土下座してたのには笑ってしまった。 この日は早希ちゃんの演奏パフォーマンスに躍動感があって良かったのも印象的。 ライブ中盤では勢い余ってか指を切ってしまい、血が出るというハプニングも起こったが それすらもメンバーみんなで笑いに変えて、絆創膏を貼りライブ続行してくれた。 最初にライブを観た時はこのバンドは本当にこんなんでいいのかと思ったものだが、 行けば行くほどに自分もフリアクワールドにハマってきた気がする。 やっぱりライブでしか味わえない面白さを持ったバンドは強い。 ・太田家 (近松) [セットリスト] (公式SNSより引用) ・太田家 ・星明かりのメロディ  [MV] ・光れ ・じゃぱにーず・いでぃおっと ・イデア ・シュプレヒコールが眠らない  [MV] ・愛とアストロノミア  [MV] 声優が詠う文学的青春パンクバンド。バンド名は「おおたけ」ではなく 「おおたや」だと会場に来て初めて知った。中川家ではなく吉野家と同じ読みか。 青春パンクと名乗りつつも楽曲はポップなロックが中心。 ボーカルの太田彩華さんの声優らしいキュートな歌声が曲のポップ感増し増しで 曲名から見ての通りアニソン風味も感じられる。 とりあえずスピラ・スピカが好きなら一発でハマりそうなバンドかな? むしろそれよりもバンド感あって好きになれる要素ありということで期待したい。 近いうちにアニソンでメジャーデビューもあるかもと思いましたね。 ・虎の子ラミー (SHELTER) [セットリスト] ・アポカリプス  [MV] ・ヒモになりたいZE☆  [MV] ・ゲゲゲのパクチー  [MV] ・OH MY GOD  [MV] ・音楽  [MV] ・限界突破  [MV] ルピナスロックには2年連続出演となった立体型サファリロックバンド。 この日も演奏と歌唱のパフォーマンス力抜群。「ヒモになりたいZE☆」では ボーカルのマザー・ヤナギさんがハート形のサングラスをかけて歌ったのも面白い。 中盤で披露された「OH MY GOD」は伸びやかでキャッチーなサビメロとは対照的に 歌詞は友人が自ら命を絶ったという内容で、これはどういうつもりで作ったのかと、 初めて聴いた時は衝撃的な曲だった。MCでこの曲はマザーの実体験であることを告白し、 その友人に向けて歌うと宣言。そこからの計2曲の魂のこもった熱唱っぷりは そりゃもう圧倒的だった。続く「音楽」の「♪鳴らせーー音楽をー」 という歌声は天国の友人にも届いたのではないだろうか。 最後にライブ定番曲でありながら個人的には運悪くまだ一度も聴けてなかった 「限界突破」がついに来たーーっ!!大好きな曲だったから待ってました! CD音源以上にテンポが速くて勢いにのせられてこの後のタイテも吹き飛ぶほどだった。 ライブを初めて観た時からコミカルなイメージが強かったバンドだったが この日はこんなシリアスでマジな一面も見せてくれるとはビックリ。 さすが立体型サファリロックバンドと名乗るだけあって、 多面的な魅力を持ったバンドだなとあらためて実感ですね。 (続く)

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