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2022年4月24日日曜日

[ライブレポ]  岸田教団&THE明星ロケッツ LIVE TOUR 2022「異世界転生したらライブハウスでした。」

4月14日(木曜日)神戸VARIT.で開催された、岸田教団&THE明星ロケッツ
LIVE TOUR 2022「異世界転生したらライブハウスでした。」に行ってきました。
岸田教団といえばこれまで当ブログの月間マイベスト10の登場回数は
LiSAさんと藍井エイルさんの次ぐらいに多いというほどに
好きな曲ばかりであるにもかかわらず、実はまだ1度も
ライブを体験したことが無かったアニソン系アーティスト。
当初のライブツアーの予定が一部延期になった影響で、チケットがまだ
残っていることに気づき、このチャンスを逃したらもう一生無いかも
しれないということで、いきなりワンマンライブに行ってきました。
そもそも観る機会が無かった理由の1つは、フェスや対バンイベントなどに
出演することが少ないバンドだから。アニサマには昨年ようやく初出演したものの
それも出て来るのが5年遅い感があったし、もっと色んな所に
出ていって欲しいなと、このライブを体験する前までは思ってました。
※今回のライブレポは非常に厳しい内容の記事となっていることをご了承下さい。 [セットリスト] ・ただ凛として ・クリアレイン ・84 ・秋空 ・Teiegnosis ・Hello,world ・セブンスワールド ・literal world ・暁を映して ・最後の夜空 ・天鏡のアルデラミン  [MV] ・ストライク・ザ・ブラッド ・ストレイ  [MV] ・mameless story  [MV] ・MELTY BLOOD ・HIGHSCHOOL OF THE DEAD  [MV] ・GATE~それは暁のように~  [MV] ・ブラック・マーケット・ストレイ・キャッツ (アンコール) ・TRIGGER ・星空ロジック 全20曲 今回はツアータイトルからして昨年末にリリースされたベストアルバム 「異世界転生したらベストアルバムでした。」の収録曲を中心とした 初見には嬉しいセトリになるのかと思いきや、ライブ前半はベスト盤未収録の 全く予想もしていなかったような曲連発。だがそれでもメロディアスな楽曲と 躍動感あるライブパフォーマンスの数々があれば楽しめてしまう。 ギタリストのはやぴ~さんの活躍っぷりは特に印象的だった。 近年はバンドの音楽ですらギターソロが無いような曲が増える中で ガッツリとエレキギターの演奏パフォーマンスを間近で見せてくれたのだから。 さらに神戸VARIT.はフロアの後ろの方からもステージが見やすい作りになっている 会場なだけに楽器隊の演奏も見やすくて、ここを選んでくれたのは正解だと思えた。 そして紅一点ボーカルのichigoさんの歌唱も、初期の曲のCD音源を聴くと声量的に どうなのかと思ってたが、全くそんな心配はいらなかったほど良かった。 計5曲披露した後に1回目のMCに。まずはベーシストでリーダーの岸田さんが、 この日開演が遅れたのはう〇こに行ってたからだと話し始めたのには いきなりうんこトークかとツッコミたくなった。なお神戸でライブをするのは 今回が初めてだそうで、メンバーの出身地である福岡と神戸との 共通点や違いについて語る場面が。はやぴ~さんの話によると、 アニメ「博多豚骨ラーメンズ」主題歌の「ストレイ」のMVを博多の街で撮影した時は 全身血だらけの人に会ったことがあったそうで、福岡はそういう所だと ネタにしていたがどこまでが本当なんだ? 個人的に福岡には親戚の皆さんがいて 子供の頃からよく行っていたので、そんなヤバい所では無いぞと言いたい(笑) 九州7県は全て早いうちに行ったこともあるのでみんないい所だと知ってますよ。 そこからまた計5曲披露。バラード曲を挟む場面もあったりしたが ライブ前半は期待していたアニメタイアップのシングル曲の数々が 全く出て来ないというまさかの展開。そして2回目のMCへと突入すると、 ここからはほぼ岸田さんの独壇場となり、まずは観客の中で神戸の人は どれぐらいいるか、さらに大阪から来た人はどれぐらいいるかという話に。 その話の中で大阪には甲子園球場があるなどといった間違い発言をしてしまい、 これには正しくは西宮だ、兵庫県にあるぞという声があがる。 ここで岸田さんの口から、耳を疑うような発言が飛び出してしまった。 「甲子園がどこにあるかは知らないけど、阪神タイガースが 現在1勝11敗なことは知ってる!」「ここは大阪じゃなくて神戸だから、 阪神のこといくらでもくさしていいよねー!神戸はオリックス~!」 ハァ? 神戸だろうが大阪だろうが、全国全世界どこであろうが、 ライブのMCで特定の球団をくさすような発言をしていいとでも思ってるの? しかもその次には「福岡にとっては、佐賀が福岡の植民地だから」 「あいつらもそれを望んでいて、福岡にひれ伏している」など、 佐賀県民を「あいつら」呼ばわりして完全に見下すような発言をしたのには さらにドン引き。佐賀は唐津市とかすごく良い所だと思うし、 呼子のイカ料理も美味しいし、福岡とはまた一味違う魅力がある県じゃないか。 だがその後も止まらず今度は「ichigoさんの悪行を3つ暴露する」と宣言、 何やらアニメタイアップ関連で間違い発言があった(?)などと晒し上げていたが そんなichigoさんのうっかりミスよりも、お前のさっきの阪神タイガースと佐賀県民を 馬鹿にする発言の方がよっぽど悪行だろ!と言いたくなった。 その後も岸田さんのマシンガントークは続き、腰痛持ちのichigoさんに対して MC中に椅子に座るのはありえない、こんなのはロックじゃないと言ったり、 メンバー全員のキャラ紹介をして、そのラストに俺はオタク界の中での 中心的存在だ(?)などと宣言したりで、文字通り言いたい放題だったが、 こんなのオタク界の中のいじめっ子にしか見えなかった。これまで15年近くもの間 フェスや対バンを含めると計何百組ものアーティストのライブを観て来たが、 MCでこんなにも不快な気分にさせられたのは史上初ですよ。 そんな2回目のMCの最後に岸田さんが語ったことは、 岸田教団はメンバー間の仲が良くないバンドであるということ。 「そもそもメンバーのお互いのことを理解しよう、分かろうとしていない」 「お互い最初から諦めている」「お互い距離があって、その距離感を保ったまま 15年やってきたから良かった」これに関しては納得してしまう自分がいた。 岸田教団の代表曲の中にも、分かり合えないでいいじゃないという歌詞が あったなと思い出したし。そもそも他のメンバーも岸田さんのMCに対して、 そんなこと言うのは失礼だろとかいったツッコミを誰も入れない、 ichigoさんに至ってはMC中に椅子に座り岸田さんに対して文字通りに ソッポを向く場面すらあったというのは、本当にお互い諦められていて メンバーに見放されているからなんだなと思った。ichigoさんもよく こんなお方と15年も一緒にやってるなぁ。それでも岸田さんの作る楽曲が 良いことは確かだから、ビジネスパートナーと割り切ってやってるんだろうなぁ。 そんなわけでもう途中で帰りたくなるほど完全に冷めきってしまったのだが ライブ後半で、ついに今回ぜひ聴きたかったシングル曲の名曲連発の展開が。 「天鏡のアルデラミン」「ストライク・ザ・ブラッド」「ストレイ」 「mameless story」という傑作楽曲4連発は、本当あのMCさえ無ければ うおおおおおおおおおなはずだったのに。もうこうなったらボーカルとギターの 頑張ってる姿だけを観ていようということで最後までそれで乗り切った。 そしてついに待ってましたの「GATE~それは暁のように~」も披露。 「♪人と人は分かり合えない だけどいいんじゃない」 本当にそうですよ、名曲過ぎる。これがラストナンバーならば綺麗にオチがついたのに。 アンコールではichigoさんと岸田さんのじゃんけん3番勝負もあり、 本当はそんなに仲悪くないのではと思わせる演出もあったがどうなんだろうか? 終わってみれば今回ぜひ聴きたかった好きな曲ベスト5は後半で 全部やってくれてセトリ的には十分良かったし、これまで当ブログでは カッコいい系アニソンの極みだ、歌詞も良い、胸にズドンズドン響く、 そんなことを書いてきたので今回もそう書きたかったのだが、 このバンドのMCはいつもこんな感じなのか?今まで問題になったことなかったのか? 近年の音楽界ではスキマスイッチがライブのMCで飲食店を馬鹿にする発言をして 炎上したこともあったらしいが、それと同レベルの酷い発言が2つもですからね。 だが今回の観客の感想をSNSで見る限りでは、意外にも面白かったという 声ばかりなようで。これは何言っても笑ってくれるような 教団の信者様相手のワンマンライブばかりやってきたからじゃないかなぁ。 フェスや対バンにはなかなか出て来ない、内向きな活動方針は本人達の意思なのか、 それとも出たくても呼んでもらえないのかどっちなのかは分からないが、 もう出なくて正解、出たら炎上しかねない。同人系バンドらしくこれからも 身内だけを相手にライブした方が良いのではと感じた。音楽好きの人達の中には 楽曲が良ければ人間性はどうでもいいと思う人もいるようだが、 自分はそうではないし、このライブは自分が来る場では無かったということだ。 岸田さんとは分かり合えないと思った。だけどいいんじゃない。 楽曲はあのライブの後も脳内リピートするほどに良いのは確かだったが、 もう聴くことは無いだろう。ありがとう、そしてさようなら岸田教団。 以上でございます。長文記事を最後まで読んで頂きありがとうございました。

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