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2019年10月30日水曜日

[ライブレポ]  NARA D-SONIC 2019(柳瀬蓉、匿名ミラージュ、和六区、他)

10月13日(日曜日)奈良・平城宮跡にて開催された「NARA D-SONIC」に行ってきました。
「奈良を熱くするフェス」として(公式サイトはこちら)メインステージとなる
復原遣唐使船前ステージにて行われるアイドルやアーティストのライブを中心とした
多彩な内容のフェスを、今回はなんと入場無料でやってくれました。
ちなみにこのフェスの第1回は2016年に、当ブログ管理人の家のすぐ近所である
馬見丘陵公園で開催されたそうで(参照)初開催にあたって主催者からは
「巨大フェスを目指します」などといった素晴らしい意気込みが語られていたものの、
出演者を見てみると個人的にはLe Sianaしか知っている歌手がいなかった上に
Michael Jacktonって誰なんだ、モノマネ芸人か?とツッコミたくなってしまった。
その後2018年には路線を変えて、平城宮跡にてアイドル中心のフェスを開催することになり
出演者の方も発表されるも、直前になって台風により中止になるという非常に残念なことに。
それでも2019年には、まずはミニフェスと題して平城宮跡で入場無料のアイドルライブを
これまで計4回ほど開催した後、満を持してこの10月に本フェス開催。
直前になってまたしても台風の影響が心配されたものの、やってくれて本当に良かった。
ちなみにこのフェスの現在の主催には、あの伝説のミナーラアイドルフェス(レポはこちら)
を担当したKANSAI DREAM MUSICが関わっているようで、今回もまた公式サイトを
よく見てみると「D-DONIC」と誤植されてる部分があったり、朱雀門ステージの開催内容が
「フラダンス ダンス フラダンス」って何なんだ、まるで遠山葛西遠山みたいだなと
ツッコミたくなったりで、開催前からミナーラフェスを彷彿させられて本当に大丈夫なのかと
思ったものの、それでも上記に書いたような数々の紆余曲折を乗り越えてまで
奈良に音楽フェスを定着させようと頑張ってくれているならば、しかも入場無料で、
さらに柳瀬蓉さんが出るならばということで行ってきました。近いってだけで行きやすい。



・柳瀬蓉

[セットリスト]
・惡の華
・ゆびきり
・祇現ノ燈。
・alive
・閃光前夜

当フェスのトップバッターを務めることになった京都出身和風シンガーソングライター。
実は昨年のD-SONICにも出演予定だったが台風で中止になっただけに念願の出演。
MCでの話によると奈良でライブをするのは昨年のあのミナーラアイドルフェス以来だそうで。
まず1曲目に和風EDM「惡の華」に始まり、バラード曲にアッパーチューンにと
この日も多彩な和風楽曲を高い歌唱力で歌い上げてくれた。
メインステージである復原遣唐使船前ステージにて着物姿で華麗に舞い踊りながら歌う様は
ライブ映えそしてインスタ映え抜群。何千年もの時を越えてやってきた歌姫のよう。

だがマイクの音響が不安定で、せっかくの歌声が何度も途切れて聴こえてしまったのは
本当に残念だった・・・MCでの話によるとこの日は台風一過で風が強かった影響も
あったそうだが、それでも柳瀬さんが観客に向けて、電波が混信しているようなので
スマホなどの電源を切って下さいなどと呼びかけている姿を見ると、
出演者様にこんなしんどい思いをさせるなと感じずにはいられなかった。
後に柳瀬さんの公式ツイッターでは今回のライブについて、不完全燃焼で悔しい、
奈良は相性悪いんか、いいライブしたかったのにすみませんでしたなどと書かれていたが、
むしろ俺の方が地元民として何だか申し訳ない気持ちになってしまった。
奈良には現状こんなフェスしかないけどそれでも来てくれるのは本当にありがたい・・・
でもそういえば個人的に初めてライブを体験した滋賀のDRAGON GIRLS CARNIVALでも
音響トラブルがあったなと思い出したし(レポはこちら)このような不測の事態にも
慣れてる歌手なのか、MCでの対応も上手いというところにも実力を感じられた。
もし今回のトップバッターが他の新人アイドルグループとかだったらさらに酷いことに
なってただろうし、あらためてもっと人気が出てもいい歌手なのにと思った。
今回の観客を見ても思ったが、やっぱりファン層に若い人がもっと増えればいいのになと思う。
後に登場したフルーレットなどのアイドルグループのファンには若い人もそれなりに
多くいたのと比べると・・・なんで自分の好きな歌手やバンドは軒並みこうなんだ。



柳瀬蓉さんのライブが終わった直後にマイクの調整でしばらく中断したものの何とか再開。
その後はメインステージでのライブの合間に平城宮跡を散策しながら、
他のステージにも立ち寄ってみました。みはらし館横芝生ステージでは
沖縄の伝統芸能であるエイサーのパフォーマンスが行われていてこれには盛り上がれた。
この方々って6月のムジークフェストならの沖縄音楽ライブにも出てなかったっけと
思ってしまったがどうなんでしょうか(レポはこちら)
その後にはジャズバンドの出演やジャグリングのパフォーマンスもあったようで
全体的にファミリー向きな感じでしたかね。実際家族連れの姿も見られましたし。

そして朱雀門ステージでは相撲甚句のパフォーマンスが。音楽フェスでこれをやるとは斬新だ。
その後にはマイケルジャクソンのなりきりパフォーマンス企画もあったようで。
会場前には参加者名簿も置かれていたので申し込めば誰でも出られたのだろうか?
一般参加型企画があるフェスというのもまぁ良いんじゃないでしょうか。
それにしてもD-SONICって第1回からマイケルジャクソン枠があるのだろうか。
今回はMichael Jacktonが来てたかどうかは調べてみたものの分かりませんでした。

そして会場から徒歩3分ぐらいの所にあるご当地ラーメンの彩華ラーメン奈良店に昼ごはんを
食べに行った後、復原遣唐使船前ステージでのアイドルライブも何組か観ました。
柳瀬さん以外は全組初見でしたが、その中で一番印象に残ったのは匿名ミラージュ。
神戸を拠点にセルフプロデュースで活動しているグループだそうで
1曲目にヒーロー系アニソンみたいな、どストライクな曲を歌ってましたからね。

17時半ごろに復原遣唐使船前のアイドルライブが一旦終了。
18時になるとすっかり日も落ちてしまい気温も下がってきたものの
いよいよ最後にこのメイン会場にてアーティストステージが開幕。



・和六区

8月にインディーズでCDデビューしたばかりの、奈良発男女2人組和風ロックユニット。
今年の平城宮跡のミニフェスのアイドルライブにもアーティスト枠として出演していたようで
密かに今回初めてライブで曲が聴けるのを楽しみにしていたグループでした。
しかもこの日はミュージカル形式のスペシャルライブをやってくれるということで、
ゲストとして東京から、ダンサーのAyano ishimuroyaさんとカケフダタクローさんが登場。
この2人のお芝居を曲と曲の間に組み込みながら、計8~9曲ほどを披露してくれました。
まさか最後の最後にして、こんなにも素晴らしいライブステージを見せてくれるとは!
D-SONICやるじゃないか! 入場無料で観られるものとは思えないほどのクオリティだった。
ダンサー2人のパフォーマンスの良さもさることながら、何より楽曲が素晴らしい。
こんな和ロックが聴きたかったというキャッチコピー通りに、王道な曲から新感覚な曲まで
多彩な魅力が発揮されていた。デジタルアレンジの効いたサウンドにのせて
「♪そろそろアゲてこか」と歌う曲には飛び跳ねたいほどテンション上がったし[公式PV]
さらには般若心経をデジロック調で聴かせる曲もあったのも斬新だった[公式PV]
これがライブハウスならば一緒に拳を突き上げて思いっきり盛り上がりたいほどでしたよ。
今回のライブでは観客席としてステージ前にパイプイスが設置されており、
他の観客はみんな椅子に座って観てたので、やっぱりミュージカルということで
座って観るものなのか、ノリ方が分からなかったですね(笑)
しかしアイドルフェスが終わったらほとんどの人は帰ってしまったようで
この時間まで残っていた観客の数は20人ほどしかいなかったのというのは残念極まりない。
これは絶対もっと多くの人達に見てもらうべきライブステージだろと思った。
昼間にはたくさんいたはずの平城宮跡の観光客にも見て欲しかったし、
もちろんアイドルファンにもジャンルとか関係なく見て欲しかった。
その中でも特に柳瀬蓉さんのファンには高確率でハマりそうな音楽だと思ったのに、
なんで出番が片やトップで片やトリなのか。昼間のアイドルフェスの中にぶち込むことは
できなかったのだろうか?奈良県民らしく商売下手なのかと思ってしまった。
とりあえず和六区の公式サイトにCDの詳しい情報やライブ情報ぐらいは載せて欲しいですね。
これからもっと数多くのライブに出演して欲しいし、なんなら柳瀬蓉さんと対バンして欲しい。
調べてみたところボーカルのGaryuさんは、普段はシンガーソングライターの
上河内美里さんとしてソロで活動されているようなので、和六区としての活動時間は
限られてしまうのかもしれないが、個人的にはむしろこちらをメインでやって欲しいぐらい。


以上でございます。写真やYouTube映像などを見れば分かる通り、
この平城宮跡で音楽フェスができるというのはあらためて素晴らしいことだと思う。
前記事に書いた清水マリンパークのマグロック2019にも勝るとも劣らないほどに
恵まれた環境。柳瀬蓉さんがいつも通り歌うだけでライブ映え抜群なはずなのに
音響トラブルはなぁ・・・それを差し置いても現状ではまだまだ
この1300年の歴史が詰まった素晴らしい環境を十分に生かしきれていない気がする。
奈良を熱くする音楽フェスを名乗るのであれば、やっぱりアイドルだけではなく
バンドも呼べたらいいのになと思えてくる。期待の奈良出身バンドのAge factoryなどが
平城宮跡でライブをやる姿はぜひ観てみたい。朱雀門前の広場で一緒に盛り上がりたい。
計3ステージあれば収容人数も今回のおおよその観客数の10倍は入れられそうだし
これからさらなる大型フェスに発展していけばいいなと思う。ただそうなると
駐車場の確保をどうするかという問題が出てくるのでしょうが・・・
何だかんだ言ってもやっぱり地元民として頑張って欲しいと思いますよ。



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