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2019年10月11日金曜日

[ライブレポ]  ちょこロックフェス(サディスティック仮面ちゃん、大阪☆春夏秋冬、アイスクリームネバーグラウンド)

(前記事はこちら)

・サディスティック仮面ちゃん (Pangea)


関西を拠点に活動するなんちゃってハッピー系バンド。
この日もリア充なりたいなどといった歌詞が書かれたフリップを掲げながら「パリピムリ」
「ShakarunBumper」などのネクラウド系楽曲を男女ツインボーカル形式で次々と披露。
MCでは男性ボーカル担当のれおたそさんが、このフェスの主催バンドである
chocol8 syndromeの真面目そうなドラマーに対しておっぱいは好きですかと
聞いてみたことを話した後、新曲の「ぎゅぱぎゅぱぎゅ~」のサビにて観客みんなで
おっぱい揉み揉みポーズをやったのには盛り上がったし笑ってしまった。
今回も女性ボーカル担当のみがきさんが可愛い歌声を聴かせてからの仁王立ちシャウトには
たまらなくシビれたし、満員で入場規制になったのも納得できるほどのパフォーマンスでした。
ただライブ後半の楽曲などを聴くと、このバンドはみがきさんという優秀なボーカリストを
十分に生かしきれてない気もするんですよね・・・みがきさんのパートがもうちょい多くても
いいのになと思う。前所属バンドの激情★めたりっちぇでは1人で歌っていたのだから。
かつてのHIGH and MIGHTY COLORぐらい歌メロがキャッチーな男女ツインボーカルの
ヘヴィロック系楽曲が作れたら一気にドハマリバンドになるのに。結局のところ現状では
おっぱいソングの「ぎゅぱぎゅぱぎゅ~」が一番ツインボーカルを生かせていると思う。



・大阪☆春夏秋冬 (SUN HALL)

[セットリスト]
・NO-LIMIT
・MY STYLE
・ひゅるり
・Dance to the light
・BABY CRAZY
・その手

「カタヤブリな浪花のロックンガール」でおなじみのダンスボーカルグループ。
この日は7月にリリースされたばかりの最新ミニアルバムの収録曲を中心に披露されたが
あらためて楽曲もボーカルもライブパフォーマンスも強い。ちょこロックフェスには
アイドルグループも数多く出演していたがその中では別格に違いないと思うほど。
「MY STYLE」はなぜこれがアルバムリード曲じゃないのかと言いたくなるほどの名曲。
Aメロのゆったりしたレゲエ調から一転してサビではこれぞガールズロックの王道とばかりに
キャッチーに盛り上がる。間奏部分の電子音の入れ方もツボにハマったし編曲が素晴らしい。
そしてメインボーカルを務めるMAINAさんの歌唱力の高さはバンドのボーカル顔負け。
ただこの日は後半いつもと比べると声が出てなかった気がするのはお疲れなのかな?
それでも「BABY CRAZY」ではステージの最前列にメンバー6人が並んで
盛り上げながら歌うだけでこんなにも華やかで楽しい。そりゃ一緒に踊りたくもなる。
MCでの話によると以前にKawaiianTVで放送されていた大阪☆春夏秋冬の冠番組の
ライブの回に、ガールズロックバンド革命が来てくれたことがあるそうで、
それが今回のフェスに呼ばれたきっかけだろう。同じ大阪発ガールズロック歌手として
次はぜひ対バンして欲しいと思う。バンド好きの人達の方が楽曲やボーカルの歌唱力を
ちゃんと高く評価してくれそう。アイドルシーンは実力軽視の世界なんじゃないかとも
思ってしまうだけに・・・ もしも実力がより評価される世界ならば
大阪☆春夏秋冬や柳瀬蓉さんはもっと売れてるはずだしPASSPO☆は解散せず続けられたはず。
とりあえずレコード会社(エイベックス)はもっと全力でこのグループを
売り出して下さいよと言いたいですね。文句無しに一流のダンスボーカルグループですよ。



・アイスクリームネバーグラウンド (DROP)

ライブフロアの運動会化を目論む日本の暴レンターテイメントバンド。前回観た時は
男女ツインボーカル体制で女性ボーカル担当にはガールズデスメタルバンドの「G∀LMET」
でも活躍経験のあるみっき~さんがいたが(レポはこちら)昨年11月をもって惜しくも脱退。
それでもどうやら最近の邦ロックシーンでは注目度が上がってきてるっぽいので
あらためて観てみることに。現在は新メンバーとして男性ボーカル担当のじろ~さんと
ギターボーカル担当の女性メンバーのみきさんが加わり、ボーカル3人体制の
計6人組バンドになってました。さらにライブステージ上にはスクリーンが設置され、
曲が始まると同時に歌詞を交えた映像が流れてくる。これって打首獄門同好会が同じことを
やっているよなと思いつつも、歌詞が分かると楽曲により深みが感じられるもので、
一見チャラいように見えて曲はちゃんと作られているのが伝わる。
そして今回何よりインパクトあったのがライブ前半でまさかのAKB48「ヘビーローテーション」
のカバー曲が披露されたこと。ラウドロック系サウンドにのせて男性ボーカルの
2人ともが原曲キーで歌う。サビの部分で高音もしっかりと出ていて何気に上手いなと思った。
さらに曲の後半にいくにつれてメロディを崩してデスボイスで歌い始めたのには
より一層盛り上がりまくった。フロアの観客の皆さんも運動会に参加ということで
曲に合わせてフロアを走り回ったり腹筋を始めたりとそりゃもう大盛り上がり。
これには当ブログ管理人も参加といきたかったが午前中に草野球の試合に2試合出た後では
体調的にキツかった・・・この日は父兄気分で観覧のみでした。次こそは参加したいですね。
前回観た時よりも今回の方がはるかに良かったと感じられただけに。


(続く)



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