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2019年10月6日日曜日

[ライブレポ]  ちょこロックフェス(CODE OF ZERO、びわ湖くん、砂糖ココアとHinawa銃)

(前記事はこちら)

・CODE OF ZERO (Pangea)


9月には初の全国流通ミニアルバムが出たばかりの、ぜろしーさん率いるソロプロジェクト。
リハーサルでまたしても一番好きな「TRUE TO MYSELF」をやってしまったがそれはさておき
今回も新曲を含めて重厚感のあるサウンドを聴かせつつもメロディアスな曲が満載。
これぞ新世代ロックヒロイン候補といえるライブを見せてくれた。
さらにラストナンバーでカミツキ、ES-TRUSとのスプリットシングル曲にもなった
「Deep Above」をやってくれたのには何よりテンション上がった。
一応前回のリリースツアーでも聴いたはずなのだが(レポはこちら)
その時はCDを聴く前だったのであらためて生で聴けてまた格別なものがある。
しかしMCでまたもや言ってたがぜろしーさんはなぜ大阪に苦手意識があるんだろうか?
そんなの持つ必要なんて無いぐらいこの日も会場全体が盛り上がってたのに。



・びわ湖くん (BRONZE)

公式ツイッターなどで邦ロックが好きだと語っている滋賀県発のゆるキャラが登場。
今回のフェスに行くにあたっては出演者の中でこれまで知らなかったアーティストの曲も
いくつかYouTubeにて事前に試聴しましたが、その中で最も目に留まったのが
上記で紹介したびわ湖くんの「しがすき」。ゆるキャラをバックバンドにつけて
抜群に歌の上手い女性が、セクシーかつハイセンスな曲を歌っている姿はシュールな魅力満載。
これは実力的にもネタ的にもぜひ生で観たいということで大いに期待して行きましたが、
いざ行ってみるとYouTubeで歌っていた抜群に上手い女性歌手はステージには登場せず、
代わりにふなっしーレベルの歌唱力しかないびわ湖くん本人が歌ってました。
こんなん思てたんと違う!一応声量はあって高音も出るし音程もそれなりに
合っているにもかかわらず、こんなにも歌が下手に聴こえるのはなぜなんだ。
その理由の1つは声がこもって聴こえるからというのもあるでしょうね。
かぶりもののせいで。てかそもそもこれをゆるキャラと呼んでいいのだろうか。
どう見ても全身黒の衣装を着た細身の男性が、びわ湖を模した大きなかぶりものを
頭につけてるだけで、中日ドラゴンズのマスコットのドアラ以上に顔と体がアンバランスだし。
楽器隊の皆さんも全員びわ湖くんだったが、どうやら演奏パフォーマンスを見せていくうちに
顔の部分が崩れていくようで、1曲目が終わった後に楽器隊の1人が顔を押さえる姿を見て
ボーカルのびわ湖くんが「修理!?」これには観客達が爆笑。ある意味この日一番面白かった。
ちなみにボーカルのびわ湖くんはかぶりもののせいで前を見るのも一苦労のようで、
ライブのMC中にペットボトルに入った水を飲もうとした時もうまく飲めず、その姿だけで
またも会場から爆笑が起こってました。びわ湖くんなのに水で苦労するとは柄にもない。
最後にはゲストボーカルとして、主催バンドであるchocol8 syndromeのボーカルの
しゃおんちゃんが登場して「滋賀県民の歌」を歌い、それまでボーカルを務めていた
びわ湖くんはフロアにダイブ。やっぱりびわ湖くんは盛り上げ役の方がいいような。
そしてこちらの「滋賀県民の歌」も楽曲自体は質が高いんですよね。哀愁漂う歌謡ロック系の名曲。
だが終盤の歌詞は気になった。何やらバンドの全国ツアーで滋賀はいつも飛ばされる、
なので滋賀でもっとライブをやって欲しいなどと歌っていたが
奈良県民の俺から言わせてみれば、滋賀県はライブに関してはまだ全然恵まれてる方だ。
俺のイチ押しバンドは滋賀県にはライブでこれまで10回ぐらい来てるらしいが
奈良県はというと未だに0回だ(滋賀ライブのレポはこちら)
さらには滋賀県にはイナズマロックフェスやEAT THE ROCKなどといった
豪華なフェスもあるのに対して、奈良県はロックフェス不毛の地だ。
なので地元のロックシーンをより一層盛り上げてくれるゆるキャラまでもが
誕生したというのは、音楽好きとしてもゆるキャラ好きとしても本当にうらやましいですよ。
ということでこの記事の半分は嫉妬です。どうか次回以降のライブでは
ゲストボーカルで抜群に歌の上手い女性を常時連れてきて欲しいですね。
びわ湖くん本人はライブ中盤で1曲ぐらい歌うならばまぁいいかなぁ。



・砂糖ココアとHinawa銃 (CLAPPER)

種子島出身のボーカリストの砂糖ココアさん率いるガールズバンド。
以前からお世話になっている方々から当日に直接オススメを受けて行ってみたが
歌唱はびわ湖くんの後ということもあって一層上手く聴こえたしルックスも可愛かったし
さらにメンバーにキーボード担当がいることで音楽的にも広がりを感じられた。
切ないメロディの曲でとりわけ印象に残った名曲が1曲あったが、
調べてみたら曲名は「浮気をするのなら彼女より可愛くて美人でスタイルのいい子にしなよ」
のようで。一昔前のビーイング系歌手の曲並みに長いタイトルだな。


(続く)



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