8月10日（土曜日）茨城・ひたち海浜公園で開催された「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」
に行ってきました。約２年前まではどうせ自分の本当に好きなバンド勢はほとんど
出してくれないだろうから行くことはないでしょうと思ってたフェスにまさかの参戦決定。
これまでは４大フェスの中の１つに行くとしたらSUMMER SONICが一番最初だと思ってたし
実際今年は8月17日のサマソニ東京公演に行きたいと思い、チケットをとろうとするも
計３日間東京と大阪の２会場で開催される中でよりにもよってこの回の公演だけが
即ソールドアウトでとれず。やっぱり自分は４大フェスには縁が無いのかと思いきや、
なんと今年のロッキンに、約２年前まではどうせ出してくれないだろうと思ってた
Gacharic SpinとBAND-MAIDが同日に出演するということを知り、さらにこの日は
それ以外の出演者も個人的に観たいのが奇跡的なまでに数多く集まってたというから、
方針転換して行くことにしました。よくぞ10日にガチャピンとメイドさんを呼んでくれた。
これが12日とかなら他に観たいのがほとんどいなかったから行ってなかったですよ。
ということでこの日は、屋台利用券X→モーニング娘。'19 →人間椅子→SCANDAL→
Gacharic Spin→阿部真央→緑黄色社会→BLUE ENCOUNT→→the GazettE→清水ミチコ→
BAND-MAID→宮本浩次→あいみょん→ROTTENGRAFFTY→四星球
以上の全15組を観てきました。この中には途中参加で２曲ぐらいしか聴いてない
アーティストも含まれてますが、それでも実質オープニングアクトの屋台利用券X以外は
全て当初の予定通りの完全制覇。会場エリアは広いだろうしおまけに暑いだろうから
実際この予定通りに回るのは厳しいかもと思ってましたが、いざ行ってみると
気温は関西よりは全然低かったし木陰も多かったし海からの風も涼しかったし、
さらに会場エリアの方は今年のでらロックフェスの5分の1ぐらいしか無かったので
余裕で完全制覇できました（笑）てか会場の端から端まで地下鉄３駅分あるという
でらロックはやっぱり異常だ（レポはこちら）だがこれでも観たいの全部は観られなかった。
あゆみくりかまき、OLDCODEX、MUCCなどは他のバンドとかぶって観られなかったし、
その中でもMUCCは今回を機にぜひライブを体験して、ガチャピンとムックのコンプリートを
したかったんですけどね。よりにもよってムックの楽曲のカバーをやったことのある
BAND-MAIDとかぶってしまうとは。ガチャピンとムックの対バンはいつ実現するのだろうか？
・屋台利用券X (WING TENT)
［セットリスト］
・ドッペルゲンガー
・プライド
8月8日にひたち海浜公園のLAKE STAGEで開催された、全国高校生アマチュアバンド選手権
「TEENS ROCK IN HITACHINAKA 2019」で優秀賞を獲得して出演を勝ち取った
大阪出身５人組ガールズバンド。リハーサルでたまたま聴いて良さそうだったので
行ってみることに。メロディが祭囃子風でノリの良い曲や、キーボードのキラキラ感を
生かした曲を披露してくれて計２曲とも良かった。まだメンバー全員女子高生にして
ここまで質の高いオリジナル曲で勝負できるとは、将来楽しみなバンドだと思いました。
てか屋台利用券Xって最初は何なのかと思いきやバンド名だったんですね。由来が気になる。
WING TENTの前に設置されたタイムテーブル表に屋台利用券Xと書かれていると
この時間に何かクーポン券のプレゼントでもあるのかなと思ってしまったじゃないか。
・モーニング娘。'19 (GRASS STAGE)
［セットリスト］
・みかん
・気まぐれプリンセス
・I surrender 愛されど愛
・恋愛レボリューション21
・シャボン玉
・ザ☆ピ～ス!
・泡沫サタデーナイト!
・LOVEマシーン
・One・Two・Three
・青春Night
・Are you Happy?
・わがまま 気のまま 愛のジョーク
・What is LOVE?
・ここにいるぜぇ!
もはや説明不要、昨年にはデビュー20周年を迎えた人気アイドルグループ。
10時半にライブがスタートして持ち時間50分の間、ＭＣなどはほとんど無しの
ノンストップで計14曲も歌い踊り続けるという圧巻のステージを見せてくれた。
メンバーの歌唱力も総じて高く、さらに楽曲の方は前半の「I surrender 愛されど愛」が
疾走感のあるデジタルポップ系の曲で、これには思いっきりノレたし盛り上がった。
それに加えて「LOVEマシーン」や「恋愛レボリューション21」などの初期のヒット曲も
しっかり聴けたのは、子供の頃にASAYANを見ていた者としてはやはり懐かしくて良かった。
初期の人気絶頂期にライブを体験したことが無い者が言うのもなんだが
ライブパフォーマンスの完成度でいえばむしろ今が全盛期なのではないだろうか。
今こそ再評価されてもいいのでは？そう思えるほどでしたね。
・人間椅子 (BUZZ STAGE)
［セットリスト］
・無情のスキャット
・芳一受難
・なまはげ
・針の山
結成30年超えの大ベテランである３ピースハードロック・メタル系バンド。
これまで個人的にはメロディが単調なイメージでほとんど聴いてなかったバンドだったが
いざ今回初めてライブを体験してみると、重厚な音と世界観に一発で引き込まれた。
坊主頭のベーシストの鈴木さんは衣装も含めてお坊さんみたいだし、
ギターボーカルの和島さんは修行僧に見えてくる。この見た目も楽曲の世界観を
一層引き立てていると言えるし、さらにはメロディや歌唱の方もお経風味に感じられて
これはこれは味があっていいなと思えてきた。重低音サウンドとの融合がお見事。
ＭＣでは午前中の日差しが最も似合わないバンドだと自己紹介してたのには
確かにその通りで不覚にも笑ってしまった。どう見ても真夜中のお墓が似合うバンドだ。
実際その直後に怪談をテーマにした曲をやると言ったりしましたからね。
こういうお坊さんメタルバンドが大型フェスに出られる時代になったというのは嬉しいし
大歓迎ですよ。人間椅子を出してくれるならば次はぜひ陰陽座も出して欲しい。
・SCANDAL (PARK STAGE)
［セットリスト］
・マスターピース
・瞬間センチメンタル
・STANDARD
・テイクミーアウト
・声
・Fuzzy
・会わないつもりの、元気でね
・恋するユニバース
・太陽スキャンダラス
説明不要のガールズバンドの代表格。以前に西宮ガーデンズでのフリーライブを観たのが
確か2010年頃だったので、約９年ぶりにライブを体験することに。
２曲目の「瞬間センチメンタル」から６曲目の新曲「Fuzzy」までしか観られなかったが
この中では「テイクミーアウト」の浮遊感ありつつも踊れるギターサウンドが
ＣＤで聴いた時よりも全然良く感じられたのが印象的だった。やっぱりこういう曲って
ライブ映えする。まぁ個人的には楽曲に関しては初期の頃の方が好きだったので結局は
「瞬間センチメンタル」が一番アガったんですけどね。どうか自作曲で名実ともに
ガールズバンド界を代表するレベルの傑作を出して欲しいと願ってるんですが・・・
（続く）
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