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2018年9月27日木曜日

[ライブレポ]  PASSPO☆「歌って踊って奏でる対バンツアー~Road to 中野サンプラザ~」

9月22日(土曜日)東京・中野サンプラザにて開催された、PASSPO☆のラストフライト
「歌って踊って奏でる対バンツアー~Road to 中野サンプラザ~」に搭乗してきました。







会場には数多くのアイドルグループや芸能関係者から花束が贈られていました。
フェスや対バンなどで競演したあゆみくりかまきや大阪☆春夏秋冬、
さらにはバンド勢からオメでたい頭でなによりなどの名前があったのも良かった。
そして風男塾の贈り物がデカ過ぎ目立ち過ぎ(笑)さすが男前だなと思いましたよ、
今年のTIFでのコラボステージもお見事でしたからね(レポはこちら


[セットリスト]


まずはインディーズデビュー曲の「Let It Go!!」に始まり、
メジャーデビュー曲で記念すべきオリコン1位獲得曲の「少女飛行」、
扇子を使ったダンスパフォーマンスもお見事な和風ロック「夏空HANABI」、
ぱすぽmeetsジャーマンメタルと称された私的最高傑作曲「WING」、
クルーの自己紹介曲で1対6に分かれるダンスフォーメーションも面白い「7's Up」と
序盤からPASSPO☆を代表する傑作曲の連発で大盛り上がり。ステージの上部には
巨大スクリーンも設置されていたことから、画面上に歌詞が流れたり
映像を使った演出が加わる曲もあったのが何とも豪華で、さすがツアーファイナル。

ダンスステージを計9曲披露した後は、BAND PASSPO☆としてガールズバンドへと変身。
さらにこの日のステージは煙が下から吹きあがる特殊効果も用意されていることを
なちゅ(岩村捺未さん)が紹介するも、指した方とは逆の方向から煙が吹き出してしまい
クルー達から一発2000円するのになどとツッコまれたのには笑ってしまった。
もはやわざとやってるのかとすら思えてくるけどのおとぼけっぷりだが
真剣にやってこれだからこそダメ人間界のカリスマなんだろうなぁ。
だがいざ曲が始まると空気が一転、まずは「BABP JUMP」のイントロからして
ドラマーのあんにゃ(玉井杏奈さん)の演奏の迫力に驚かされた。
後のMCでもドラムが最も自身を成長させてくれたと語っていただけある。
その後の曲でもみおみお(増井みおさん)のベースが活躍する場面があったり
曲終盤に軽くアドリブ演奏を入れたりと、バンドとしての成長を感じられた場面が
数多くあった。さらに「キャンディー・ルーム」「マテリアルGirl」では
ボーカルのもりし(森詩織さん)となちゅの2人が客席の通路に降りて
パッセンジャー(ファン)とハイタッチしながら歌うという素晴らしいサービスも披露。
もりしの方はなかなかステージに戻って来ないからどうしたのかと思いきや
2階席まで登って歌ってたらしい。あれほど抜群の歌唱を聴かせながら2階席まで登るとは
さすが体力自慢筋トレ自慢アイドルだ。有吉反省会に出演した時に紹介されていた
「ドンキーバックキック」は当ブログ管理人の筋トレメニューにも加えさせて頂きましたよ!
そして何より感動したのはBAND PASSPO☆のお披露目曲でもあった「Perfect Sky」。
スクリーンにはリリース当時の映像の数々と共に歌詞が映し出される中で
「♪いくつもの分かれ道 やり直すことが出来るから 答えを急ぐことないね」
このサビのもりしの歌声には泣けた。この曲は思わず自分と重ね合わせるものがある。
今まで何度も急いで焦って失敗してきた・・そんな自分への応援歌を歌ってくれたのだから。
PASSPO☆はロックな曲とポップな曲の両方が素晴らしいのが大きな魅力だったが
ポップサイドの曲の中ではこの曲こそ最高傑作であり、100万枚売れても良かった曲ですよ。

そしてインディーズ時代の曲とメジャー1stアルバムの曲で構成された
「懐かしの曲メドレー」では、バンドセットでハードロックな「Break out」を演奏した後
ダンスセットでキラキラポップな「ViVi夏」を歌うというPASSPO☆ならではの実力発揮。
メドレーといいながら計5曲全て1コーラス以上あったのも良かった。
さらにアンコールも計2回。まず1回目のアンコールではパッセンジャーの有志達が
PASSPO☆への感謝のメッセージの入った横断幕を、会場の両サイドに掲げる場面が。
さらに1階席には青のサイリウム、2階席には白のサイリウムが事前に配られており、
クルーが登場して曲が始まると同時にサイリウムの光により客席が空色へと染まった。
みんなで作るアイドルグループの名にふさわしい名演出だ。あらためてパッセンジャーは
ロック系アイドルグループの中でもとりわけ暖かいファンが集まっていたと感じられた。
そしてアンコール1曲目に披露されたBAND PASSPO☆の「Party like a Rockstar!」は
ガールズバンドとしての完成形を見せてくれたと言ってもいいほどの、
これぞガールズロックスターと呼びたくなるほどの最高にカッコいいステージだった。
BAND PASSPO☆がもう見られないなんてのはもったいなさ過ぎですよ・・・
「Music Navigation」では空中から星形のカードが舞う演出に加えて
「♪No Music No Dream」という歌詞も好きだった。PASSPO☆の音楽には夢が詰まってた。
そして曲終了後にはクルーとパッセンジャー全員による記念撮影をしたかと思いきや
クルー達が腰が曲がったおばあちゃんを演じながら(?)ステージから退場していく。
これはおばあちゃんになってもPASSPO☆という目標を掲げていたからなのか?
さすがにこんなおちゃらけた終わり方では終わらないよなと思ったということで
やはり期待通りに2回目のアンコールが実現。BAND PASSPO☆による「少女飛行」の後、
MCではリーダーのあいぽんがPASSPO☆魂について、時に涙ぐみながら語る。
そしてこの曲がラストナンバーだとクルー全員で決めていたという曲紹介で
最強ガールズパーティーロックチューンの「バチェロレッテは終わらない」を披露。
曲が終わると同時に照明が消え、スクリーンにエンドロールの映像が流れる。
既に卒業した3人を含む総勢10人の歴代クルーからのメッセージが流れたのも感動でした。


PASSPO☆のフライトを初めて体験したのは2012年。現在一部水没中の関西空港で開催された
フリーライブイベント「TABiフェス2012」でした(当時の駄文レポはこちら)
それまでは当ブログ管理人はバンドかアニソン系歌手のライブにしか行ったことが無く、
アイドルは好きか嫌いかでいえば好きだったものの、例えば握手券や特典会目当てに
お金を使いまくるのは私的にはありえなかったしそこまでハマることは無いと思ってました。
だがいざフライトを体験してみると、ガールズロックをダンスパフォーマンスで
より色鮮やかに表現するというスタイルが、今までに無い味わいで思いっきり盛り上がれた。
その後2回目のワンマンフライトでは、せっかく歌手が歌っている最中に観客達が大声で
コールをかぶせるというアイドル文化に馴染めないなぁと思ってしまい、
フライトからは少し離れていた時期があったものの、4枚目のアルバムリリース直後から
曲中の観客のコールはそういうものだと割り切って(笑)再び行くようになり、
気が付いたら東京・お台場のTIFまでフライトという、PASSPO☆がいなければ
行くこともなかったであろう場所にまで連れていってもらえて、
こんなに楽しい世界もあったんだと教えてもらうことができた。
そしてこの日の中野サンプラザのラストフライト。
計3時間というフライト時間の中でできる精一杯のことをやってくれたと思えたし、
MCで一瞬涙を見せる場面はあったものの最後までクルー全員が笑顔で最高に
楽しい時間を届けてくれた。だが同時に3時間では全然足りないとすら思ってしまった。
派生お祭りユニットの「はっちゃけ隊」の登場も無かったし豪華バックバンドの
「The Ground Crew」の登場も無かったし、5thアルバムの「Cinema Trip」で見せた
ゾンビ風ダンスや宇宙遊泳風ダンスを組み合わせた曲なども無かったし・・・
そんなことが次々と思い浮かぶぐらいに、無限の楽しみが詰まっていたグループだった。
空と旅をテーマにしたガールズロックユニットというコンセプトからして面白くて、
ロックな曲とポップな曲、ダンスとバンド、その両方ともが素晴らしくて、
もりしを筆頭にクルーの歌唱力も全体的にレベルが高くて、最年少のしっかり者から
最年長のダメ人間キャラまでいるというクルー7人のそれぞれの個性も魅力的だった。
少なくとも私の中ではPASSPO☆に並ぶほどのアイドルグループはもう一生現れないと思う。
解散後ももりしとあいぽんの2人はPASSPO☆の曲を歌い続けるという発表があったので
どうかその言葉を信じたい。PASSPO☆魂は不滅であって欲しいし、
当ブログ管理人も空と旅が名前に入ったブログ管理人としてPASSPO☆魂を持ち続けたいです。
以上、長文記事を最後まで読んで頂きありがとうございました。







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