Octaviagrace「 Polyhedra」 (2017/9/27) 1. Glorious world 2. unblown bud 3. Dear diablo 4. eternity 5. Ready for a moments [公式PV] お気に入り度:★★★★★★★★ (8/10) Octaviagrace(オクタヴィアグレイス)のミニアルバム。公式サイトによると 通算2枚目のEP扱いだそうだが、5曲入りなので実質1stミニアルバムでしょう。 現在は女性2人、男性2人の計4人編成で活動するインディーズバンドの作品で CDジャケット写真からして分かる通りアニソンっぽい曲も多いということで 今年2月に「でらロックフェスティバル」のライブ会場で購入して以来 (レポはこちら)ドハマリしてしまったアルバムでした。 まず1曲目「Glorious world」は新たな世界への旅立ちを歌った曲で メタルアレンジの効いたアッパーチューンでありながらもボーカルの実稀さんの 透明感に溢れた歌声と、楽器隊の奏でるメロディが抜群に美しい。 イントロのキーボードやギターのメロディからしてなんて華やかなんだ・・・ パンパカパーンと祝福のファンファーレが鳴り響いているかのよう。 これを感動的と呼ばずして何と言う。パンパカ感に溢れた曲大好き。 そして2曲目「unblown bud」ではイントロのピアノ速弾きにうぉぉぉぉーーっ!となった。 それでいて相変わらずメロディが綺麗。サビメロも抑揚に富んでいて魅力的。 近年のバンドシーンはテクニカルな速弾きを聴かせる演奏技術の高いバンドが全盛だが ならばOctaviagraceだってもっと評価されていいだろうと思ってしまうし このようなハードロック・メタルシーンにいるバンドにも光が当たって欲しいと思う。 なおキーボードのReanneさんは昨年12月をもってバンドを脱退してしまったらしい。 ここまで鍵盤を叩ける人は貴重なのにそれは残念だ。並みの人間なら腱鞘炎になりそう。 この最初の2曲だけで圧倒的なのに、さらにまだ傑作曲があるというからスゴい。 今作のPV付きリードトラックとなっているのは5曲目の「Ready for a moments」。 ドラマチックなサビメロは「♪予定調和を裏切る瞬間」という歌詞の通りであり 予測不能なまでの美メロの嵐の中で、ボーカルの実稀さんの美声の魅力が全開。 ハイトーンボイスに加えてビブラートやコーラスワークも美しい。 それでいてアニソンっぽいキャッチーさも有しているというから文句無しですよ。 ハードロック・メタルシーンにはこんなにも綺麗で美しい曲を歌うバンドも いるということが少しでも認知されて欲しいと、あらためて願いたくなる作品。 ボーカルの声質的には似たタイプのスピラ・スピカがアニソン系レーベルから メジャーデビューを果たしたならば、Octaviagraceもメジャーでアニソンを 歌って欲しいと、このCDジャケットを見ながら曲を聴いた瞬間に思ってしまった。 来月には通算3枚目のEPもリリースされるということでこちらも楽しみにしたいです。
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2018年9月30日日曜日
[CDアルバムレビュー] Octaviagrace「Polyhedra」
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