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2017年9月19日火曜日

[CDレビュー]  DISDOL「HARERUYA」


DISDOL「 HARERUYA【通常盤】」
(2017/1/13)

1. chessman  [公式PV]
2. メランコリックシンドローム
3. VICTORIA  [公式PV]
4. Jolly
5. NEW GENERATION  [公式PV] 
6. turbulence grid
7. FLASH BACK  [公式PV]
8. Pretty Girl  [公式PV]
9. 君へ・・・
10. Tail Wind
11. Mother  [公式PV]
12. 未来花
13. 君と悪魔
14. HARERUYA 
お気に入り度:★★★★★★★★★☆ (9.5/10)




DISDOLの1stフルアルバム。
2015年結成、東京を中心に活動するハードロックアイドルユニットの作品。
このグループの音楽はまさに90年代ガールズロックの進化系ハードロック。
公式サイトにて掲示されている楽曲コンペの募集案内には
「バンド系、特に90年代、00年代の主流だったサウンドに現代のサウンドを
ミックスさせたハードロック楽曲」と書かれていることからもそれが分かる。
もしも私が音楽の道に進んでいたならばDISDOLの楽曲コンペに応募してたこと
確実だったのに!と思ってしまうほどキャッチーなメロディが詰まった全14曲。

その中でも文句無しの大傑作曲は3曲目の「VICTORIA」。
まず作詞を担当したメンバーの小夏ちえりさんが、公式プロフィールにて
好きなアーティストにJAM Projectの名前を挙げているという時点で
当ブログ的には親近感ありまくり。さらに「♪抱きしめて -Victoria- 」
などといった歌詞を見るとJAMに加えて水樹奈々さんの影響も受けているのが分かる。
アニソンっぽくて、さらにサビメロが90年代ガールズポップ&ロックっぽくて
このメロディの良さはロック系アイドルの全楽曲の中でもトップクラスと言える。
それに並ぶほどの傑作曲が7曲目の「FLASH BACK」。
V系ロックを彷彿させるようなメロディと歌詞が光るラブソングで
シンセのキラキラ感もメタリックなギターも全てにおいてカッコいい。
楽曲の幅に関してはそれほど広くないのは気になったところだが、
ポップ感を増した「Tail Wind」にデジロック色強めの「未来花」、
ピアノの切ないメロディが響くロックバラード「君と悪魔」といった
アルバム後半のオリジナル曲も良かったので十分満足できる作品となりました。

ハードロック、メタル、V系などが好きな人もそうでない人も楽しめる作品であり
楽曲の質の高さはPASSPO☆やParty Rockets GTや仮面ライダーGIRLSなどに並ぶほどなので
そういったグループの曲が好きならばより一層おすすめしたい。
だがなんと最近になって、メンバーチェンジと共にバンド形式への移行が決定し
旧メンバー6人は全員卒業決定というまさかの発表が。
今後はロックフェスへの出演なども目指し活動をしていくとのことだが
ハードロック系の曲をやるならばそれなりに高い演奏力が必要になるので
これから披露される楽曲に制約がかからなければいいんですけどね・・・
ちなみにグループ名も当初のDISSENTER DOLLSからデビュー間もなく改名したそうだが
今の名前はディスるという嫌いな言葉を連想させてしまうから改名しなくてよかったのに。
なお公式サイトによると「当初のコンセプトはDISSENTER=追放されたを意味し、
他のゴシック&ロリータの惑星でロック過ぎて惑星から追放され
地球にやってきて歌を歌うというコンセプトだった」
なるほど。当初のコンセプトの方が面白かったと思う。こりん星みたいで。
そしたらニコリン星から来たTOMO-ZOさん擁するGacharic Spinと対バンをとも言えたのに。
ともあれガールズバンドになることが決まった以上は新メンバーに頑張って欲しいですね。







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