岸田教団&THE明星ロケッツ 「LIVE YOUR LIFE」(アーティスト盤) (2017/3/22) 1. 希望の歌 2. GATE ~それは暁のように~ [公式PV] 3. zero-sum game 4. GATE II ~世界を超えて~ [公式PV] 5. nameless survivor 6. 天鏡のアルデラミン [公式PV] 7. life logistics 8. EGOISTIC HERO 9. Ruler 10. Blood on the EDGE [公式PV] 11. vivid snow 12. LIVE MY LIFE [公式PV] お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10) 岸田教団&THE明星ロケッツの3rdアルバム。近年では数多くの アニメ主題歌も手掛けている、同人音楽出身4人組女性Voバンドの作品。 2、4、6、10曲目とアニメOP曲としてヒットしたシングル曲が計4曲入っているが サウンド的にはアニソンだとは全く想像もつかないぐらい、 今作もまたロックバンドらしい硬派でカッコいいガールズロック系の曲がズラリと並ぶ。 ギター、ベース、ドラム以外の楽器の音などは入らない曲が大多数。 1曲目「希望の歌」は激ロック系バンドがやりそうな直線的なシンセが加わった曲で いきなり変化をつけてきたのは意外だったが、肝心のメロディが単調に感じてしまったし 唯一のバラード曲である「vivid snow」もメロディにもたつきがあったのを聴くと やっぱり王道ロック路線のシングル曲こそ魅力を最大級に発揮できてると感じられる。 以前からこのバンドは、LiSAさんに「Empty MERMAiD」を提供したことでおなじみの THE MUSMUSという女性Voバンドとキャラがかぶってると思ってしまう。 ボーカルの声質がそっくりなだけに。両方聴いている人はほとんどいなさそうだが。 「MARINE SNOW」みたいなミドルテンポ曲の傑作曲を岸田教団も作れたらもっと良くなるはず。 それでもラストを飾るアルバムタイトル曲「LIVE MY LIFE」の歌詞はとても良かった。 「♪どんな正解も正論もいらない 上等に生きる気はない」 「♪君が単純な感情で生きるなら 人生は結構悪くない」 これぞ人生の応援歌だ。さもこれが正論だとばかりに追いつめて叩くような 言葉の数々はもう聞きたくない、そんなことをずっと感じていただけに、 この歌詞には励まされた。たとえ上等かつ上流な人生でなくてもいいんですよ、 人には人それぞれの生き方があるのだから・・・ 前アルバムでも同じことを感じたが、アニソン系アーティストとしては楽曲が 多彩さに欠ける傾向があるので、むしろこのバンドの作風は邦楽ロックを中心に 聴いている人の方が高く評価しそう。歌詞からしてシリアスな曲ばかり、 同じく教団を名乗るグループでも宗教法人マラヤとは作風が大違いだなと思ってしまった。 岸田教団は「♪仏像でブツぞ~」とか絶対歌わなさそうだし。それでもせめてアルバム曲では もうちょい遊びの要素を加えたりしてもいいんじゃないかなと思ってしまう。 ライブではとても盛り上がることができそうなバンドだけに、 ぜひ一度生で見てみたいと思うのだがなかなか機会が無いのが惜しい・・・
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2017年7月11日火曜日
[CDレビュー] 岸田教団&THE明星ロケッツ「LIVE YOUR LIFE」
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