ぜんぶ君のせいだ。「 アニマあにむすPRDX」 (2016/11/9) 1. やみかわぐんまーち 2. 無題合唱 3. オルタナティブメランコリー 4. 痛カルマバ◯ス 5. ルーザーごすぺる 6. ぼっちコネクト終 7. 拝啓、おとなグラム 8. フィリアフィリア 9. WORLD END CRISIS feat.◎屋しだれ 10. 僕喰賜君ノ全ヲ 11. 独唱無題 12. うぇゆうぇゆうぉっ~ヒネクレノタリ~ 13. ねおねおじぇらす めろかおす お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10) ぜんぶ君のせいだ。の2ndアルバム。 「病みかわいい」をコンセプトにした5人組アイドルグループの作品。 キュートな電波ソング系の曲に加えて今作ではロック系の曲が更に増え 楽曲の表現の幅も広がり、前作から一気に躍進を遂げた。 作詞GESSHI類という謎の作詞家により描かれたアナーキーな歌詞や 2曲目「無題合唱」などでみられるピアノロック系のサウンドなどを聴くと やはりこのグループもBiSの影響を受けているのがはっきりと分かるが、 時に可愛く、時にけだるいアニメ声歌唱がバンドサウンドに合わさるのは このグループならでは。前半の4曲目「痛カルマバ◯ス」などでは そこにラップも絡んできたりといったカオスな電波ロックっぷりに笑ってしまう。 「♪ぱきゅーん」って間寛平さんか?チャチャマンボを思い出してしまった。 6曲目「ぼっちコネクト終」は浮遊感漂うEDM系のミドルチューンで エフェクトのかかったボーカルも幻想的。こんな曲も歌えるんだと思いきや 7曲目「拝啓、おとなグラム」からはラウド系アイドル色がより強くなっていく。 そして今作のクライマックスが、ゆくえしれずつれづれの◎屋しだれさんを ゲストボーカルもといゲストシャウターに迎えた9曲目「WORLD END CRISIS」。 この曲はライブで衝撃を受けた曲としても伝説となった。 あまりにも悩ましくて痛々しいほどの愛を歌えばこうなるとばかりに 狂気を芸術へと昇華した楽曲であり、従来のアイドル楽曲の枠なんてのは軽く超えた ガールズエモーショナルロックの大傑作。サビの終わりのシャウトも圧巻、そして悩殺! ゆくえしれずつれづれは今や激ロックの常連グループとして紹介されているのに対し ぜんぶ君のせいだ。は紹介されたことが無いのか・・・載る資格はあるのに。 続く10曲目「僕喰賜君ノ全ヲ」は一転して明るいノリで突き進むデジロックチューンで 何とも微笑ましい。前曲とはうってかわってヤンデレだな。 12曲目「うぇゆうぇゆうぉっ~ヒネクレノタリ~」はラウドロックから ダンサブルなEDMへと展開、文字通りひねくれた曲ながらもそれでいて 起承転結がバシっと決まっているのが素晴らしい。ライブでも一緒に踊って盛り上がれる。 アイドルであっても曲はアーティスティックで、これまでには無かったような 新たな世界を作り上げたアルバム。自分は例えどんなに陰でバカにされたり煽られたりしても 今日紹介したぜんぶ君のせいだ。、さらにはBiS、椎名ぴかりんなどといった 型破りで面白い楽曲、面白いコンセプトを持った女性アイドル歌手達が好きです。 ガールズロックが好きだからというのも大きな理由ですが。むしろそれが一番だ。 現在はインディーズで活動中だが、もしこの先メジャーデビューとなると アルバムタイトル通りにアニメタイアップで売り出されたりするのだろうかと 期待してる自分がいる。ジャンルの枠を超えた活動もこれまで通り楽しみにしたい。 ミオヤマザキ、R指定(V系バンドの方)主催の対バンイベント「メンヘラの集い」に 呼んでもらえたのはさすがだなと思いましたよ。ヤンデレだからしょうがないね。
ブログトップ
2017年4月25日火曜日
[CDレビュー] ぜんぶ君のせいだ。「アニマあにむすPRDX」
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿