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2017年4月5日水曜日

[CDレビュー]  プルモライト「リインカーネイション」


プルモライト「 リインカーネイション」
(2016/10/12)

1. 8回目のマニフェスト
2. ぼくのスペクタクル
3. さよなら、リベルタ
4. scape goat
5. 真実の瞳
6. 絶対的幸福論
お気に入り度:★★★★★★ (6/10)




プルモライトの2ndミニアルバム。北海道出身・札幌在住の
4人組女性ボーカルバンドが輪廻転生をテーマにした作品を届けてくれた。
アルバム前半から聴かせるテンポの速いバンドサウンドはいかにも今風で
勢いに乗っている上に、ギターボーカルの上林唯愛さんの歌声が良い。
このタイプのバンドのボーカルにしては図太くて地に足ついている感があるのは
きっと北海道十勝の牛乳をいっぱい飲んで大きく育ったからだろうな。
サビメロも抑揚があってキャッチーなものが多い。今作を代表する曲である
1曲目「8回目のマニフェスト」はとりわけインパクトがあった。
ダンサブルなリズムにのせて「♪死にたいでも生きたい」とは、
歌詞の内容はずいぶん重いが、そんな辛いことも痛快に笑い飛ばすかのごとく前向きな曲だ。
これはライブで一緒に踊って楽しみたくなる。死ぬまで生きてやろうじゃないか、
そして生まれ変わってまた会おうじゃないか!と言わんばかりのアルバム作品だ。

曲数が全6曲と少なかっただけに、これがフルアルバムとなると
どこまで音楽の幅が広がるのか、今後に期待したい。
当ブログで登場した若手女性ボーカルバンドにしては珍しく(?)
これからブレイクもありえそうな近年の邦楽ロック的な音楽性なので、
たまにはこういうのも取り上げておかないと。
あらためて北海道や北日本出身のアーティストはいいのが多い。
きっと大空と大地の中ででっかい声出しながら大きく育ったからだろうなぁ。







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