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2016年6月24日金曜日

[ライブレポ]  NAONのYAON 2016(杏子、SHOW-YA)

(前記事はこちら)

・杏子

[セットリスト]
・星のかけらを探しに行こう
・イジメテミタイ
・PARADISE WIND(杏子×寺田恵子×Gacharic Spin)

1984年にBARBEE BOYSのボーカルとしてデビュー、1992年にソロ歌手転向。
後に結成したユニットである福耳も含めてほとんど曲を聴いたことのない歌手だったので
どうかなと思ってたのですが、バンドメンバーにGacharic Spinの皆さんが
登場した瞬間から一気に楽しみなステージへと早変わり。
2曲目の「イジメテミタイ」ではガチャピンのオレオ様とのデュエットを披露。
美熟女とセクシーダイナマイトの共演。杏子さんのハスキーボイスもいい味を出していて
これぞ女王様と呼びたくなるようなステージだ(笑)
こんなにも盛り上がるものを見せてくれるとは意外で面白かった。このフェスならではだ。

3曲目には1992年にリリースされた、バルセロナオリンピックの中継テーマ曲であり
寺田恵子さんのソロデビュー曲でもある「PARADISE WIND」を
ご本人様も登場してのデュエット形式で歌うことに。
この曲は子供の頃に聴いた記憶がなかったのだがあらためて今回聴いてみると
90年代ガールズロック全開な曲でとても良かった。なぜ今まで知らなかったのか・・・
バルセロナだと競技をやるのは日本時間の深夜になるということでオリンピック自体見てなかったんだろうな(汗)




・SHOW-YA

[セットリスト]
・限界LOVERS
・私は嵐
・紅
・FAIRY

トリを飾るのは当フェスの主催バンド。ガールズバンドの先駆け的な存在であり、
同時にハードロック・メタル系女性ボーカルバンドの元祖ともいえる存在。
まず1曲目にいきなり代表曲の「限界LOVERS」を披露。あらためてこの曲は傑作だ。
これほどまでに歌メロの良さと編曲・演奏のスゴさと妖艶さを高いレベルで兼ね備えた
ガールズメタルナンバーが、1985年の時点でリリースされていたとは驚きの一言。
しかもそれが大ヒットしたというのが二重の驚き。今の音楽シーンでは考えられない・・・
こういうのが評価される世の中ならばCyntiaの3rdアルバムだってヒットしたはずなのに(レビューはこちら)

3曲目には、一昨年にリリースされたカバーアルバムから
X JAPAN「紅」のカバー曲を披露。イントロが流れた瞬間に会場からは歓声が上がり、
そのまま一気に盛り上がるかと思いきや、ステージの左端から、なんと水谷千重子さんが登場。
なぜここで出てくるんだ!(笑)会場の張り詰めた空気が、一転して笑いへと変わってしまった。
それでも寺田姐さんが「紅だーー!」とシャウトした瞬間から再び会場のボルテージが上がる。
そのまま水谷先生との合唱に突入すると、姐さんは先生に負けじとばかりに
迫力満点の歌唱を聴かせ、これには会場の観客もクライマックス級の盛り上がり。
なお歌い終わった後のトークでは、今回初めて紅を歌った感想として水谷先生が一言。
「瀬川瑛子ちゃんの「命くれない」ならやったことあるんだけど」
これにはこの日一番爆笑してしまった。本当に腹抱えて笑ってしまったじゃないか・・・

2曲目「私は嵐」や4曲目「FAIRY」といった曲も、ベストアルバムのCDで聴いた時以上に
迫力を感じられた。音がより鮮やかで現代的、演奏&歌唱パフォーマンスも躍動感抜群。
SHOW-YAのライブを観るのは今回が初めてでしたが、期待以上でした。やはり主催者なだけあって
世代を超えた魅力がある。ガールズロック界のラスボスと呼びたい。


最後は本日の出演者の皆さんがステージに大集合。
楽器隊だけで何十人いるんだというような超豪華バンド編成にて、
NAONのYAONテーマソング「ROCK LOVE」をみんなで合唱。大団円を迎えました。
子供の頃の90年代から今までずっとガールズロック系の曲を聴いて育った者としては
夢のようなフェスでした。日曜の東京開催だと帰りが超強行スケジュールになることから
行くかどうか直前まで迷っていたのですが、今となってはなぜ迷ってたんだ、
こんな大チャンスをモノにできずしてどうするんだ!と過去の自分に言いたいぐらいだ(笑)
見事モノにできて良かったです。来年以降も行きたいがそう簡単には行けないだろうなぁ。
リニア中央新幹線ができて東京と奈良を1時間で行き来できるようになればチャンスも増えるのだが・・・



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